2年ほど前、西洋美術史の授業で
カラヴァッジョについて勉強しました。
もともと日本人に人気がある印象派の絵が好きだったので
あまり興味がなく授業を受けました。
ですから
カラヴァッジョのことなんて
知ってるはずがありません。
先生は丁寧にかつ興味を持つように
考えられた授業内容で
最後の授業ではすっかりカラヴァッジョの魅力に
取り憑かれてしまいました。
今回3回目のひとりイタリア旅
毎回目的としているオペラの公演が運悪くなかったため
絵画を中心にしたいと考えていたわけです。
まあ、その考えも
初日から崩れてしまいましたが。。。
そのプランの中に
カラヴァッジョの絵画も入っていました。
本来なら、
今回本物に会えるのは2作目となるはずでした。。。
(もしかしたら日本で作品を見ているかもしれませんが、
今までは全く興味関心がなかったのです。
それだけ印象がない感じでした。)
お初にお目にかかりまして。
ということに。
イタリア美術史上最も優れた静物画といわれている
《果物籠》
マンマ、画像アップするために
全く手を加えていません。
1597年ごろの作品といわれており
画集ではとても鮮やかに載っていますが
本物はこの色に近いです。
油彩・カンヴァス、31×47cm
想像していたものと違い
小さかったのです。
その上、色も。。。
そうよね〜。
500年近く前の作品だもの。
よく残っていただけでも大したものですね〜。
カラヴァッジョは天才がゆえに
波乱万丈、奇想天外、
四字熟語まだあるかな〜。
要するに殺人なんかもしてるので
イタリア中逃げ回って
貧困と戦い、教会や貴族のために絵を描く。
ゆえに
イタリアの北から南、シチリアやマルタ島などにも
作品が残っています。
バロック絵画の巨匠とされてます。
画集はこんな風に鮮やかです。
カラヴァッジョがいなかったら、
印象派もなかったと思われるくらい。
やってることは
狂気の沙汰だけど、時代背景もあるし、
天才画家なのです!!
この人がカラヴァッジョ❤️(ウキさんより)
カラヴァッジョの《果物籠》の感想はですね。
カラヴァッジョの一生を勉強していたので
彼の思いが作品に込められていると思うと
感無量でした。
でも、
鮮やかな画集の絵を見ていたので
がっかりしたのも事実です。
ヴェールがかかっているようで
細かい部分がよく見えず、
(近くで穴が開くほど見てもよ〜。)
周りには誰も人がいなくて。。。
日本で見たら
「作品の前で立ち止まらないでください。」といわれるのがオチ。
なのにね。
まるで、初恋の人に何十年も経ってから会って
がっかりする感じ。
でも、好きなことには変わりません❣️
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