初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第1859回】注文住宅

本日から5月気持ちの良い一日です。


昨日は再来頂いたお客様との打ち合わせ。

その中で注文住宅の話に...


お客様からすれば、注文住宅は非常に

分かりにくいかと思います。

間取りや仕様に制限がほぼ無いため、

こだわりをしっかりとお持ちの

お客様からすれば最高ですが、

日本人は住まいやインテリアデザインに

そこまでこだわりがない方も多く、

そういう方の場合、注文住宅だと

本質的な家づくりの素晴らしさが

伝わりにくいこともあるかと思います。


そういうお客様には、コンセプトが明確な

規格住宅の方が分かりやすいかなと感じます。


デザイン、間取り、価格、仕様が

最初から決まっているので、

分かりやすい上に他社と比較しやすく、

まさしくお客様からすれば買うか

買わないかの決断がしやすいと言えます。


個人的に思うのは、

どんな家が自分たちにふさわしい

のか、よく分かっていないけれど、

格好の悪い家には住みたくない、

と思っている若い方には、規格住宅は

ありがたいということ。


住宅会社側からしても、とにかく

お客様から早く結論をいただけます。


ただ規格住宅を扱う上で注意しなくては

ならないことがあります。


それは売り手側が商品の説明をした後、

お金や土地の話を詰めていくだけの

商談になりやすい、ということ。



違う言い方をすれば、お客様の

ご要望を引き出したり、

お客様の今の生活を理解した上で、

「こういう間取り・仕様・デザイン

にすると良いですよ」といった、

提案型の商談になりにくい

ということなのです。

お客様がしたい暮らし、したい子育て、

やりたい趣味などをヒアリングし、

それらを実現するための具体的な

提案をすることで、お客様と信頼関係が

構築されていくのですが、

雑な営業マンだと商品と価格の説明をして、

買うか買わないか、という決断を迫るという、

非常に良くない商談になったり

することもあるのです。

つまり、規格住宅だけを扱っていると、

真の提案力が身につかない可能性がある、

ということですね^ ^;


そして真の提案力が無ければ、やはり一生に

一回の大きな決断をする際、お客様が自分たちを

選んで下さらない確率が上がってしまいます。


自分たちが扱っている商品を俯瞰して見て、

何が最適かということを常に考えたい

ものです。



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