今年の夏は木曽駒ヶ岳の麓でキャンプをした。
もちろん釣りがメインではあるが、木曽の自然を満喫してきた。
標高も町でも800メートルあるから、東京と比べれば夏でも若干涼しい。
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本当に沢山の川や沢が流れていて、釣りをしたのはほんの一部であったようだ。
それでもその川の水の美しさや、豊かさを感じた(魚はそれ程釣れなかったが)。
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木曽は山間の町で、メインとなる道路は19号線ではあるが、これは塩尻辺りで甲州街道の20号へと変わる。
電車は中央本線が通っており、それらが谷間を縫うように走っている。
地図で改めて俯瞰してみると、とにかく360度山に覆われているのがわかる。
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木曽駒ヶ岳の向こう側は駒ヶ根市であるが、平野部は広く中央自動車道も通っている。
だから木曽駒ヶ岳を登ろうとしたら、殆どの人が駒ヶ根方面から登ることになる。
同じ山でも、見る方向からでは印象も変わってくるのである。
木曽檜というように昔から森林資源が豊富なところだ。
山奥が故に人があまり立ち入らないということは、自然もたくさん残されているのである。
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『男はつらいよ』の撮影でよく木曽が使われているのは、そういった昔の面影が残っており必然的に旅情を感じさせるからであろう。
2日目は午前中の釣りを遅く切り上げたために、昼食が遅くなってしまった。
どうせならまた蕎麦が食べたいなと木曽福島宿まで足を運んだが、寸でのところで閉店となってしまった。
閉店するのがどの店も早い気がするが、その福島宿の趣といったらこれはもう映画の撮影に即使えそうなくらい郷愁があった。
それと、近くに阿寺渓谷という綺麗な渓谷があるのだが、そこにもぜひ行ってみたい。
阿寺川は阿寺ブルーと呼ばれているようで、綺麗すぎて魚を釣るのが難しいほど透明度が高いそうだ。
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旅の最後は木曽川本流で竿を出した。
ここはウチの人のお義父さんが生まれ育った場所で、ご先祖様の墓地も近くにあり三年前に一度訪れた場所なのだ。
その時と同じように、今回も自動販売機でファンタグレープを買いお墓参りをした(ご先祖様はファンタグレープが好きだったみたいだ)。
墓参りがついでなのか釣りがついでなのか分からないがまあ良いでしょう。
お義父さんは少年時代のあまり食い物がない時代に、夏になるとよくフルチンになって川でタナビラ(アマゴのこと)を捕まえて食べたそうだ。
そんな話を思い浮かべながら竿を煽っていると、真っ黒く日焼けした坊主頭の少年達が自転車でやってきた。
何をするのかなと傍観していると、いきなり服を脱いで川に飛び込んだ。
え?釣りをしてる傍でいきなり泳ぐかなと一瞬思ってしまったが、いくらお金を払ってるからとはいえ僕らの方が部外者でここは彼らの遊び場なのである。
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近寄って青年達に話を掛けてみると、「僕らもたまにタナビラを壁に追い込んで獲る事もあります」との事だった。
壁や岩の隙間に追い込むことがコツなのだとか。
なんだ、昔も今も変わらないのかと思ったが、少年らはその壁に登り川にダイブする遊びをしていた。
都会ではこんな遊びは出来ないので、これはこれで羨ましいではないか。
まあ、水の事故が多いから気をつけて夏の最後を満喫してくれよと心の中で僕は思った。
僕はサンダルを履いてちょっと水に浸かって釣りをしていた。
少し上流に行こうかなと移動した矢先、岩の上を踏んだ時にツルッと足が滑った。
次の瞬間、体は見事に横に傾き、モノの見事にバッシャーン!と川に倒れてしまった。
冷てえ!!
くそ!パンツまで半分濡れてしまったよ。
ウェーディングブーツを履いて釣りをしてる感覚であったのがいけなかった。
人の心配をしている自分が、まさか最後に川にダイブするとは思わなかったよ。
東京からは遠い場所だけど、またいつの日か木祖村に訪れてみよう。
もちろん釣りがメインではあるが、木曽の自然を満喫してきた。
標高も町でも800メートルあるから、東京と比べれば夏でも若干涼しい。
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本当に沢山の川や沢が流れていて、釣りをしたのはほんの一部であったようだ。
それでもその川の水の美しさや、豊かさを感じた(魚はそれ程釣れなかったが)。
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木曽は山間の町で、メインとなる道路は19号線ではあるが、これは塩尻辺りで甲州街道の20号へと変わる。
電車は中央本線が通っており、それらが谷間を縫うように走っている。
地図で改めて俯瞰してみると、とにかく360度山に覆われているのがわかる。
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木曽駒ヶ岳の向こう側は駒ヶ根市であるが、平野部は広く中央自動車道も通っている。
だから木曽駒ヶ岳を登ろうとしたら、殆どの人が駒ヶ根方面から登ることになる。
同じ山でも、見る方向からでは印象も変わってくるのである。
木曽檜というように昔から森林資源が豊富なところだ。
山奥が故に人があまり立ち入らないということは、自然もたくさん残されているのである。
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『男はつらいよ』の撮影でよく木曽が使われているのは、そういった昔の面影が残っており必然的に旅情を感じさせるからであろう。
2日目は午前中の釣りを遅く切り上げたために、昼食が遅くなってしまった。
どうせならまた蕎麦が食べたいなと木曽福島宿まで足を運んだが、寸でのところで閉店となってしまった。
閉店するのがどの店も早い気がするが、その福島宿の趣といったらこれはもう映画の撮影に即使えそうなくらい郷愁があった。
それと、近くに阿寺渓谷という綺麗な渓谷があるのだが、そこにもぜひ行ってみたい。
阿寺川は阿寺ブルーと呼ばれているようで、綺麗すぎて魚を釣るのが難しいほど透明度が高いそうだ。
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旅の最後は木曽川本流で竿を出した。
ここはウチの人のお義父さんが生まれ育った場所で、ご先祖様の墓地も近くにあり三年前に一度訪れた場所なのだ。
その時と同じように、今回も自動販売機でファンタグレープを買いお墓参りをした(ご先祖様はファンタグレープが好きだったみたいだ)。
墓参りがついでなのか釣りがついでなのか分からないがまあ良いでしょう。
お義父さんは少年時代のあまり食い物がない時代に、夏になるとよくフルチンになって川でタナビラ(アマゴのこと)を捕まえて食べたそうだ。
そんな話を思い浮かべながら竿を煽っていると、真っ黒く日焼けした坊主頭の少年達が自転車でやってきた。
何をするのかなと傍観していると、いきなり服を脱いで川に飛び込んだ。
え?釣りをしてる傍でいきなり泳ぐかなと一瞬思ってしまったが、いくらお金を払ってるからとはいえ僕らの方が部外者でここは彼らの遊び場なのである。
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近寄って青年達に話を掛けてみると、「僕らもたまにタナビラを壁に追い込んで獲る事もあります」との事だった。
壁や岩の隙間に追い込むことがコツなのだとか。
なんだ、昔も今も変わらないのかと思ったが、少年らはその壁に登り川にダイブする遊びをしていた。
都会ではこんな遊びは出来ないので、これはこれで羨ましいではないか。
まあ、水の事故が多いから気をつけて夏の最後を満喫してくれよと心の中で僕は思った。
僕はサンダルを履いてちょっと水に浸かって釣りをしていた。
少し上流に行こうかなと移動した矢先、岩の上を踏んだ時にツルッと足が滑った。
次の瞬間、体は見事に横に傾き、モノの見事にバッシャーン!と川に倒れてしまった。
冷てえ!!
くそ!パンツまで半分濡れてしまったよ。
ウェーディングブーツを履いて釣りをしてる感覚であったのがいけなかった。
人の心配をしている自分が、まさか最後に川にダイブするとは思わなかったよ。
東京からは遠い場所だけど、またいつの日か木祖村に訪れてみよう。
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