電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

米海軍 護衛駆逐艦 カノン級 DE-766 スレイター

2010-04-11 08:51:16 | 軍艦・ミリタリー
「真夏のオリオン」では敵方の船として、カノン級(キャノン級)護衛駆逐艦が登場しますが、このクラスの洋上模型を購入しました。

カノン級護衛駆逐艦は72隻の同型艦が建造されましたが、その優れた対潜能力を活かし、船団護衛等に従事、活躍しました。また、我が国を含め10数カ国に供与され、現在でもフィリピン海軍で運用されているそうです。
(下の写真は、海上自衛隊草創期の護衛艦(当初は警備艦に類別)として供与された「あさひ」の前身、アミック (USS Amick, DE-168) です)



また、「あさひ」は海上自衛隊除籍後、フィリピン海軍に供与され、「ダトゥ・シラチュナ(Datu Siratuna)」と改名・運用され、現在は除籍されておりますが、同型艦「ラジャー・フマボン」(海上自衛隊所属時の名前は「はつひ」)は、一時退役したものの現役に復帰し、2010年の今も現役です(耐用年数が通常25年と言われる軍艦の中、「ラジャー・フマボン」の艦暦は、2010年現在67年となるそうです)。



この息の長いカノン級ですが、戦艦や空母といった主力艦艇に随伴するのではなく、輸送船等の船団護衛に従事する事が多く、その対潜能力は優れております(「真夏のオリオン」の劇中でも、主人公を含め苦しめられました)。
また、72隻もの艦を竣工させる合衆国の工業力は、さすがとしかいえませんね(日本海軍最多の建造数を誇る松型駆逐艦でさえ、32隻の竣工に留まりました)。



模型の「スレイター」は1944年に竣工し、大戦時には北大西洋などで護衛・哨戒任務に従事しました。また、1951年に一旦、ギリシャ海軍に「アドニス」として供与されましたが、返還され、現在は記念艦として、ニューヨーク市ハドソン川にて一般公開中だそうです。

参考出典:
http://www.ms-plus.com/search.asp?id=40640
http://ja.wikipedia.org/wiki/キャノン級護衛駆逐艦
http://ja.wikipedia.org/wiki/あさひ型護衛艦
http://ja.wikipedia.org/wiki/松型駆逐艦
http://ja.wikipedia.org/wiki/ラジャ・フマボン_(フリゲート)

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