TOMIXのレール・制御システムでレイアウトを作製しているのですが、TOMIXの最大の利点の一つはポイントの種類の豊富さにあります。特にY字ポイントは小さいながらも容易に分岐できるため、省スペースレイアウトには重宝します。我が電鉄では、シーサス1カ所を含め全14カ所のポイントのうち、Y字ポイントが6カ所と約半数を占めています。
ポイントを使っていると、その前後で電圧降下が生じる場合があります。電圧降下が起きる場合には予備フィーダを設置することで改善する場合がありますが、我が電鉄の場合、予備フィーダでも改善出来ない箇所が何カ所かありました。そこで、ポイント自体を調整し、電圧降下を低減することを行いました。
本線上に電圧降下を起こすY字ポイントが1カ所あったので、調整しようとした際、ふとした「はずみ」でY字ポイントの心臓部である「トングレール」を折ってしまいました。レイアウトに固定しているため、容易に取り外すこともできず、また当然のことながら予備のトングレールなども持ちあせていないため、咄嗟に折れたトングレールを接着剤で接着してみました。どうもY字ポイントのトングレールは金属部品ではないようなので、接着剤でもなんとか接着したようです。車両も難なく通過し、分岐にも支障がなかったので、しばらくそのような状態で運用していました。
壊れたままというのも精神衛生上よろしくないので、この休みを利用して、既に購入した新規のY字ポイントと交換作業を行いました。バラストを取り除いたり、固定した前後のレールも併せて取り外すなど結構手間な作業でしたが、無事新品と交換することが出来ました。
トングレールの折れたY字ポイント
ポイント全体を交換したせいかよくわかりませんが、今まで電圧降下のため必ず減速していた箇所でしたが、スローで通過させても-以前なら必ず停止するような速度でも-減速・停止しなくなり、見た目には速度変化がほとんど認められなくなりました(本当ならテスターで確認しなくてはならないのでしょうが)。新年早々、宿願の問題を一つ解決することができ、幸先の良い年始めとなりました。
最後ではありますが、必ずY字ポイントやその他のポイントで電圧降下が起こるわけではありません。我が電鉄で起こった出来事を紹介しただけであることをご承知願います。
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