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GW休みも終わりに近づいたある日、晩酌用のウィスキーが切れたので、近所でもカルトな品揃えが評判の酒屋さんへ。
ここは、週末になると車に乗ったオトーサンたちが缶ビールをケースでいくつも買って帰る名物店ですが、洋酒もスタンダードなものから珍しいものまで、色々揃っています。しかも、都心の有名量販店にも負けないくらい安いので、私も自宅用やお遣い物に割と重宝しています。
ウィスキーの棚も充実していて、シングルモルトも結構珍しいボトラーズものが置いてあったり、バーではマイナーなアイリッシュ・ウィスキーが何種類もあったりで、店主のこだわりが感じられます。今回の目当てはシングルモルトではなくブレンデッドですが、バランタインやシーバス、オールドパーはメジャーすぎて(かつ値段が高いので)パス。家で飲むのは、値段なんか気にせずじゃんじゃん飲めるのがいいんです。
・・・と、棚の下の方から私を呼ぶ声。そこには、お値段「980円」の値札。おや、Dewar's(デュワーズ)ではありませんか。バーで飲んだことはありますが、ボトルで買ったことはありません。いつも買うバランタインのファイネストよりも安いとあっては、まさに神さまの引き合わせ。喜び勇んでレジに向かったことは言うまでもありません。
さて、家に帰ってまず封を切り、瓶の口に鼻を近づけてみると、何とも言えない華やかな香り。鼻の中で匂いを感じるところが低いところから高いところまであるとすると、このお酒は明らかに鼻の中の高いところで香りを感じます。それは、アルコール度数の高さゆえのキンキンと鼻につく香りではなく、思わずぐっと吸いこんで深呼吸をしたくなるような香気です。
氷とソーダで割ってもこの香りは変わりません。味も、これはバランタインのファイネストもそうなのですが、ボトル千円とは思えない、深い味わい。恐るべし、スコッチのブレンデッド。先日の白州はこの半分の量で倍の値段でしたが、何だか訳が分からなくなります。
という訳で、バーで背筋を伸ばして飲むお酒も良いのですが、家でお気に入りのCDを聴きながらゆったりと飲むのもまた良し。こうして今日も夜が更けていきます。
って歌を思い出しました(爆)。
http://www.youtube.com/watch?v=YWm80QYCs1Q
※バックコーラスに注目…いや、注耳か?w
やっぱアレですね。
ブランド、値段に惑わされないで、自分の鼻と舌を
鍛えろっつー事ですわね。
デュワーズでこの歌を連想するアナタに座布団1枚!(笑)
これねぇ、ホントに美味いんですわ。
バランタインのファイネスト(実売で12K~13K)といい勝負です。
勿論、もっと高いお酒で美味いのもあるのでしょうが、
何だか当たり前すぎてつまんないんですよねぇ(笑)