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以前もお話しましたが、私は珈琲が大好きです。味は元より、それを淹れるプロセスが好きなのだろうと思うのですが、それに加えて珈琲カップを眺めるのが大好きです。
写真は今から約20年前、学生時代に京都の大丸で買ったウェッジウッドです。値段は確か1客7千円くらいだったと記憶していますが、200円か300円の銭湯代をケチっていた貧乏学生が、よくも思いきったものだと呆れてしまいます。
もっとも、それくらい気に入ったということは事実でして、現にこのカップ以降、友人の結婚のお祝いなどでカップを選ぶことが多いなかで、自分の手元に置こうと思ったウェッジウッドは他にはありません。
ソーサーの裏を見ると"Gardenia"とあり、辞書を引いてみるとクチナシの花がモチーフだということが分かります。カップだけでも十分に綺麗ですが、ここに珈琲を注いだ時の、何とも深遠な琥珀色。やはりカップは珈琲を注いでこそ映えますね。
因みにこのカップも2客揃いで買いました。さすがに買って20年ともなると、縁の銀メッキが剥げかかっていますが、これはこれで味があるもの。最近マグカップに押されて使う機会がめっきり減ってしまったのですが、たまにはこれを使って珈琲タイムとするくらいの、心の余裕を持ちたいものです。
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じゃあ今度引越しする時、「ゴールドサーメットガイド装着中」と書いてみましょうか。
誰が分かるねん!!
「ロイヤルコペンハーゲン在中」って書いたんですね(もちろんウソです)そうすれば大切に扱ってくれると聞いたものでね
でも全然効果無しでした(笑)