☆今日はとってもうれしいお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。あるレズビアンのカップルがWeddingPartyを行われたというご報告です。 ブログへの掲載をお願いしたところ「読まれた方に少しでも踏み出す勇気を与えられる一助になれたら・・」ということで、ご承諾をいただきました。(お名前などは省いています) その後のお便りにも・・・ 「私たちは、それぞれが父親とバージンロードを歩き、両方ともが母親にベールダウンをしてもらいました。 とありました。うれしいですね!!お二人の、そしてご両親やご家族のみなさんの幸せな笑顔が目に浮かぶようです。私たちこそ幸せを分けていただきました。本当にありがとうございました。 私は息子のWeddingPartyを秘かに楽しみにしているのですが、叶うでしょうか・・・?いつか叶うといいな・・・そうすれば安心して死ねるんだけどな・・・なんて、死ぬのはまだ早い!!(笑) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ こんばんは。
かなりイレギュラーな式となりましたが、人生最高の思い出です。
鐘の音を聞きつつフラワーシャワーの中、手をつなぎながら2人で教会をあとにして歩いた思い出だけで、一生生きていけそうです!」
感謝の気持ちをお伝えしたく、突然ですがメールをさせていただきます。
私たちは女子同士のカップルで、5・6年前に2・3度ほど家族の会に参加させて頂いた者です。
当時の私たちは大学生で親にカミングアウトをしておらず、今後はお互いをパートナーとして紹介し合い家族ぐるみで付き合っていきたいという希望はあったものの、
どのように私たちの関係性を親に伝えていいかわからず悩んでおりました。
特に子どもにとって親というのは、近いようでとても遠い存在であり、大好きな親に嫌われたくないという思いからどう伝えていいのか分かっていませんでした。
当時の私たちは、同性の恋人がいるということを伝えると、今までの親子関係すべてが崩れてしまうかもしれない、という思いさえありました。
そんな時この会に参加し、神戸のお母さんや東京のお母さん方に出逢い、私たちの想いをありのまま相談をさせていただいたところ、「あなたたちが幸せに生きているという姿以上に、親が望むことは何もないよ」と温かい言葉で伝えていただきました。
親が子どものことをどう考えているのか分からなかった私たちにとって、その言葉には大変励まされ、とても勇気付けられました。
その後いろいろ二人で考えた後、親にありのままの私たちの想いを伝えました。
当時は、かなり涙ながらに、「こんな娘で本当にごめんなさい。。」と言いながら、
だけど「世界で一番大好きで大切にしたいと思えるパートナーに出逢い、今私はとても幸せで、これからも大切な人と人生を共に歩んで生きたい」と必死に言葉にして伝えました。
そして、その後色々とあったものの、昨年2010年に両親・兄弟・友人を呼んで念願の WeddingPartyを行うことができました。
両親にカミングアウトし、WeddingPartyに参加してほしいと言うまでにはわたしたち自身戸惑いや負い目がありましたが、「幸せに生きていこうとする姿こそ、、」という想いをもちながら両親に私たちの生き方を必死に伝えました。
WeddingPartyの中では、「もう一人娘が増えたと思うとうれしい」という言葉も両親から聞けたりし、戸惑いはあったものの自分の信じる道を隠さず伝えてよかったなぁとつくづく思っております。
現在はお互いの両親共にお中元を贈ったりする仲で、娘としてもうれしい限りです。また、先日には親戚にも会ったりし、二人だけの関係が「家族」として広がりをもって生きられていることに心底幸せを感じています。
最近は「LGBTの家族と友人をつなぐ会」からも遠ざかっており、ご無沙汰をしていて恐縮なのですが、
このように会の皆様に励まされ、勇気をいただき、こうやって何年か経ったあとも忘れず心の指針として生きている者もいるということをお伝えしたく、メールをいたしました。
特に両親へのカミングアウトというのは、友人にするものとはまた一段レベルが違っていると思っています。
誰しも両親を大切にしていきたい、両親から愛されたいという想いは一緒ですし、両親を大切に思えば思うからこそ自分の人生が生き辛く自分なりの幸せを見失うのではないかと思っています。
そんな中このような会があり、「LGBTの子をもつ親の立場から」と非常に身近で且つ普段接している年代とは違う皆様方からお話をいただけたのは、私たちにとってはとても貴重でした。
私たちがそうだったように、今後もきっとLGBT当事者およびLGBTの親の拠り所となる会だと思っていますので、
きっと続けていかれるには多々大変なこともあるかと思いますが、ぜひこれからも続けていっていただければと心より応援しております。
長々と取り留めなくなりましたが、5年越しのお礼の言葉とさせていただきたいと思っております。本当にありがとうございました。