北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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札幌の「信濃」

2019-05-15 20:20:42 | 札幌

 

JR函館本線の「厚別」駅。

「厚別」という地名は、諸説あるようですが、アイヌ語の「ハシウシペッ」「ハスシペッ」(雑樹の川・群生する川)が転じた「厚別川」流域の地域とされ、平成元年(1989年)に、「白石区」から「厚別区」が分区し、現在は、副都心と呼ばれる新さっぽろを中心に発展する地域となっています。

 

 

厚別駅から徒歩5分程度の所にある「信濃神社」という神社。

 

 

「信濃」とは、長野県地方を意味する「信濃」のことで、明治16年(1883年)に、長野県から、河西由造という人物を筆頭とする8戸が入植して開拓が始まり、集落が形成されてきました。

この神社も、記載のとおり、長野県諏訪大社より奉遷されて建立されたものです。

 

 

昭和57年(1982年)、厚別開基からちょうど100年を記念して建立された碑。

 

 

信濃神社の御祭神である建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)と八坂刀売命(やさかとめのみこと)とは夫婦神であり、19人もの御子神がいたことから、信濃神社は、夫婦円満や子宝祈願にご利益があると言われ、多くの祈願者が参拝に訪れているそうです。

 

 

ここへ行ったのは、令和初日の5月1日。

数は少ないですが、境内では綺麗な桜が咲いていました。

 

 

近くには、「信濃公園」という公園も整備されています。

 

 

その「信濃公園」と隣接する「信濃小学校」の敷地内にある「DONGURI」の像。

信濃小学校の開校100年を記念して、平成5年(1993年)に、札幌市在住の彫刻家、松本純一氏によって制作されたもので、小学校を大きな木に、小学校に通う児童を、大きな木に実ったどんぐりに見立て、どんぐり達に逞しく育ってほしいという願いが込められているそうです。

 

 

何か、見ていて癒される感じがします。

いつまでも見ていたい気分です。

 

(今回紹介した場所はこちら。全て徒歩圏内です。)

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