昨日の着付け教室にて。
昨日は2月とは思えない暖かな日で、一瞬、単衣を着ようかと。
でも悲しいかな、単衣は数が少なくて…💦 結局、在庫(?)が多い袷の着物の中で一番薄手の大島紬にしました。
大島と言っても東京の村山大島紬で、母が愛用していた着物です。軽くて着心地バツグン! 裾の擦り切れを自分で切って直したので丈が短くなり、おはしょりが以前よりやや短いです。母は私より小柄なのに大きめの寸法だったため、この方法で大丈夫でした。
母は「女並」で作ったと言ってましたね。これは女並み寸法のことで、今ならプレタ着物のMサイズくらいの感覚でしょうか。だいたい身丈150~155cmくらいだったようです(母は身長145cmくらいだったか)。
着物を日常的に着ていた時代は、今より大まかな寸法で仕立てて、ざっくり着ていたんですよね。自分の体型が変わったり、娘や親戚などに着物を譲ったりするときのためということもあったのでしょう。
今は着物はおしゃれ着として着ることが多いから、自分の寸法で仕立てますけどね。そのほうが着付けしやすいです。
母の着物はだいたい「女並」で、そのおかげで私は楽に着ることができていてありがたいです。
※追記 母の「女並」は身丈と身巾で、裄と袖丈は身体に合わせて短いため、私は裄出しして着ています。袖丈はそのまま(短くても意外に目立たないんです)。
↓帯はアンティークの帯皮を仕立て直したもの
↓暖かい日だったので、ウールコートではなく羽織にしました