Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

広島 味めぐり

2009年05月27日 | 食べ物

今週、広島に出張に行ったのですが、打ち合わせの時間が夜に掛かることから、珍しく1泊することになりました。いつもは殆ど日帰り、文字通りトンボ帰りでしたが、1泊出来ると心にも体にも余裕が出来ます。

まず夕食ですが、広島が初めてという連れの意向もあって、定番のお好み焼き。私などはいつもせいぜい広島空港のラウンジで食べるくらいなのですが、それを哀れんだ支店の同僚が、今回はちょっと別のところに連れて行ってくれました。

繁華街を歩くことしばし、行き着いたのはその名も「お好み村」(冒頭の写真)。決して綺麗とは言えないビルの中に入り、エレベーターを下りると、フロア全体が全てお好み焼きのお店です。私たちが行ったのはそのうちの1軒「ソニア」というお店。

お店によって焼き方や流儀があるのでしょうが、驚いたのはその密度。焼き始めは山盛りになっているキャベツが、あれはキャベツ自体から出た水分で蒸し焼き状態にするのでしょうか、上から押さえながら焼いているうちに、ちょうど食べ頃サイズの厚さになっていきます。小麦粉の味、麺の味、キャベツの味、そして表面に掛かっているソースの味とネギの味。それらがうまく交じり合って、何とも切り離せない味になっています。



因みに上の写真は人数分に切り分けてくれたもの。左が看板メニューのソニア焼、右がシーフード焼。(いや、逆だったかな・・・

聞くところによると東京にもお店(支店)があるようなので、今度是非行ってみたいと思います。


    


次は空港で買ったお土産。

まず、以前友人から教えて貰った呉の蜜饅頭。我が家では私しか食べないので、白餡と小豆餡が1個ずつ入ったものを買ってきました。昔ながらのお饅頭という感じで、甘さもしつこくなく、お茶によく合います。



お菓子はこれだけにしようと思っていたのですが、もみじ饅頭で有名なにしき堂の前を通りかかると「生もみじ」の文字。生?もみじ饅頭の生??どれどれ、なになに、生菓子として作られたもみじ饅頭ですと・・・。これは見過ごす訳には行きませんな。堂々、6個入りをお買い上げ。




会計をしていると、店の奥から白衣を着た男性が「焼きたてです、どうぞ」と、いま焼き上がったばかりのもみじ饅頭を1個持ってきて下さいました。今日はいい日だねぇ・・・

両手に荷物を抱えていたので写真は撮れなかったのですが、焼きたてのもみじ饅頭は、外側の皮がかりっとしていて、齧るとサクサク、中は餡まで温かく、とても美味しかったです。これまでは冷めたものしか食べたことがなく、それでも十分美味しいと思っていましたが、やはり出来たてに勝るものはありませんね。

比較用に、従来のタイプのもみじ饅頭も買っておきました。並べてみると、



左が従来タイプの粒餡、右が生もみじですが、見た目には違いはほとんど分かりません。食べ比べてみると、中身の餡は全く同じでしょう、違うのは外側の皮です。生もみじの方がもっちりしていて、まるでお餅か何かが入っているような食感です。



アイデアは買いだと思いますが、ちょっとインパクトに欠けるかも・・・。しかし、看板商品だけにこだわらず、新しい味にチャレンジしている姿勢は素晴らしいと思います。

最後に(まだあるんかいな)、これも広島に行く度に買っているものですが、まずはそのパッケージとネーミング。



昴珈琲店の「海軍さんの珈琲」。何でも呉の海軍で飲まれていた珈琲を復刻したものとか。同封されているパンフレットもどことなくレトロです。





豆ではなく挽いてありますが、ご覧の通り粗挽きで、炒りは深めです。そのため、長く置いても酸味が出にくいです。まぁ、我が家は珈琲の消費スピードが非常に早いので、湿気が回らないうちにいつも飲み切ってしまいます。因みに300gで1050円です。


    


という訳で、仕事をしに行ったのかお土産を買いに行ったのかよく分かりませんが、まぁしかし、今週は平日5日のうち3.5日が出張(しかも行き先は別々の3箇所)ですから、これくらいの自由があってもお許して頂けるでしょう。これから珈琲タイムです

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