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A. E. W. メイスンの At the Villa Rose(1910年)読了(邦題『薔薇荘にて』)。
南フランスの避暑地で「薔薇荘」と呼ばれる館に住む金持ちの女性が殺される。
目当てはどうやら彼女の宝石コレクションで、家政婦は薬を飲まされて身動きできず、同居していた若い女性が姿を消した。
たまたま休暇で居合わせたフランス・パリ警視庁のアノー警部が捜査に当たるのだが、その後も事態は意外な展開に。
このアノー警部。アガサ・クリスティーの名探偵ポワロのモデルとも言われるらしいが、最後の謎解き(の解説)のまぁ長いこと。
まるで各駅停車に延々と揺られているようで、せっかちなオッサンにはちと辛い。
ひとつ前に読んだA. A. ミルンの『赤い館の秘密』もそうだが、これが古典たる所以なのか・・・
A. E. W. Mason,
At the Villa Rose
(Kindle)
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