Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

ヴィオレット スミレの村のアペリティフ

2009-12-22 22:19:53 | 私の住む街とフランスの紹介
シャンペンを飲む機会のある時期となりましたね。目先を変えてこのようなものはいかが?



何かシャンペンの中に入っていますよね?



何でしょう!!!



今年5月に主人の姉妹4人とその連れ合い2人 私達夫婦 計8人我が家に集合 3日間 家族集まり楽しい時を過ごしました。その際ニース(詳しくはニースより山沿い地中海を眼下にそしてエレガントな山々ーことにBaousー画家マチス シャガールの住んでいたいたヴァンス Vence 今回 彼女の家に滞在お世話になりました。)の一番年上のの義姉がプレゼントしてくれたヴィオレット スミレのコンフィ(砂糖漬け)です。
シャンペンの中にそっと落とします。しばらくするとほんの少しだけれど花びらが広がりほのかなピンク色に。(紫色ではなくて)
そのまま味わうとかなり微妙でスミレの花の微かな匂いの方が食感より勝るというのが私の感です。

今回その生産地 ヴァンスよりさらに高地 山腹にしがみついたような美しい中世期の村 Tourettes sur loup (トゥレット シュール ルー 狼という名の川沿いの小さな散歩道 とでも訳してよいのでしょうか?)を訪ねてきました.
多くのこのような村のごとく アーティザン 職人肌の芸術家村です。中世のフランス貧困な村々 ペストによる破壊の年月の苦しみの後 スミレを栽培しようと団結 飢餓を乗り切り今ではフランスでスミレ ヴァイオレット と 言うとこの村の名前が出てきます。このコンフィに始まりスミレのリキュール スミレの入ったお茶などなども。毎年3月には華やかなスミレ祭りで賑わうそう。義姉の孫娘マルゴーちゃんは毎年楽しみに待っているそうです。



本当に寒い日で誰も散歩する人々無い中 義姉と楽しい午後の散策の時間を過ごしました。



私 色々サボテン ベランダで楽しんでいるのだけれど 果てしなく底に落ちるような山の斜面に大きく尊大なサボテンが誇らしく。
ああ 南仏なのだわ。 この日の寒さに震えながらもなんとも暖かい心持の幸せな午後でした。




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