名鉄にステンレスカーが本格的に採用されてから早くも20年になろうとしています。
古くは6500系開発時から検討されていたといいます。
そして今の3300系や3150系がデビューしてから数年後、名古屋本線以外の有料特急もミュースカイを除き一部特別車化に。その方針でパノラマスーパーの1001〜1010F、1017〜1021Fは余剰になりました。1001Fは結局、部品取りで完全に廃車されましたが、残りは今の5000系に車体更新され現在に至っていますね。
車体更新とか走行機器流用車両と聞けば、昔の3780系や2代目3300系、6750系、7300系のように乗り心地の悪さをイメージしてしまいますが、この2代目5000系の走行機器やブレーキ、台車、マスコン、冷房装置は至って良品!! やはり、レベルも全然違いますね。
この5000系についてはファンによっては好き嫌いもあるらしい。
嫌いと答えた方では、台車が古いとか、滑らかな加速ではない、加速力が鈍い、モーターのパワーが弱い……など。逆に好きと答えた方では、かつてのパノラマカーやスーパーロマンスカー並みの高速性能、冷房装置や台車のモノが良い……などです。
まあ、ファンからは、専ら9500、9100系だけを増備した方が早いという声が多いようだ。その一方で、5000系を廃車時にまるまる車体を捨てるとは何とも勿体無いという声も。
私自身も何とか車体を残して、走行機器だけをリニューアルつまりVVVF化出来ないものか?とは思いますね。
ギア比や限流値などを上手く設定すれば、5000系の未施工組成とか、あるいは今後も残る6500、6800系後期型とも営業併結可能になるのかも。
長野電鉄や伊豆急などのように早くも界磁チョッパに見切りをつけた地方私鉄も出ているようだし、補修部品の枯渇に備えて名鉄側もそろそろ考えるべきでなかろうか??
捻出された古い制御機器は、2031年頃まで残る見込みのパノラマスーパー、1200系の補修部品として保管したらどうか?

名市交N3000形が登場する前、在名テレビ局の報道番組だったような覚えがありますが、鶴舞線と豊田線の新型車両に「共通設計車両」なるものを投入し旧型車を置き換えていくというニュースがスクープされました(※まるはち交通センターには記述がありません)。しかし、その後何の進展・ニュースもなく、2011年から2023年にかけて名市交は自社設計のN3000形を計16編成投入して3000形を全て置き換えました。一方で名鉄はN3000形タイプの「共通設計車両」の投入ではなく、100系111F~115FをVVVF制御に改造して今でも使い続ける。116Fと211F~214FのVVVF改造の予定は全く聞きません。2026年度を目標としている鶴舞線ホームドア設置も、名市交も名鉄も車両側の改造工事を一切行っていないので、このまま車掌操作型がQRコード方式でのホームドア稼働になるのかもしれません。
100系はコロナ禍のいつだったか、あまりに外板の塗装の痛々しい車両に遭遇したこともありますが、後に検査入場とともに塗り直されていました。
瀬戸線6750系も、カルダン制御・HSCブレーキ改造可能な設計でしたが、結局改造されないまま全廃になりました。
名鉄は、床下機器やブレーキ装置を全面的に更新することには消極的だと思われます。5000系の部品の確保ができている限りは、決して潤沢とは言えない財政事情の中今のままで使い続け、部品確保ができなくなったらあっさりと廃車するのかもしれません。
不幸にも仮にそうなった場合でも、座席とか案内表示機器など、まだまだ使えそうな部品は上手に転用して欲しいと願っています。
・・・一体いつの時代の何の話しよ!?
>・・・一体いつの時代の何の話しよ!?
土川・竹田両氏は過去に名古屋鉄道の社長だった方です。
土川元夫氏は1961年12月2日~1971年11月29日まで、竹田弘太郎氏は1971年11月30日~1982年までそれぞれ社長を務めました。
両氏について詳しくは下記サイトを参照して下さい。
土川元夫 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%B7%9D%E5%85%83%E5%A4%AB
竹田弘太郎 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E7%94%B0%E5%BC%98%E5%A4%AA%E9%83%8E
鉄道ピクトリアル通巻第816号、2009年3月臨時増刊号「特集名古屋鉄道」内の「対談名古屋鉄道の鉄道事業を語る」で、名古屋鉄道株式会社 代表取締役副社長 鉄道事業本部長(書籍発売当時)の柚原 誠氏が、豊田線100系について名古屋市との共通設計車で更新したいと発言されてます。
これが実現しなかったのは、瀬戸線全車両の4000系への置き換えを優先したからでしょうね。
2010年度から5年間は本線系統の新車製造を中断して4000系を集中して製造してますから。
残念ながら私はその鉄道ピクトリアルを読んでいなかったので当時の副社長がそういう発言をしていたとは存じ上げませんでした。
私は中京テレビ・メ〜テレ・CBC・テレビ愛知・東海テレビ、どの局だったかは記憶がありませんが、この中のどれかの局の報道番組で「共通設計車両導入予定」のスクープを報道していたのを見た覚えはあります。
4000系で瀬戸線在来車置き換えを完了させても、100系置き換えには着手していませんし豊田線車両自体全く進展がないですね。それどころか豊田線を走らないステンレス車両での本線系車両の置き換えに戻っています。
JR九州103系がワンマン非対応で故障を繰り返しまくって福岡市地下鉄の堪忍袋の緒が切れて305系投入を急いだのとは違い、名鉄100系が故障の少ない車両なのはそうかもしれませんし外板の傷みも結局検査入場時に塗り直されるので「元に戻る」のでしょうが、やはり豊田線は名鉄の中でも後回しにされがちなのは否めないと思います。
2026年度を目標とする鶴舞線ホームドア稼働も、東山線や名城線のケースからして車両面では既に置き換えや対応工事に着手していないと間に合いませんが、それもなされてないということは、VVVF更新車の減価償却が終わっているとしてもこれからも100系をそのまま使い続けるのでしょうね。
まあ、それはそれで大事だろうが、経営も決して楽ではないこのご時世。運賃等値上げならば、細かい部分での節約もして欲しいです。例年から見れば、そろそろ来年度分の新車も発注すべき時期に。もしこれらも9500系や9100系を総計16両を超える発注を既にしているようならば、5000系のリニューアルは勿論のこと、豊田線用の新車デビューも望めないだろう。
5000系や100、200系の件も含めて、これからの車両政策、そして1200系の車両更新の在り方についても名鉄側には問いただしたいほどの気持ちです。
名鉄の車両方針云々にいろいろ意見があって気になって仕方がないのであれば、一層のこと名鉄の株主になって株主総会で質問してみるのも一手です。
7000系や7500系全廃決定の際は「残念。寂しい。しかしながら社会が求める車両ではなくなった……」とも。1998年頃の発言です。
当の彼は今、どういうご心境かな?
また今の髙﨑社長のはっきりした方針も知りたいですね。不動産畑の方とか。