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先日、大きな鉢に植えたチューリップをご紹介しましたが、こちらは私専用に植えた小さな植木鉢。赤ちゃんチューリップという球根を植えていたのですが、ご覧の通り黄色い花が立派に咲いています。チューリップが咲くまでと球根の上に植えていたビオラと一緒に、何だかとても嬉しそうです。
もうひとつ、だんだんと蕾が大きくなっていたハイノキも、無事に花を付けました。
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ハイノキという木の名前は自分の家を建てる時まで聞いたことはありませんでしたし、実際にその花を見るのももちろん初めてです。随分と近づいて写真を撮っているので大きく見えますが、実際の花はとても小さく、それが点々と枝のあちらこちらで咲いていて、何だか小雪が降り積もったようにも、細くて小さな蝶が羽を広げたようにも見えています。
非常に月並みな言い方ですが、季節の変化をこういう形で見て、感じるのは、何だかとても新鮮です。これまで、季節を感じると言えばもっぱら釣りで、春先にメバルに行って船の上でくしゃみが止まらない(花粉症なので)とか、夏のキスに行って日焼け止めを塗り忘れて鼻や耳の皮が剥けて恥ずかしいとか、冬のカワハギでエサのアサリを持つ指先が冷たくて泣きたくなるとか、そんな情緒のない季節の感じ方だったのですが、長い冬を抜けてこうして可憐に花を咲かせる花木を見ていると、何だかとても気持ちが和みます。
先週末久しぶりに家人と近所のフラワーセンター(いわゆる、花の苗や種が売っているところ)に行ったのですが、秋口に行ったのとは明らかに置いてある花の種類が違いましたし、お客さんも多かったような気がします。共通しているのは皆一様に嬉しそうに花の苗を見ていること。「花を愛でる」という言葉がありますが、こうして身近なところで花が咲くのを見るにつけ、お花を見る人がみな嬉しそうな顔をしている理由が、何となく分かってくるような気がします。
家人もこの春はまた頑張ってお花を増やすんだと楽しみにしていますし、当分の間、週末のフラワーセンター通いは続きそうです
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花を付けてくれて本当に嬉しいです。
街中で色々な花に目が行くのは仰る通りで、
ただ私は花の名前がなかなか覚えられず、
いつもとんちんかんな名前を言っては
家人に呆れられています(笑)
蕾の膨らみや花で季節を感じるというのは、
月並みですが本当にいいもんですね
ひとつの花が気に入ると、街の中で咲いている小さな花にも
興味が湧いてきて、こんなところにも咲いていたんだと
いろいろなところに目が向いてきたりしますよね。
順番に芽が出て花が咲くのを見ると
当たり前のようですが自然の奥深さを感じます。