昨夜は午後10時00分過ぎに帰宅。アルコールが入っていたせいもあり、ゆったりと寝ようか思っていた矢先の午後10時47分ごろ、スマホの緊急地震速報が鳴り響き、同時にグラグラと揺れが来た。あわててリビングに行き、テレビのNHK速報をチェック。「能登地方で最大震度5弱を観測する地震」「震源地は石川県西方沖で、震源の深さは10㌔、マグニチュードは6.4と推定」のテロップが流れていた。自宅がある金沢は震度3だった。その後、速報値は更新され、震源の深さは7㌔、マグニチュードは6.6となっている。
揺れの中心にあたる震央が志賀町にある志賀原発と向き合っている位置にあり、津波は大丈夫か、原発施設への被害はないかなどと案じていたが、「北陸電力によると、停止中の志賀原発1、2号機に異常は確認されていない。また、敷地外の放射線量を監視するモニタリングポストの値に変化はみられない」「沿岸で若干の海面変動があるものの、津波被害の心配はない」とのコメントが流れていた。
ただ、元日の地震では午後4時6分ごろにマグニチュード5.5、震度5強の揺れがあり、その4分後の4時10分にマグニチュード7.6の地震が2回連動して起きて震度7の大きな地震となったので、今回もそのケースで前触れの地震後に本震がくるのではないかとしばらく身構えていた。1時間余り経って、ようやく寝付いた次第。
けさのメディア各社の報道をチェックすると、昨夜の地震で震度1以上の揺れは四国から東北へと広範囲で観測されている(※各地の震度図は気象庁公式サイトより)。能登半島で震度5弱以上を観測したのは、ことし6月3日の5強の地震が発生して以来となる。気象庁は元日の地震以降も周辺では地震活動が活発になっていて、今後も強い揺れが起きる可能性があるとして、注意するよう呼びかけている。
もう一点、今回の地震で気になっていることがある。最大震度5弱は輪島市門前町走出と志賀町香能で観測された。この2地点は海岸沖の震源から20㌔ほどと近くだった。ところが、この2地点は元日の地震で最大震度7が観測された地点でもある。震源の半島の尖端、珠洲市からおよそ45㌔離れていたにもかかわらず、最大震度だった。震源地の珠洲市や近隣の能登町は震度6弱から6強だった。震源地から遠方のポイントが揺れが大きくなる。このメカニズムはどうなっているのだろうか。
⇒27日(水)午前・金沢の天気 くもり時々あめ