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ホレス・マッコイの They Shoot Horses, Don't They?(1935年)読了(邦題『彼らは廃馬を撃つ』)。
1930年代のハリウッド。映画監督や女優志望の若者がやって来ては夢破れて去って行く、そんな街で繰り広げられる「マラソン・ダンス」。それはまさに生き残りをかけた a death race で、若者のペアが最後のひと組になるまでひたすら踊り続ける狂乱の宴。ふとしたことで知り合ったスティーブとグロリアのペアはラスト20組まで生き残るが、その時・・・
ハードボイルドの名作と聞いていたが、徹頭徹尾なんとも気怠い小説。勿論それが狙いなのだろうが、以前読んだ『郵便配達夫はいつも二度ベルを鳴らす』(1934年)と同様、好みは分かれるところ。
ちょっと脱線したので、ミステリーの王道にまた戻ります。
Horace McCoy,
They Shoot Horses, Don't They?
(Kindle)
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