農家の方から、「畑に何か動物が侵入しているが何かはわからない」という相談を受けました。
現場に向い、畑を見てみると、次のような足跡が残っていました。
これからわかることは、①足の長さは人差し指の半分程度、②指が5本あり、爪が長いことです。
次に足跡の図と比べてみます。
①タヌキ ②アライグマ ③ハクビシン ④アナグマ
写真と図から、③ハクビシン、④アナグマの可能性が高いことがわかります。そして雲南管内では、ハクビシンは生息していないためこの足跡はアナグマということがわかりました。
鳥獣被害対策において、痕跡から加害動物を正しく特定することは重要です。加害動物を明らかにしてそれに対して対策をどうしていくかを考えます。
動物の足跡の見分けるのは難しいですが、ぜひチャレンジしてみてください。