古代都市バビロンに、二人の天使がやって来て、人々に魔術を教えました。
しかし、彼らは魔術を教える前に、
「これを習ってはいけない。正しい道が離れることになってしまうから。」
と忠告をしました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
では、黒魔術で、いったい何ができるのか。
前にも書いたように、一番有名なのは、男女の仲を引き裂くことのようです。
悪魔化したジン達は、一日の終わりに、反省会のような、表彰式のような会を開いているそうですよ。
その会合というのは、こんな感じみたいです。
ジンのお頭が、子分のジンたちにこう言います。
「お前らの中で、今日なんかすっげーことやったやついるか?」
「お頭!私はだれだれを、病気にさせましたぜ。」
「フムフム、他には、誰かいねえか?」
「私は、ある夫婦を仲たがいさせました。
あいつらあのまま離婚で間違いないっしょ。」
すると、お頭のジンは、
「おお。お前よくやったな。お前に冠を授けてやろう」
と言って、夫婦の中を割いたジンを表彰するそうです。
彼ら目線で見ると、夫婦を喧嘩させて仲を悪くさせることというのが、最高に悪いことのようです。
でなければ、冠なんてそう簡単にはもらえないでしょうから。
確かに、夫婦関係が最悪というのは、非常につらいことだと思います。
同じ家の中で、仲の悪い人と一緒に暮らしていくというのがどれだけ大変であるかは、
経験のある人であったら分かることでしょう。
そして、もし子供がいるとしたら、その子供が受ける影響というのも多大であります。
両親がいがみ合い、時には暴力を振ったり振られたりしている場面を見ている子供達。
父親の悪口ばかり聞かされて育つ子供達。
両親が不仲の家庭で育った子は、両親を尊敬しないというデータもあります。
また、受験にも失敗しやすいという報告もあるそうです。
そして、親が離婚をした子は、そうでない子に比べて、自分が家庭を持った時に離婚しやすくなるという報告もあります。
もちろん、常にそのような結果になるわけではないでしょう。
どんな家庭に育っても、立派に夫婦仲良くやっていける人はたくさんいます。
しかし、
家が平和でない子供達というのは、どうしても家以外の所に心休まる場所を探すようになります。
その場所が、子供達にとって最善の場所かどうか、、、。
このように、夫婦の不仲というのは、親も苦しいし、子も苦しい。
そしてその苦しみが、代々続いて行ってしまう可能性が大であります。
これが悪魔がなせる業。
一人でも多くの人間を悲しく、みじめにし、そして最終的には、みんな揃って地獄へ行こうとしているのです。
悪魔は、一人でも多くの人間達を、地獄へ連れて行こうと必死です。
黒魔術というのは、実は、悪魔崇拝と言っても過言ではありません。
なぜなら、悪魔に願いを叶えてもらうために、
悪魔の言うことを聞いて、悪魔の言葉に従うからです。
そして、最終的にたどり着く場所は、地獄だけです。
神様を崇拝するということは、まさしくこの真逆であります。
神様は私達とジン達に、良いことをすることを命じられます。
周りの人達に対する正しい態度、そして正直であること、清潔であることを良しとされます。
そしてその結果に続くものが、天国。
神様ではなくジン(悪魔)を崇拝した人間は、例えイスラム教徒であったとしても地獄行きは免れないでしょう。
なぜなら、神様はどんな罪を許してくれますが、神様以外を崇拝する事だけは決して許さないとおっしゃっています。
『誠にアッラーは、(何ものをも)かれに配することをお許しになられない。だがその外の事は御心にかなえば許して下さる。』
(4-116)
ただ、これには注釈が必要です。
イスラム教において、神様と同等なものがあるとし、それを崇拝することは最大の罪になります。
例えば、聖なる木が繁栄をもたらすと信じ、その木にお願いをしたり。
先祖が私達を守ってくれているからと、先祖を祭ったり。
などなど、いろいろあるのですが、
ものすごく気を付けていないと、日本のような社会においてはフツーにやってしまうことばかりです。
天と地を創った神様(アッラー)以外のものに祈る、これが最大の罪であり、これは許されないとあります。
しかし、
一つの条件さえクリアーしてしまえば、神様はこの最大の罪さえも簡単にお許しくださいます。
それは、それを悔い改め、やめること。
そうすれば、どれだけ長い年数、神様以外のものを崇拝していたとしても、なかったこととしてくれます。
黒魔術というのは、悪魔を崇拝し、その悪魔の言うことを聞くわけですから、最大最悪の罪であります。
黒魔術またはブラックマジックなどといった言葉を、その重さを認識しないで使っている人がいますが、
これは冗談や軽い気持ちで使ってはいけないものです。
またホワイトマジックというのは、良い意味で使われることが多いようですが、良いマジックなどというのは存在せず、
ジンを使って(またはお願いをして)やるマジックというのは悪でしかありません。
善い事なんてありません。
なぜかたまに、良いジンと交流してみたいという人がいるそうです。
「人間と3回も結婚してもどれもうまくいかなかったから、今度はジンと結婚したい」とか
不思議な考えを持つ人がこの世にはなぜかいるようですが、預言者さん(平安あれ)はおっしゃっいました。
「ジンとは関わりを持たないように」と。
なぜなら、私たちにはどのジンが良いジンで悪いジンであるかを判断する術がないのですから。
また、預言者さんはこんなこともアドバイスしてくれています。
「右手で飲み、食べなさい。ジンたちは左手で飲んだり食べたりするから。」
ジンの真似はしないように、ということですね。
また、当時の人達は外で排便をした際、石のような固形物を使ってお尻を拭いたそうですが、
預言者さん(平安あれ)は、石の代わりに鶏の骨などを使ってはいけないと注意されました。
なぜなら、鳥の骨などは、彼らジンの食べ物になるからだそうです。
よく霊感があるとか、霊感が強いなどと言われる人がいますが、
そのような人はこのジンを見ているのではないだろうかと思われます。
さて、それでは、どうして神様はこんなジンという厄介な存在をお創りに成ったのでしょうか。
クルアーンの中で、神様はこうおっしゃっています。
『人間とジンをつくったのは、ただ単にわれに仕えさせるため。』(51-56)
後述しますが、
人間も神を崇拝するために創られました。
そしてジンも同様に、ただ神様を崇拝するのが目的で創造されました。
人間が神様をしっかりと崇拝するのに、ジンの存在は結構邪魔ですよね。
しかし、これをテストと捉えると納得がいきます。
人生すべて、良いことも悪いことも、全部がテストです。
生きていると、いろいろな事が起きます。
その中には、良いこともあるでしょうし、悪い事だってたくさんあります。
その全て対しどう対応するかが、人生のテストであるのです。
なにか良い事が起きたとしましょう。
例えば、
思いもしないところから、お金が手に入った。
私達の認識から見て、これはとても良いことだと思います。
わーい、わーいと喜ぶかもしれません。
しかし、神様は見ています。
そのお金をどのような手段で手に入れたのか。
ちゃんとした手段で得たものなのか、そうでないのか。
利息はとっていないか、ギャンブルはしていないか、賄賂ではないか、など。
そして、その喜んで得られたお金を何に使ったのか、ということも見られています。
家族や周りの人の役に立つような事に使ったか、
または、悪事に使ったのか、等々。
全てが見られて、テストされています。
一見悪いことが起きた時も同様です。
例えば、駅に行く途中に、思いっきり転んでカバンの中の物が散らばってしまったとしましょう。
痛いわ、恥ずかしいやら、電車に乗り遅れるやら、良いことが全くなさそうに見えます。
しかし、これもまたテストであります。
その状況に対し怒りを覚えるか、今日1日ろくなことがなさそうだと悲観的になるか。
または、ぐっと我慢ができるか。
それともこの位で済んで良かった。
乗り遅れた電車には乗らない方が良かったのかもと思えるか。
そして神様にそのことを感謝出来るか。
いろいろなことが見られているのです。
この世で起きる出来事は、すべてテストです。
テストはいろいろな形で現れますが、対応はたったの2通りしかありません。
一見して悪いことが起きた時には忍耐。
一見して良いいことが起きた時には感謝。
そして、悪いことが起きた時にも、何か良いことがないかと探してそれに対しても、また感謝。
一見と書いたのは、
実は、私達に認識において良い事が、実は悪い事であったり、
反対に、悪い事が良い事であったりするからです。
クルーンの中で、神様もこうおっしゃっています。
『自分たちの為に善い事を、あなた方は嫌うかもしれない。
また、自分の為に悪い事を、好むかもしれない。
あなた方は知らないが、アッラーは知っておられる。』
(2:216)
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
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しかし、彼らは魔術を教える前に、
「これを習ってはいけない。正しい道が離れることになってしまうから。」
と忠告をしました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
では、黒魔術で、いったい何ができるのか。
前にも書いたように、一番有名なのは、男女の仲を引き裂くことのようです。
悪魔化したジン達は、一日の終わりに、反省会のような、表彰式のような会を開いているそうですよ。
その会合というのは、こんな感じみたいです。
ジンのお頭が、子分のジンたちにこう言います。
「お前らの中で、今日なんかすっげーことやったやついるか?」
「お頭!私はだれだれを、病気にさせましたぜ。」
「フムフム、他には、誰かいねえか?」
「私は、ある夫婦を仲たがいさせました。
あいつらあのまま離婚で間違いないっしょ。」
すると、お頭のジンは、
「おお。お前よくやったな。お前に冠を授けてやろう」
と言って、夫婦の中を割いたジンを表彰するそうです。
彼ら目線で見ると、夫婦を喧嘩させて仲を悪くさせることというのが、最高に悪いことのようです。
でなければ、冠なんてそう簡単にはもらえないでしょうから。
確かに、夫婦関係が最悪というのは、非常につらいことだと思います。
同じ家の中で、仲の悪い人と一緒に暮らしていくというのがどれだけ大変であるかは、
経験のある人であったら分かることでしょう。
そして、もし子供がいるとしたら、その子供が受ける影響というのも多大であります。
両親がいがみ合い、時には暴力を振ったり振られたりしている場面を見ている子供達。
父親の悪口ばかり聞かされて育つ子供達。
両親が不仲の家庭で育った子は、両親を尊敬しないというデータもあります。
また、受験にも失敗しやすいという報告もあるそうです。
そして、親が離婚をした子は、そうでない子に比べて、自分が家庭を持った時に離婚しやすくなるという報告もあります。
もちろん、常にそのような結果になるわけではないでしょう。
どんな家庭に育っても、立派に夫婦仲良くやっていける人はたくさんいます。
しかし、
家が平和でない子供達というのは、どうしても家以外の所に心休まる場所を探すようになります。
その場所が、子供達にとって最善の場所かどうか、、、。
このように、夫婦の不仲というのは、親も苦しいし、子も苦しい。
そしてその苦しみが、代々続いて行ってしまう可能性が大であります。
これが悪魔がなせる業。
一人でも多くの人間を悲しく、みじめにし、そして最終的には、みんな揃って地獄へ行こうとしているのです。
悪魔は、一人でも多くの人間達を、地獄へ連れて行こうと必死です。
黒魔術というのは、実は、悪魔崇拝と言っても過言ではありません。
なぜなら、悪魔に願いを叶えてもらうために、
悪魔の言うことを聞いて、悪魔の言葉に従うからです。
そして、最終的にたどり着く場所は、地獄だけです。
神様を崇拝するということは、まさしくこの真逆であります。
神様は私達とジン達に、良いことをすることを命じられます。
周りの人達に対する正しい態度、そして正直であること、清潔であることを良しとされます。
そしてその結果に続くものが、天国。
神様ではなくジン(悪魔)を崇拝した人間は、例えイスラム教徒であったとしても地獄行きは免れないでしょう。
なぜなら、神様はどんな罪を許してくれますが、神様以外を崇拝する事だけは決して許さないとおっしゃっています。
『誠にアッラーは、(何ものをも)かれに配することをお許しになられない。だがその外の事は御心にかなえば許して下さる。』
(4-116)
ただ、これには注釈が必要です。
イスラム教において、神様と同等なものがあるとし、それを崇拝することは最大の罪になります。
例えば、聖なる木が繁栄をもたらすと信じ、その木にお願いをしたり。
先祖が私達を守ってくれているからと、先祖を祭ったり。
などなど、いろいろあるのですが、
ものすごく気を付けていないと、日本のような社会においてはフツーにやってしまうことばかりです。
天と地を創った神様(アッラー)以外のものに祈る、これが最大の罪であり、これは許されないとあります。
しかし、
一つの条件さえクリアーしてしまえば、神様はこの最大の罪さえも簡単にお許しくださいます。
それは、それを悔い改め、やめること。
そうすれば、どれだけ長い年数、神様以外のものを崇拝していたとしても、なかったこととしてくれます。
黒魔術というのは、悪魔を崇拝し、その悪魔の言うことを聞くわけですから、最大最悪の罪であります。
黒魔術またはブラックマジックなどといった言葉を、その重さを認識しないで使っている人がいますが、
これは冗談や軽い気持ちで使ってはいけないものです。
またホワイトマジックというのは、良い意味で使われることが多いようですが、良いマジックなどというのは存在せず、
ジンを使って(またはお願いをして)やるマジックというのは悪でしかありません。
善い事なんてありません。
なぜかたまに、良いジンと交流してみたいという人がいるそうです。
「人間と3回も結婚してもどれもうまくいかなかったから、今度はジンと結婚したい」とか
不思議な考えを持つ人がこの世にはなぜかいるようですが、預言者さん(平安あれ)はおっしゃっいました。
「ジンとは関わりを持たないように」と。
なぜなら、私たちにはどのジンが良いジンで悪いジンであるかを判断する術がないのですから。
また、預言者さんはこんなこともアドバイスしてくれています。
「右手で飲み、食べなさい。ジンたちは左手で飲んだり食べたりするから。」
ジンの真似はしないように、ということですね。
また、当時の人達は外で排便をした際、石のような固形物を使ってお尻を拭いたそうですが、
預言者さん(平安あれ)は、石の代わりに鶏の骨などを使ってはいけないと注意されました。
なぜなら、鳥の骨などは、彼らジンの食べ物になるからだそうです。
よく霊感があるとか、霊感が強いなどと言われる人がいますが、
そのような人はこのジンを見ているのではないだろうかと思われます。
さて、それでは、どうして神様はこんなジンという厄介な存在をお創りに成ったのでしょうか。
クルアーンの中で、神様はこうおっしゃっています。
『人間とジンをつくったのは、ただ単にわれに仕えさせるため。』(51-56)
後述しますが、
人間も神を崇拝するために創られました。
そしてジンも同様に、ただ神様を崇拝するのが目的で創造されました。
人間が神様をしっかりと崇拝するのに、ジンの存在は結構邪魔ですよね。
しかし、これをテストと捉えると納得がいきます。
人生すべて、良いことも悪いことも、全部がテストです。
生きていると、いろいろな事が起きます。
その中には、良いこともあるでしょうし、悪い事だってたくさんあります。
その全て対しどう対応するかが、人生のテストであるのです。
なにか良い事が起きたとしましょう。
例えば、
思いもしないところから、お金が手に入った。
私達の認識から見て、これはとても良いことだと思います。
わーい、わーいと喜ぶかもしれません。
しかし、神様は見ています。
そのお金をどのような手段で手に入れたのか。
ちゃんとした手段で得たものなのか、そうでないのか。
利息はとっていないか、ギャンブルはしていないか、賄賂ではないか、など。
そして、その喜んで得られたお金を何に使ったのか、ということも見られています。
家族や周りの人の役に立つような事に使ったか、
または、悪事に使ったのか、等々。
全てが見られて、テストされています。
一見悪いことが起きた時も同様です。
例えば、駅に行く途中に、思いっきり転んでカバンの中の物が散らばってしまったとしましょう。
痛いわ、恥ずかしいやら、電車に乗り遅れるやら、良いことが全くなさそうに見えます。
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いろいろなことが見られているのです。
この世で起きる出来事は、すべてテストです。
テストはいろいろな形で現れますが、対応はたったの2通りしかありません。
一見して悪いことが起きた時には忍耐。
一見して良いいことが起きた時には感謝。
そして、悪いことが起きた時にも、何か良いことがないかと探してそれに対しても、また感謝。
一見と書いたのは、
実は、私達に認識において良い事が、実は悪い事であったり、
反対に、悪い事が良い事であったりするからです。
クルーンの中で、神様もこうおっしゃっています。
『自分たちの為に善い事を、あなた方は嫌うかもしれない。
また、自分の為に悪い事を、好むかもしれない。
あなた方は知らないが、アッラーは知っておられる。』
(2:216)
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
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