電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

城・城跡巡り 高知城

2017-01-16 22:07:27 | 歴史
今月3日は、久しぶりに高知城現存天守がある12城のうちの1城)を訪れました。

昨年末から年始にかけて、故郷・高知に帰省していましたが、帰京する前の今月3日、20数年ぶり(?)に高知城を訪れました。高知城は日曜市で有名な追手筋近くにあるのですが、ここには私の母校もあります。また、今回は弟と二人でしたが、母校近くの駐車場に車を止めました。



駐車場から高知城に向かう際、まず県立図書館前にあります初代土佐藩主・山内一豊の像を見ました。この銅像は桂浜にある坂本龍馬像等を手掛けた銅像作家・本山白雲の手によるものだそうです。



高知城は高知平野のほぼ中心に位置する大高坂山(標高44.4m)上に築かれた、梯郭式平山城ですが、規模的にはあまり大きなお城ではありません。しかし、追手筋から入城する前の追手門が現存し、天守共々、国の重要文化財に指定されています。



(天守と追手門(高知城以外では大手門と呼ばれる事が多いのですが、元は追手門と表記していたそうです)が現存し、同じフレーム内に収まるお城は、日本でもこの高知城のみだそうです)



追手門をくぐると、天守もぐっと近くに見えてくるのですが、天守に向かう途中、自由民権運動や戊辰戦争の新政府軍の一躍を担った、土佐の軍勢を率いた板垣退助の像もあります。この板垣退助ですが、民主政治の草分けとして人気が高く、戦後、何度か紙幣(50銭と100円)の肖像にもなった事があります。



また、城内には良妻賢母の見本とされ、司馬遼太郎原作の「功名が辻」の主人公・千代のモデルにもなりました、山内一豊の正室・見性院の像もあります。この像には、へそくりの大金をはたいて購入したという逸話にあわせて、名馬の像も一緒に建てられています。



この後、詰門をくぐり本丸に入ると、高知城の天守と御殿が見えて来ます。この御殿は、お殿様やその家族が住む住居酢スペースですが、現存する本丸御殿はここ高知城と川越城の2つのみです(本丸に限らず二の丸も含めても、その他に現存する御殿は、京都の二条城と静岡の掛川城の二の丸御殿のみだそうです)。





チケットを購入して、御殿や天守に入ると、高知城の歴史や駕籠や瓦等の史料、城の縄張りが分かる模型等が展示されていました。が、城よりも日本刀に興味がある弟にとっては、お目当ての刀の展示がなかった事は残念だったようです。



天守の最上階からは高知市内の中心部が見渡せるのですが、わが母校の時計台もよく見えました。



天守を見た後は矢狭間塀(敵に攻められた時は、この穴から矢を射る)を見て、お城を後にしました。



お城を見た後は、帯屋町アーケードで昼食を頂きました。これは、高知のB級グルメ(?)の鍋焼きラーメンですが、ちょっとスープがしょっぱかったですね。

※高知城は母校とすぐ近くですので、学生時代はこの城の周りを部活でランニングしていました。
※高知城は小振りのお城ながらも、いくつかの歴史的建造物が残る、とても大切なお城ですね。また、銅像もいくつか立てていたのですが、日本中には修復・再建もしていないお城も数多くあり、残念に思います(ま、お城の修復・再建、維持には莫大な費用が掛かるのでしょうけど、、、)。
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2 コメント

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重要文化財 (mugi)
2017-01-21 21:11:57
こんばんは、Marsさん。

 画像で見る高知城は美しい建造物ですね。さすが重要文化財に指定されることだけある。残念ながら仙台の「青葉城」は戦災で焼失、再建の目途さえありません。再建には莫大な費用が掛かるし、市民の熱意も薄いのです。

 Marsさんの母校の時計台も素晴らしいですね。時計台のある高校は珍しいのでは?わが母校にはそんな洒落た建造物はないし、男女共学で校名さえ変りました(嘆)。

 高知の地元グルメに、鍋焼きラーメンがあるとは知りませんでした。この店だけの特徴なのか、少し具が少ないようですね。私も鍋の〆にはラーメンを入れたり、袋入りインスタントラーメンは小なべで作ることがあります。
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RE:重要文化財 (Mars)
2017-01-23 12:44:05
こんにちは、mugiさん。

コメントありがとうございます。

高知城も他のお城と同じく、戦災で被害を受けましたが、運良く本丸等の建物は残りました。また、お城は生まれた時からありましたので、やはり地元自慢の一つですね。

私の母校も歴史は古く、旧制中学の時からありました。また、旧制中学時代に一度、甲子園に出た事があるそうですが、それ以降は出場の機会がありません。この唯一の甲子園出場は、四国勢初だそうですが、これからの後輩にはがんばってほしいものです。

鍋焼きラーメンの具材は、鶏肉・竹輪・卵・ネギとシンプルなものだそうです。また、スープは昔ながらのあっさりとしたものですが、機会がありましたら一度はお試し下さい。
(もつ鍋等の鍋料理の〆に、ラーメンや中華麺もいいですね~♪)
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