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(有)奥出雲椎茸は、菌床栽培用シイタケの自社開発に取り組み、「雲太ー1号」について農林水産省へ種苗法の品種登録を出願していましたが、この度平成30年1月30日に、島根県でキノコ類では初となる品種登録がされました。
種苗法の品種登録とは、新品種を開発した人(以下育成者という)の権利や利益を知的財産権として保護するため、登録した品種の育成者以外の利用を制限する制度ですが、その品種の独自性について国から正式に認めてもらったということでもあります。これまで県内では米、ボタン、いちごなどで品種登録がありましたが、キノコ類では今回が初めてです。
「雲太ー1号」は通常の椎茸に比べ大きく(かさの直径が8~10cm)肉厚で歯ごたえが良く、また風味も強いのが特徴です。そのまま焼いて食べるのが一番人気だそうですが、鍋に入れても歯ごたえがあり、いろいろな料理で美味しくいただけます。椎茸嫌いの子供でも「この椎茸なら食べられた」という声も良く聞き、好評を博しているとのことです。
今後も島根県の農林水産品が、全国にはばたいていってほしいと思います。