今日はミーティングでの平田さんのお話をお伝えいたします。
まずは平田さんにお願いした経緯から。じつはホームページに「資料」というカテゴリーを作っていただいていますが、みなさんお読みになったでしょうか? 一つはアメリカのP-FLAGのホームページの中から「Our Daughters and Sons」という箇所を翻訳して載せていただきました。内容は次のようなものです。
●我が子がゲイである事を初めて知ったとき、一体どうすれば?
●我が子はもう以前の我が子ではないの?
●なぜ話してくれたの?
●なぜもっと早く話してくれなかったのか?
●なぜ我が子が同性愛者に?
●どうして我が子の性的指向を理解できないのでしょう?
●心理学者や精神科医に相談するべき?
カミングアウトしたときに家族に読んでいただいくにはとてもいい内容だと思います。是非お使い下さい。私も息子からカミングアウトされたとき、「すこたん企画」のサイトの『同性愛の基礎知識』を渡されて理解することができましたので・・。
そしてもう一つは当会のパンフレットです。両面に印刷して三つ折にすると、とてもいい(手前味噌ですが・・)パンフレットになります。会の目指すものがわかっていただけると思います。いろいろなところに置いて宣伝していただけるとうれしいです。手にとって見てくださる親御さんもいらっしゃるかもしれませんし、そこから少しでも理解へとつながればいいなと思います。そのパンフレットの中に携帯の番号を載せました。土・日だけですがご連絡いただけるようにしています。カウンセリング用ではなくあくまでも連絡用なのですが、やはり、どのような内容のお電話があってもある程度の対応ができるようピアカウンセリングについて教わりたい、という思いがきっかけで平田さんにスピーカーをお願いしたのです。
これまでのご経験やご自身のカミングアウトについてもいろいろと語ってくださったあと、『悲嘆のプロセス』というものについて教えてくださいました。これもP-FLAGのホームページの中で説明されているものだそうですが、つまりカミングアウトされたときどのような心理を経ていくのか、という内容です。
まずは・・
①ショック、マヒ状態(思考停止状態)・・・なるほど、どの親も経験しますね。
②否認・・・そんなはずはない、信じられない、受け入れられない!!
③罪悪感・・・自分が悪かったのだろうか・・? 心が内に向いている状態。
このような段階にあるときの接し方として (ここがピアカウンセリングに必要なのでしょうね)
1、 傾聴・・・寄り添う、話を聞く、つまり情緒面でのサポート。
2、 受容と共感・・・「わかりますよ」と受け止める。知識・情報などの提供。
3、 フィードバック・・・共感をこめて繰り返す「辛いのですね・・」「信じられないのですね・・」 というふうに。相談者は自分の状態を相手から聞くことで自分を確認することができ、次の段階へと進めるようになる。
④いろいろな思いや感情や問いを表現するようになる
この段階がとても大切!心が外に向くようになるので、このときに適切な知識や情報を与えると理解できる場合もある。
⑤関係性の決定
1、サポーティブ
2、限定付・・・ここまではOK、これ以上はごめん。
(例)2丁目には絶対に行くな!とか・・(笑)
3、完全な無視 ・・・「結婚」とか「孫」の話題が以前のように出される。
⑥真の受容
このような問題の原因が子どもにあるのではなく社会にあることを理解し、堂々と生きていくことを応援する!! 「つなぐ会」の親はこの状態になっていますので、どうぞみなさんご安心を。そして会に来てくださる親御さんも少しずつここに近づいていきます。
お話の間もいろいろな質問がありました。たとえば「⑤の3で止まっている場合、どうすればいいのでしょうか?」など。「本をいつも机の上に置いておけば・・」「親子関係を良くすることがまず大切なのでは・・」「うちの場合は・・」などなどみなさんのアドバイス。そしてある親の一言「親は子どもがかわいくてしょうがないもんや。今何を言っていても最後は負けるよ・・」親一同、「そう、そう!」
また「みなさんカミングアウトすると親を失望させるのでは・・と思っているのでしょうけれど、親が子どもに失望することなんて他にもいっぱいあるのですよ。成績が悪いとか、いい学校に入れなかったとか、態度が悪いとか・・。でも親は親でそんなことを乗り越えて、子どもと前向きに生きていかなければいけないんですよ。だから心配せずに話してみればいいのではないですか・・」というご意見も。ほんとにそうですね。
■■それからこのミーティングには関西テレビから勉強させてほしいと記者の方とカメラマンの方が参加してくださいました。とてもよく理解してくださり、社会に伝えたいとおっしゃってくださっています。次回の様子をカメラで取材したいということでしたが、やはり「つなぐ会」はみんなが安心して何でも話し合えるところにしたいので、カメラはお断りすることになりました。ということで今後もカメラは入りませんのでどうぞ安心してご参加下さい。
まずは平田さんにお願いした経緯から。じつはホームページに「資料」というカテゴリーを作っていただいていますが、みなさんお読みになったでしょうか? 一つはアメリカのP-FLAGのホームページの中から「Our Daughters and Sons」という箇所を翻訳して載せていただきました。内容は次のようなものです。
●我が子がゲイである事を初めて知ったとき、一体どうすれば?
●我が子はもう以前の我が子ではないの?
●なぜ話してくれたの?
●なぜもっと早く話してくれなかったのか?
●なぜ我が子が同性愛者に?
●どうして我が子の性的指向を理解できないのでしょう?
●心理学者や精神科医に相談するべき?
カミングアウトしたときに家族に読んでいただいくにはとてもいい内容だと思います。是非お使い下さい。私も息子からカミングアウトされたとき、「すこたん企画」のサイトの『同性愛の基礎知識』を渡されて理解することができましたので・・。
そしてもう一つは当会のパンフレットです。両面に印刷して三つ折にすると、とてもいい(手前味噌ですが・・)パンフレットになります。会の目指すものがわかっていただけると思います。いろいろなところに置いて宣伝していただけるとうれしいです。手にとって見てくださる親御さんもいらっしゃるかもしれませんし、そこから少しでも理解へとつながればいいなと思います。そのパンフレットの中に携帯の番号を載せました。土・日だけですがご連絡いただけるようにしています。カウンセリング用ではなくあくまでも連絡用なのですが、やはり、どのような内容のお電話があってもある程度の対応ができるようピアカウンセリングについて教わりたい、という思いがきっかけで平田さんにスピーカーをお願いしたのです。
これまでのご経験やご自身のカミングアウトについてもいろいろと語ってくださったあと、『悲嘆のプロセス』というものについて教えてくださいました。これもP-FLAGのホームページの中で説明されているものだそうですが、つまりカミングアウトされたときどのような心理を経ていくのか、という内容です。
まずは・・
①ショック、マヒ状態(思考停止状態)・・・なるほど、どの親も経験しますね。
②否認・・・そんなはずはない、信じられない、受け入れられない!!
③罪悪感・・・自分が悪かったのだろうか・・? 心が内に向いている状態。
このような段階にあるときの接し方として (ここがピアカウンセリングに必要なのでしょうね)
1、 傾聴・・・寄り添う、話を聞く、つまり情緒面でのサポート。
2、 受容と共感・・・「わかりますよ」と受け止める。知識・情報などの提供。
3、 フィードバック・・・共感をこめて繰り返す「辛いのですね・・」「信じられないのですね・・」 というふうに。相談者は自分の状態を相手から聞くことで自分を確認することができ、次の段階へと進めるようになる。
④いろいろな思いや感情や問いを表現するようになる
この段階がとても大切!心が外に向くようになるので、このときに適切な知識や情報を与えると理解できる場合もある。
⑤関係性の決定
1、サポーティブ
2、限定付・・・ここまではOK、これ以上はごめん。
(例)2丁目には絶対に行くな!とか・・(笑)
3、完全な無視 ・・・「結婚」とか「孫」の話題が以前のように出される。
⑥真の受容
このような問題の原因が子どもにあるのではなく社会にあることを理解し、堂々と生きていくことを応援する!! 「つなぐ会」の親はこの状態になっていますので、どうぞみなさんご安心を。そして会に来てくださる親御さんも少しずつここに近づいていきます。
お話の間もいろいろな質問がありました。たとえば「⑤の3で止まっている場合、どうすればいいのでしょうか?」など。「本をいつも机の上に置いておけば・・」「親子関係を良くすることがまず大切なのでは・・」「うちの場合は・・」などなどみなさんのアドバイス。そしてある親の一言「親は子どもがかわいくてしょうがないもんや。今何を言っていても最後は負けるよ・・」親一同、「そう、そう!」
また「みなさんカミングアウトすると親を失望させるのでは・・と思っているのでしょうけれど、親が子どもに失望することなんて他にもいっぱいあるのですよ。成績が悪いとか、いい学校に入れなかったとか、態度が悪いとか・・。でも親は親でそんなことを乗り越えて、子どもと前向きに生きていかなければいけないんですよ。だから心配せずに話してみればいいのではないですか・・」というご意見も。ほんとにそうですね。
■■それからこのミーティングには関西テレビから勉強させてほしいと記者の方とカメラマンの方が参加してくださいました。とてもよく理解してくださり、社会に伝えたいとおっしゃってくださっています。次回の様子をカメラで取材したいということでしたが、やはり「つなぐ会」はみんなが安心して何でも話し合えるところにしたいので、カメラはお断りすることになりました。ということで今後もカメラは入りませんのでどうぞ安心してご参加下さい。