北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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70年前の大惨事に思いを

2024-09-28 16:20:04 | 渡島・檜山地方

 

「洞爺丸台風」とは、1954年(昭和29年)に発生した台風15号のことで、同年9月26日未明に鹿児島県に上陸し、時速約100キロメートルという猛スピードで九州~中国~日本海を北東進して、函館港沖に避難していた「洞爺丸」をはじめとする5隻の青函連絡船が沈没するという大惨事をもたらしていました。

この日の夕方、函館湾周辺は暴風が収まっていて、晴れ間も覗いていたことから、5隻の船は、台風は既に過ぎ去ったと思って出航したものの、実は台風は北海道の直前で急激に速度を落としていてまだ北海道に到達しておらず、出航直後に5隻は暴風に襲われ、函館港に避難するも、残念な結果になってしまっていたということだったそうでした。

「洞爺丸」をはじめとする5隻の船が被害に遭っていることから「洞爺丸台風」と名付けられた経緯がありますが、この台風に関して、道南地方の地域FM局「FMいるか」の番組で、クイズが出題されていました。

 

 

そうなんですよね、「洞爺丸台風」と名付けられたくらいだから、「洞爺丸」にばかりスポットが当たりがちですが、実際に被害に遭ったのは、↑でも書いているとおり「5隻」。つまり、洞爺丸以外にも4隻が被害に遭っているのです。

その4隻に関する問題が出されていますが、正解は、↓の記事を参照しながら確認いただければと思います。

 

 

未曽有の海難事故 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

北斗市の国道228号沿いにある表示板。小さいので見落としてしまいそうだけど、ここにある物は何かと言うと・・・、1954年9月26日、日本海を北上して北海道に上陸...

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被害に遭ったのは「洞爺丸」だけではない、他にも4隻の船が被害に遭っているということに思いを寄せることも、亡くなられた方々への供養、そしてこのような事案に関する再発防止策の策定に繋がっていくのだろうなと思います。

 

コメント (2)
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