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震災以降、節電のため相次いで美術館の金曜日夜間延長が中止になっていました。
ですがここBunkamuraは先日夜間延長が復活し、何とかフェルメールに会ってくることが出来ました。(会期は既に終了しています。)
今回の展示の目玉は何と言っても標記のフェルメールでしたが、それ以外のオランダ絵画やフランドル絵画が充実していて、非常に見応えがありました。
静物画のコーナーでは、このブリューゲル。
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(ヤン・ブリューゲル(父)の工房「ガラスの花瓶に生けた花」1610-25年頃)
そして風景画のコーナーでは、ロイスダールが5、6点来ていたでしょうか。
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(ヤーコブ・ファン・ロイスダール「滝のある森の風景と接近する嵐」1655年頃)
それだけでも十分面白かったのですが、今回の発見はこのアールト・ファン・デル・ネール。
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(アールト・ファン・デル・ネール「月明かりに照らされた船のある川」1660-70年頃)
恐らくこれまでもどこかで散発的に観たことはあったのだと思うのですが、今回は特に印象に残りました。個人的にもともと風景画や海景画が好きだということもありますが、この絵を見ていると、何だかそのまま吸い込まれてしまいそうで、けれどいつまでも観ていたくなる、そんな感じでした。
さて、ラストはフェルメール。
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(ヨハネス・フェルメール「地理学者」1669年)
想像していたよりも小さな絵です。しかし、明らかに他に絵とは違うその静けさと奥行き。静謐という言葉しか思いつかないほど、別格の空気感です。静謐にして劇的。会場は閉店間際の銭湯並みに混んでいましたが、幸いにも比較的身長があるので、視線を遮られることも少なく、じっくりとその空気感を呼吸することが出来ました。日本でこうして会えたことをとても幸運に思います。
シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
Bunkamura ザ・ミュージアム
2011年3月3日~5月22日
ですがここBunkamuraは先日夜間延長が復活し、何とかフェルメールに会ってくることが出来ました。(会期は既に終了しています。)
今回の展示の目玉は何と言っても標記のフェルメールでしたが、それ以外のオランダ絵画やフランドル絵画が充実していて、非常に見応えがありました。
静物画のコーナーでは、このブリューゲル。
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(ヤン・ブリューゲル(父)の工房「ガラスの花瓶に生けた花」1610-25年頃)
そして風景画のコーナーでは、ロイスダールが5、6点来ていたでしょうか。
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(ヤーコブ・ファン・ロイスダール「滝のある森の風景と接近する嵐」1655年頃)
それだけでも十分面白かったのですが、今回の発見はこのアールト・ファン・デル・ネール。
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(アールト・ファン・デル・ネール「月明かりに照らされた船のある川」1660-70年頃)
恐らくこれまでもどこかで散発的に観たことはあったのだと思うのですが、今回は特に印象に残りました。個人的にもともと風景画や海景画が好きだということもありますが、この絵を見ていると、何だかそのまま吸い込まれてしまいそうで、けれどいつまでも観ていたくなる、そんな感じでした。
さて、ラストはフェルメール。
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(ヨハネス・フェルメール「地理学者」1669年)
想像していたよりも小さな絵です。しかし、明らかに他に絵とは違うその静けさと奥行き。静謐という言葉しか思いつかないほど、別格の空気感です。静謐にして劇的。会場は閉店間際の銭湯並みに混んでいましたが、幸いにも比較的身長があるので、視線を遮られることも少なく、じっくりとその空気感を呼吸することが出来ました。日本でこうして会えたことをとても幸運に思います。
シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
Bunkamura ザ・ミュージアム
2011年3月3日~5月22日
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