Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

革細工#59 ペンケース(L字ファスナー)茶

2018年04月25日 | 手作り

釣りにも色々あって、釣る場所やジャンルによって呼び方が違う。

船で沖に出れば「船釣り」、岩礁帯なら「磯釣り」、砂浜や堤防から投げれば「投げ釣り」という具合。これらはいずれもエサ釣りだが、ルアー(疑似餌)の釣りはまた違う。川や湖の釣りは魚種、例えば「バス」とか「トラウト」と言うが、海の釣りは「ソルト」と言う。

そのソルトの釣りをかじった人なら誰でも知っている「チャーマス」こと北村秀行という人に、こんな言葉がある。「なんで釣れるのかって?釣れるまでやめねぇからだ!」

よく読むととじわじわ笑えてくるし、人柄がにじみ出ていて私は大好きな言葉なのだが、何事も、あるところまでやり込まないと掴んだような気がしない。しかし「掴んだ」と思っても次は見事に失敗したり、結局一生勉強なのだと思い知る。

一体いくつ作っただろう、L字ファスナーのペンケース。いずれも近場の友人たちに甘えて練習させてもらったが、しばし休憩。

                    

一番最初に作ったのと同じ栃木レザー。これが手持ちの最後のロット。ステッチは、リクエストにより赤で。

     



左から、ロロマレザー(ブラウン)、栃木レザー(キャメル)、そしてカフーレザー。

     

まんま〇屋鞄のと同じだが、respectを込めて本歌取りということで・・・



左のロロマと右のカフーは、初めて使う。いずれもしっとりとした質感で、特にカフーはまるでヌバックのような濡れた手触り。

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