中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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香港トレイル50km大踏破;プロローグ(4);準備に切羽詰まった

2016年01月27日 18時07分58秒 | 香港:香港トレイル50km大踏破

       香港トレイル50km大踏破;プロローグ(4);準備に切羽詰まった
           (アルパインツアー社)
      2016年1月28日(木)~2月1日(月)
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出発日3日前;2016年1月25日(月) 快晴

<急用発生>

■日帰りで信州へ
 1月23日(土),私の生まれ故郷の信州に住んでいる弟からメールが届く.急用が発生.私は何をさておいても信州に戻らなければならない.でも,翌,1月24日(日)は対外的な用件があって,それをすっぽかす訳にもいかず,今日,信州を往復した.
 要件は30分もあれば済むことだったので,要件が済んだらすぐにトンボ返りをすればいいものを,結局はわざわざ車坂峠にある高峰高原ホテルへ雪山見物に出掛けたりしていて,帰宅が遅くなってしまった.
 そんなわけで,香港行の準備は全くしないまま一日を過ごしてしまった.
 それはともかく,当ブログでも記事を掲載したように,富士山や浅間山の素晴らしい風景を堪能することができた.

<しなの鉄道車窓から浅間山を望む;御代田付近>

■細々としたことは明日やれば良い…
 今回の本稿旅行は,たった5日間という短期の旅行である.それでも,いざ出掛けるとなると留守中のことなど,こまごまとしたことを片付けなければならない.こういうことが,サッサとこなせないのが年寄りの悲哀である.
 私はたちまちの内に,“まあ,いいか”,が始まってしまう.
 …で,旅の気苦労と疲れもあって,20時頃,
 ”すべて明日やればいいや…”
ということで寝てしまう.

出発日2日前;2016年1月26日(火)  晴

<まずはゴミ出しの日常生活から>

■ゴミ出しから始まる午前中
 早朝4時頃起床.今朝もやっぱり寒い.
 最初の仕事は,ゴミ出しである.毎週火曜日は燃えるゴミ.私の住む鎌倉市では,昨年から燃えるゴミの収集は有料化されている.高いお金を払って買った指定のゴミ袋にゴミを入れて出さないと収集してくれないという仕組みである.
 ”市民税を払っているのに,有料なんて,ちょっとおかしいな…”
と思いながらも,“長いものには巻かれろ”で,素直にお上の言うとおりにしている.
 私は某大学の仕事や旅の準備を並行しながら,のそのそと始める.すると,やっぱり細々としたものが足りないことに気がつく.たった5日間の旅だから,足りないものがあってもどうということも内だろうとは思うものの,気になり出すと,何時までも引っかかっているので,午後から大船まで買い出しに行く.

■こまごまとした小物の買い出し
 私が一番大切にしたいのは,道中の記録を克明に綴る大学ノートと筆記用具である.これまでの経験では,ノートと筆記用具(ボールペン)だけは,日本で手配しておかないと後悔する.別に海外製のノートや筆記用具が日本製より劣るというわけではなく,馴染まないだけのこと.
 私は無地で髪質が良いB5の大きさの大学ノートを2冊準備する.
 帰宅後,まだ書いたり無いものがあるのに気がつく.これらの小物は明日,つまり出発前日に買い出しに行くつもりである.
 ①乾電池   若干    デジカメ用
 ②SDカード  1枚     8メガ程度のもの
 ③嗜好品          あめ玉,醤油,菓子類若干

■ノートと筆記用具の準備
 本日用意したノートと筆記用具は,以下の写真のようなものである.
 まず,大学ノート2冊,無地.あり合わせのビニール袋を利用して,ノートにビニールカバーを掛ける.これで一寸した雨でびしょ濡れになるのが防げるし,行動中に少々乱暴に扱ってもグシャグシャ,ボロボロになるのを防ぐことができる.
 行動期間中,立ち止まったり休憩を取ったときに,すばやく大学ノートを取り出して,風景や情景を手早く記録する.また,文章で書くのが煩わしいときは,辺りの情景を落書き風の絵で記録する.大学ノートを取りだしている時間が,どうしても撮れないときは,懐から掌サイズの小型ノートを取り出して素早く書き綴る.それを夕方大学ノートに転写する.
 手早くスケッチしたり記録するには,1.6mmφの黒色ボールペンを使う.行動中にボールペンを落としてしまうことが多いので,本数は多めに準備する.そして,行動中は,万一,ボールペンを落としても,すぐに代替のボールペンが取り出せるように考慮して,然るべきポケットで待機させる.
 なお,小型ノートは,しばしば落としてしまうことがあるので,その日の記録は,その日の内に大学ノートに転記しておく.そして,予備の小型ノートを何時でも取り出せるようにしておく.

<ノートと筆記用具類の準備>

■ノートの記入例
 下の写真は,これまで記録してきたノートの一例である.
 この例のように,何でもかんでも,とにかくノートに記入しておく.すると,これも良くしたもので,過去のノートを見ると,そのときの情景をありありと思い出すことができる.これは素晴らしいことだと思っている.
 なお,旅の最中に書き留めた絵を,きちんとした水彩画に仕上げるという2次的効果も得られる.つまり,記録することは楽しいことである.
 
<ノート記入例>

<プロフィールマップ>

■ちょっと気晴らしに…
 夕方からプロフィールマップ作成に取りかかるつもりである.
 その前に,一寸気晴らしに…
 鎌倉中央公園から町屋方面を一回りしようと思う.目標は約7000歩.山崎から町屋の坂道を経由して一回り.途中の土手で可憐な花に癒される.

<湘南町屋の坂道にて>

■面倒な作業
 夕方から,セクション1のプロフィールマップの作成に取りかかる.
 …が,地図の等高線が不鮮明で,そう簡単にはいかない.その内に嫌になっている.
 ”もうダメ! 明日,明日.…今日は止めた”
ということで,20時頃,敢えなく撃沈.
 もう寝るぞ!

出発日1日前;2016年1月27日(水)  晴

<何とか出発準備が整った>

■地図の準備
 私はアルパインツアー社から送られてきた地図をたたき台にして,婦rふぃールマップを作ろうと試みるが,どうも等高線が不鮮明で,地形が読み取れない.そこで拡大プリントのソフトを使って,地図を1.414倍にしてプリントしてみる.でも,やっぱり等高線が不鮮明である.
 何とか,プロフィールマップを作ろうと思って,1~2時間,粘ったが,ヤッパリダメ.私はプロフィールマップ作りを諦めた.現地で,適当な地図があったら買い求めてから,プロフィールマップと作ることにする.
 でも拡大コピーをした地図は,もとの地図と比較すると格段に見やすいので,この地図をトレッキング中に利用することにする.

■不足品を買い足しに大船へ
 デジカメ用の乾電池など若干の不足品があるので,午後から大船まで出掛けて買い足す.もちろん,バスなどは使わずに,テクテク歩きある.
 今日は,昨日までの寒さに比較すると,随分温かい.だいぶ寒さが和らいだようである.道すがら,
 ”今頃,塔ノ岳の常連さんは,そろそろバス停大倉に下山する頃だな…”
と想像する.
 何かと多忙で,塔ノ岳に行けない自分が実に哀れである.

■結局持ち物は…
 夕方になって,やっとパッキングする.
 たった5日間の旅である.それに寒冷地ではないので,持ち物はそれほど多くはない.
 写真に写っているリュックは空ッポである.また,写真には2本ストックが写っているが.機内に持ち込めないので,左側のバッグに無理矢理入れなければならない.それも難儀なので,この2本ストックを持って行くのは止めにしよう.その代わりに,小型のステッキ1本を持参することにする.
 まあ,こんな所で準備万端という所かな.
 後は,簡単な予稿集を準備して,毎朝,当日の行動予定を投稿するようにしておこう.
 なお,PCの類は一切持参しないつもりである.


<携行品一式をバッグに入れる>

■後はなるようになれだ…
 もうそろそろ眠くなってきたので,寝ることにしよう.
 “なあ~に…! パスポート,クレジットカード,それになにがしかの現金があれば,多少の準備不足があっても,まあ,何とかなるさ…”
 私は,海外旅行の回を重ねるごとに,だんだんとズボラになる.
 ”そういうのって,「ズボラ」とは言わないよ.要するにお前さんが耄碌してきたっていうことだよ…”
と私の体内に巣喰っているもう一人の私が,えげつなく私を貶(けな)す.
 ”ほっといてくれ…!”
 私はもう一人の私に対して腹が立って仕方がない.
 こんな奴と一緒に旅をするなんて…でも,これこそ仕方がないな.
                                    (つづく)
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「香港トレイル50km」の索引
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