この環境を用意していただいた、社長を初め、部長、支店長、支店メンバーには心より感謝申し上げます。
私がこの会社で大切にしている事、それは毎回のようにお伝えしている”コンセプト”です。
そして、このコンセプトにとって一番大切な事それは、ストーリーの中に抜き差しならない切実な
ものがあるという事です。
「切実さ」は「面白さ」とは少し違います。面白いというのはあくまでも自分を主語にしています。
自分にとって面白い事でなければ、コンセプトの戦略理解は深まりません。
しかし、面白いだけではその情熱は長続きしないように思うのです。戦略ストーリーが長期的なものを
視野に入れたとするならば、それだけの長丁場を支える屋台骨として面白さを超えた切実さが必要になります。
コンセプト(戦略ストーリー)にとって切実なものとはなにか...?突き詰めれば、それは「自分以外の誰か
のためになる」ということだと思います。直接的には顧客への価値の提供ですが、その向こうにはもっと大きな
社会に対する「構え」なり「志」のようなものがあるはずです。
「社会貢献」とか「世の為、人の為」というと何やらきれい事に聞こえるのですが、自分が楽しい
、自分の為になるという事だけでは、決して長続きはしないと思うのです。
この変化の激しい時代、しかし人間の本性はそう簡単には変わりません。その本性に直接的に訴える
「切実なもの」をベースに少なくとも自分では「世の為、人の為」と信じられる事でなければ20~30年
続く仕事としてもたいないのではないでしょうか?
この意思の継続こそが企業を100年~200年と持たせるカギとなると思います。次の世代へ「きちっと」
考えを伝え続ける組織にする担い手として、自分を高めていきたいと思います。
皆様、今後共ご指導の程何卒宜しくお願い致します。
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