Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

4/17 キス

2011年04月17日 | 釣行記

今年初めてのキスに行ってきました。

当初は土曜日にメバルに行くつもりでいたのですが、あいにくの強風で取りやめに。けれど、天気予報を見ると翌日の日曜日は穏やかで凪予報。基本的に日曜日は翌日の仕事に差し支えるのでめったなことでは釣りに行かないのですが、先月くらいから企画しては流れることを繰り返していたので、思い切って行ってきました。

折しも、昨シーズンからカワハギにご一緒しているY先輩も 「是非!」ということで、二人で行くことに。朝は少し肌寒かったですが、日中はぽかぽか陽気。風も時間とともにおさまって、ベタ凪のいい釣り日和でした。



今日はこの組み合わせを使いました。

(竹竿+Penn Slammer 260) (グラファイトのキス竿+エアレックス4000)

コンディションは最高に良かったのですが、肝心の釣果はさっぱり。いえ、まわりは皆さんコンスタントにキスを上げておられるのですが、私は何だか頭でっかち、色々なことが迷いになって、結局最後まで調子が出ないまま終わってしまいました。

改めて思いましたが、キスはとても奥が深いですね。特に今日行った船宿はいつ見ていても上手な方が多いのですが、それは単に数を釣るということではなく、それぞれご自分の型、テンポが歴然と存在します。かつ、それは終始乱れることなく、浅く言えば淡々と、深く言えば自信に満ちて、釣りを楽しんでおられます。

1尾1尾に一喜一憂し、仲間と讃え合うのも釣りですが、こういう釣り人を見ていると、まだまだ先は長いなぁと思います。

そう言えば、釣り始めて少ししてからだったでしょうか、反対の舷におられたご常連の方がまわって来られて、「キス釣りに来たんだから、これ食べてみな」とキスの切り身をひと切れずつくれました。見た目は生っぽかったのですが、食べて見ると絶妙な風味と塩加減。昆布締めです。

実は私も一度だけキスの昆布締めに挑戦したことがあるのですが、身が薄いがゆえに塩加減や締め加減が難しく、見事に失敗してしまいました。今日頂いた昆布締めは、まさに絶妙としか形容出来ない美味しさ。恐れ入りました。

今日は誰が何尾釣れたと書くのはやめましょう。いいお天気と、素晴らしい先達に囲まれて、とても勉強になりました。僭越ながら、釣り人としての姿勢を学ぶには、この船宿はうってつけ学び舎です。またこっそり末席に座らせて貰いに行こうと思います。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 日暮里 繊維問屋街 | トップ | 一ノ蔵 (宮城) 特別純米酒 ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
貴重なフルコース? (文泉)
2011-04-21 21:41:24
魚花さん

さぞかし美味でしたでしょうネ

キスのフルコース
おまけに昆布締めまで付くなんて

私はビールと天麩羅だけで充分満足なんですヨ。
返信する
文泉堂さん (魚花)
2011-04-21 21:55:15
船の上でまさか昆布締めが味わえるなんて、
昼間っからお酒が欲しくなりましたよ

何とか家族で晩御飯に食べるくらいは釣れたのですが、
何だか今回はちょっと考えさせられる釣りでした。

まぁ、こうしてたまには自分と向き合うのも良いのかも
返信する

コメントを投稿