満足したら旅館へ戻って睡眠だよ
そうそうこの旅館は江戸時代の庄屋宅を改築したらしくて
たいそう立派な造りになってるんだけど
ってことは要するにお家な訳
だから客室だからといって
専用のドアとかなんてなくて
ふすまに鍵が無理矢理取り付けてあるんだよ
簡単な感じでしょ?
とにかく壁が薄くてね
部屋のドアもないような旅館だったから
早朝からドタバタうるさくて
無理矢理起こされたって感じだったよ
温泉ではないんだけど
24時間入れる大浴場からの海を臨めるってんで
寝る前にも入ったんだけど
真っ暗だったんだよな
朝はそれこそ海や山々の景色が
何よりの御馳走でね
なんとも清々しくリフレッシュできたよ
部屋の窓からは松越しの海だよ海
なんともいい天気で
暑ささえなければ最高なんだけど
とにかく好天ってのは気分はいいよ
エアコンもよく効いてて部屋は居心地が良かったよ
9時前だったけど泳ぎ始めてた…
福井県のことも小浜市のことも
何も知らないで来たからね
ちょっと情報を仕入れて
小浜でも保存区域に指定されている
『小浜西組』ってとこを散策しに出向いてみたんだよ
さすがに京都で生まれて育ってきたせいか
感動はなかったかな…
気持ちは分からなくもないんだけどね
ただ散策してる途中に発見っ!!
横ばいになった猫っ!!
きっとどこかの飼い猫なんだろう
近づいても逃げる気配はなかったよ
一心不乱で草をモグモグしてた
奇妙な柄の猫だったけど
やっぱり猫は可愛いな…
その西組にある『常高寺』へ
特別な思い入れなんてのは
全くなかったんだけどね…
さて昼食だよな
やっぱり海がすぐそこって環境なんだから
『海鮮』!!
フィッシャーマンズワーフへ直行!!
あれやこれやといろいろ見て回ったけど
結局その向かいにある市場へ
その中にあった食堂で刺身定食っ!!
なにもかも絶品だったね
おしむらくはご飯が少し『べちゃ』っとした
炊きあがりだったんだよな…
何はともあれ初めての福井県散策だったんだけど
小浜ってとこは感じのいいとこだったよ
海があって山があってね
ワンドリンクサービスがあったからではないけど
人柄も良さそうだったしね
まぁ住みたいとは思わないけど
遊びに行くにはいいとこだと思ったよ
だって映画館や美術館も見当たらなかったし
好みの服屋も雑貨屋も家具屋もね…
ただ自然の豊富さがね
心から休まるんだよな
何はともあれ
また訪れたいと思う場所ではあったよ
そういう意味じゃ今んとこロンドンが1番なんだけどね…
なんとね俺は初めてだと思ってたんだけど
こいつを読んでくれてる人からの情報によると
俺は7~8年前に「釣り」をしにいってたんだよな…
まぁ自力じゃなかったから実際何県のどこっていう
認識が薄かったんだろうな… ってことで
自分の中では折り合いを付けてみたけど…???