
2月20日、仁多郡奥出雲町にて「里山の保全と循環する地域づくり講演会」が開催され、町内外から多くの参加者がありました。
奥出雲町では平成24年度から、間伐材を出荷すると1t当たり6000円分の商工会商品券と交換できる「奥出雲町オロチの深山きこりプロジェクト」という取組をしています。
プロジェクトの一環として、これからの里山振興に向けた多面的な意見をいただくため、国土防災技術株式会社執行委員 田中賢治氏、有限会社ウッズ代表取締役 能口秀一氏を講師に招いて講演会が開催されました。
田中氏は、「災害に強い森林づくり」と題し、森林と人との関わりや、森林の持つ機能を維持するためには継続的に人が手入れを行っていく必要があることについて、島根県内で行った実験結果も交えて講演されました。
国土防災技術株式会社執行委員 田中賢治氏
また、能口氏は、「家づくりを山からはじめるストーリー」と題し、自ら取り組まれている森林所有者と施主や製材業者をつなぐ木材コーディネーターの役割について講演されました。
有限会社ウッズ代表取締役 能口秀一氏
お二人のお話は今後の地域振興に向けて大変参考になる講演でした。