当たり前のように横行しておりました。
もしかしたら、もっと酷いかもしれません。
記憶に新しいのが、建築偽装問題。
所謂、姉歯事件です。
一級建築士が行なった国土交通大臣認定
構造計算ソフトウエアの計算結果を改ざん
した形での構造計算書の偽装を建物の
建築確認・検査を実施した行政および
民間の指定確認検査機関が見抜けず、
承認。地震国の日本において、建築基準法
に定められた耐震基準を満たさない、マンション
やホテルなどが建設されていたという事実は、
人命や財産に関わるものであることから
大きな社会問題となりました。
つまり、解らないように、気づかれないように
安く仕上げようとしたわけですね!
しかし、このような問題があってからでも
建築費用の割合が多い主要構造部の柱や
土台の価格を抑える為、耐久性のない素材を使い、
仕上げている会社や...
原価意識が極端に強い会社が、職人の手間を省き、
合理的な競争力のある価格帯にしている実態。
現場の回転数を上げる事に注視するあまり
工期が短く、いち業者が何件も掛け持ちで
施工にあたるケース...などなど
結果、職人が責任を全うしないので、
建物の質が落ちる事に...
姉歯事件以来、整備された建築基準法というしっかりした
ルールがありますので、重大な瑕疵に関わることは無い
と思いますが、逆にこの最低限のルールさえ守れば
という考え方があるのも事実。
前回の話にもありますが、使命感が生まれない環境は
プロ意識を奪っていき、一事が万事となり得ます。
ですから、身につまされる思いで、今回の出来事を見守って
おります。
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