Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

台風と手打ちうどん

2014-10-06 | Weblog

山登りに行くはずだったが、台風の影響で予定が狂ってしまった。

毎回ほんとーに、タイミングを狙って発生してるんじゃないか、と思ってしまうくらいピンポイント。

で、そう言う時は家で大人しくしてるしかないので、それじゃあ前からやってみたかったうどんを作ろうじゃないかと思った。

 

ラーメンよりも蕎麦よりも最近うどんにはまっているのは、山梨で吉田うどんを食べてからである。

あのインパクト大な、麺の太さ、モチモチとした噛みごたえは、一度食べると病みつきになってしまうのではなかろうか。

だけど、残念だがらあまり吉田うどんの麺が出回って無く(殆ど無い)、一般的には讃岐うどんの方だ。

ならば讃岐よりも吉田うどん風のうどんをつくろうと思ったのだ。

 

いざ、ネットで調べようとしたら、やはりその殆どが讃岐うどんなので、結局讃岐を作ることにした。

材料を揃えて、うどんを作る場所を確保して準備はできた。

 

 

小麦粉や水などは基本通りにと、しっかり測りで図る。

こね鉢とか無いから、一番大きいボールで美味しくなれと唱えながら捏ねる。

もし本格的にやるんだったら道具も一通り欲しいけど、初めてだし美味しくなるか分からないので、道具は家に有るもので代用する。

 

 

ちょっと捏ねたらそれらしくなった。

この玉をビニール袋に入れて一時寝かせるんだけど、この時間帯が結構アバウトで季節によっても違うらしい。

30分くらい寝かせたら足で踏む(寝かせてる間次の工程を頭に叩きつける)。

 

 

この足で踏むことにより麺に腰を出すと言うが、どのくらいまで踏むのかも割と適当であり、とにかく沢山踏んだ。

なんどかうどんを踏んだら、またコイツを寝かせる。

その間サザエさんでも見てましょう。

 

 

さて、いよいよ寝かせたモノを伸ばすが、気分はうどん職人になった気分だ。

うどんがくっ付かない様片栗粉をまぶす。

棒が短いので少々やり辛いが割と上手く行き、思ったよりも粉っぽくならなくて良かった(蕎麦とかだと家じゅうが粉だらけになってしまうらしい)。

うどん打ちはまったく初めてなのだが、今の感じだと失敗は無さそうなのだ。

 

 

意外と難しいのが、うどんを切る際に太くなってしまった事だ。

太い麺が好みだが、これではちょっと太過ぎてしまった為にきし麺みたくみたくなってしまいそうだ。

でも見た目は悪くない!と言うか美味しそうだ。

 

 

たっぷりのお湯で12,3分茹でる。

グツグツ...

茹で時間も適当。

氷水で締めて、ささっと醤油を掛けて出来あがり!

 

 

ど、ど、どうでしょう?

モグモグ...

う、美味い!

 

麺が太く歯ごたえがあり過ぎてつるつる感が無くなってしまってるから、讃岐うどんとしては失敗。

でもこのごわついた麺の食感はまさしく吉田うどんになってしまっている。

 讃岐うどんを作ったつもりだったが、結果吉田うどんになってしまった。

 

この麺のクオリティーは吉田うどんの店が出せるくらいじゃないべか?

よーし、まず店の名前は『東京うどんセンター』にしよう...いや僕は東京の端っこに住んでるから『うどんリバーサイド』か...ちょっとかっこ悪いので『ナイスアーバンうどん』、『ライオンズうどん』、『リヴェール吉田』。

 

 と、まあ台風で家の中に籠っていたわけである。

 


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