Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

4/9 メバル&カサゴ

2010年04月09日 | 釣行記
今日の金曜日は、年に一度、平日に大手を振って釣りに行ける日です。

まぁ要するに会社の何とか記念日で仕事はお休み。普段は土日しか釣りに行けないので、年に一度くらいは平日の空いた船に乗りたいなぁと、またまたメバル&カサゴに行ってきました。

ご一緒したのはカワハギからすっかりご常連のI先輩。事前に船宿に確認し「2人以上なら出船しますよ」とのことだったので、平日でもあり空いてたらいいなぁと思いつつ、船宿に向かいます。

何だかそんな予感がしていたのですが、船宿に着くと私たちが1番乗り。前回のO先輩との釣行と同様、めでたく左舷ミヨシの1番2番を確保(冒頭の写真)。のんびりと準備をしていたらやがて少しずつお客さんが集まりだし、結局私たちを含めて9人の釣り人を乗せて、定刻7時半に河岸払い。

今日は珍しく近場の浅いポイントから試していきますが、岸壁ぎりぎりを狙うため、圧倒的にミヨシが有利。ほどなくI先輩が船中第1尾目をゲット。東京湾では珍しい、黒ソイです。破顔一笑、という言葉がありますが、I先輩、本当に嬉しそうです。

と思ったら、その5分後、今度はメバルをゲット。この時点でまだ8時を少し過ぎたばかり。確か去年のカワハギでもこんなパターンがあったなぁ・・・I先輩にスタートダッシュを掛けられて、そのまま置いてけぼりにされたことが・・・

ともかく、この時点ではまだI先輩以外、他の誰の竿も曲がっていません。船長も今日は厳しい釣りになることを覚悟したに違いありません。普段はあまり行かないポイントを丹念に探っていく釣りになりました。



私のところにようやく1尾目が来たのは、ちょうど横浜のベイブリッジ近く。



橋脚周りを探っていた時、久々にガツンと来ました。メバル、24cm。

しかし、その後が続きません。バース周りを丹念に流しますが、



たまにアタリが有っても、バラシを連発。ちょうど船長から一番よく見えるところに座ったのが運の尽き 見かねた船長が操舵室から飛び出してきて「アクションが早過ぎるよ。もっとじっくり待って、食わしてから巻いてみて」とアドバイス。なるほど、体がカワハギの「掛ける釣り」に馴染んでしまったか・・・

結局この日は、少ないアタリをどこまで丁寧に拾えるかが勝敗を分けたようです。不意のアタリに即リアクションせず、じっくり待って合わせることを心がけます。そうこうしているうちに、またまた不意にやってきたこの日一番の引き。軟調竿が文字通りバットから絞り込まれます。この時間が無限に続いて欲しいと思いつつ、慎重にリールを巻き、上がってきたのは



カサゴの25cm。今日の最大魚でした。

ドラマはこれで終わりません。私の右隣で順調に数を伸ばしたI先輩。最後の最後にやってくれました。見よ、この曲がり。



これまでのメバルやカサゴとは明らかに引きが違います。堂々たる体躯で水面に浮かんだのは



特大のアイナメ、33cm。東京湾にもこんなのが居るんですねぇ

最終的なメバル&カサゴの釣果は、最後の最後に外道とはいえこんな嬉しいサイズを上げたI先輩が11尾、魚花9尾。船中2~13尾という激渋状態を考えると、まずまずの釣果だったと思います


(上:メバル24cm、下:カサゴ25cm)

    

さて、前回のメバル&カサゴ釣行から5日しか経っていない我が家では、予想通り今日の釣果は少し持て余し気味。そこで、以前から気になっていた近所の居酒屋に魚を買い取って貰うことにしました。念のため事前に電話を入れると、ともかく一度魚を見せてと言われたので、ママチャリの後ろにクーラーボックスを積んで、いざ出発

行程5分、居酒屋に到着し、店主にクーラーボックスの中身を見せると「お、いいねぇ」。1尾ずつ血抜きして締めてあることを伝え、大きめのものを選んで秤に掛けるとちょうど1キロ。こういう場合、相場はキロ○○円(1kgあたりいくら)と言うらしいですが、元よりお金が欲しいのではなく、折角釣った魚を誰であれ美味しく食べて貰いたいだけなので、店主の言い値通りの金額を頂いて、魚は全て預けてきました。

帰り際、店主から他にどんな釣りをするのか聞かれたので、春はメバル&カサゴ、次いでアナゴにキスを夏までやって、秋から冬はカワハギ、それで1年が繰り返すという話をしたところ、店主が言うには「カワハギはいつもよそから仕入れているので」持ち込み歓迎とのこと。だいたい「たくさん釣れたら人にあげよう」とか算段している時は釣れないと決まっているのですが、今後は本当に食べるのに困ったらここに持ち込むのもありかな、と思いました。

さて、そろそろメバルも終盤。もうしばらくするとアナゴの声が聞こえてくる頃ですが、ともあれ今季のメバルはなかなか楽しい釣りが出来ました。同行頂いたO先輩、I先輩、本当にお疲れさまでした。またご一緒しましょう

コメント (4)    この記事についてブログを書く
« スタア・バー・ギンザ | トップ | 多摩の恵 ヴァイツェン »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かっしーさん (魚花)
2010-04-10 10:52:22
何でも、港湾周りでは土日しか入れないポイントがあるらしく、
そこは平日の間はポイントが休ませられる結果、
逆に土日は鉄板ポイント(釣果が堅い)になるそうです。
この間の日曜日がまさにそのパターン。

しかし、周りはもっと釣れていなかったので、
やはり左舷ミヨシに座れたのがラッキーだったようです。

アイナメは、あまりに引くのできっと違う魚(シーバスとか)だと思ったんですが、
上がってみてびっくり。まさにビール瓶でしたよ
返信する
watariさん (魚花)
2010-04-10 10:45:18
メバルとカサゴは、カワハギに比べると「待ち」の釣りなんですが、
向こう合わせと言いつつも、やはりアワセのタイミングというのがあるようで、
簡単そうに見えて、実は奥が深いです。

魚の卸しはですねぇ・・・
食べきれないのを釣って持って帰ってくるのはどうかという気もしていて、
実は何だかまだ釈然としていません。
まぁ、居酒屋のお客さんに美味しく食べて貰えればと
返信する
記念日ですか (かっしー)
2010-04-10 09:17:01
なんとステキな金曜日♪
渋めだったのは、ちょっと冷え込んだせいでしょうかねぇ。
それでも大物GETで楽しめましたね。

アイナメ、“ビール瓶”ってやつですね!
スリムな身体の割りには、引きが強いんですよ。
先日私が掛けた“チビ”も、乱暴な引きで驚きました
返信する
楽しめましたね (watari)
2010-04-10 08:17:09
なかなか楽しめたようですね(笑)
メバルとカワハギ、あたりの取り方が違うのですね。
やはりいろいろな釣りをすると楽しそう。

それにしても、魚の卸しはいいですね~。
大漁になっても心配がなくなりましたね(笑)
返信する

コメントを投稿