中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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残暑厳しい三頭山・檜原都民の森周遊

2012年08月28日 05時19分37秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                             <三頭山山頂付近で休憩>

       残暑厳しい三頭山・檜原都民の森周遊
          (ARENAオフミ)
       2012年8月26日(日) 晴・猛暑

<登山地図>

※案内板より引用

<プロフィールマップ>

   ***プロフィ-ルマップは後日挿入***

■やっぱり長いアプローチ
 今日はARENAオフミの定例会開催日.行き先は東京都の西部にある三頭山である.
 鎌倉に住んでいる私にとっては,日帰りにしては少々遠出である.例によって,十分に時間の余裕がないと気が済まない私は,そんなに早く家を出ても,結局,集合時間までの時間つぶしに困るなと思いながらも,もう4時に起床しているので間が持てない.家でジリジリしていても仕方がないので,早々と朝食を済ませ,丹沢塔ノ岳に出掛けるときと同じ時間,5時10分に家を出る.まるでバカみたい.
 湘南モノレールで大船へ.駅前のコンビニで昼食を購入してからも,結局,あまりに時間が早すぎるので,近くのマクドナルドに入って,コーヒーを賞味しながら30分ほど時間つぶしをする.
 「オレって,なんで何時もこうなんだろう・・・」
と時間に慎重すぎる自分を,馬鹿馬鹿しく感じてしまう.
 丁度そのとき.私はデジカメを机の上に置いたまま,忘れてきたのに気がつく.今更,取りに家まで戻るのは面倒だし,その時間もない.
 「まあ・・・いいか.携帯電話で写真を撮れば良いじゃないか・・」
で,すぐ妥協する.
 さて,今日は武蔵五日市駅集合である.大船から武蔵五日市まで,いろいろな経路があるのでどこを経由して行こうかと迷うが,結局,横須賀線,南部線を乗り継いで立川に出る.立川から五日市線の電車に乗り継いで,集合時間の8時50分に武蔵五日市駅に到着する.
 今日の参加者全員が,結局,同じ電車で到着する.今日の参加者は幹事長のロングテイル三を筆頭に男性6人,女性6人,合計12人の大人数である.
 西東京バス五日市駅9時00分発のバスに乗車する.バスは沢山のハイカーで,結構,混雑している.途中バス停数馬で別のバスに乗り換えて,10時丁度にバス停都民の森に到着する.長い長いバスの旅である.

<バス停檜原>

■鞘口峠へ
 バス停のある駐車場周辺は沢山のハイカーで賑わっている.駐車場脇の売店を眺てから準備を整え,私たちも10時25分に歩き出す.
 名前は分からないが小川の左岸沿いの階段道を登る.公園内の道路なので極めて歩き易い.階段道はすぐに舗装道路に合流する.そしてトンネルを潜る.ここからは少し山道らしくなり,やや急勾配の登り坂になる.
 10時49分,鞘口峠に到着する.ここで10分ほど休憩を取る.

<鞘口峠>

■見晴小屋
 10時54分,鞘口峠を出発,尾根伝いの道を西へ向かう.
 それほど急勾配ではないが,かなり長い登り坂が連続する.お一人の参加者が,最初は元気が良かったものの,途中から遅れ始める.どうやら,夏の間の運動不足が身体に響いているらしい.
 それでも,何とか登り続けて,11時45分,見晴小屋に到着する.ここで5分ほど休憩を取る.
 見晴小屋は鬱蒼とした森の中にある.見事な緑陰はとても心地よいが,肝心の見晴は木の枝に阻まれて余り良くない.でも,木の枝の間から大岳山,御前山などが見えている.

<見晴小屋>

■緑陰の心地よい尾根道
 11時50分,見晴小屋を出発する.ほんの一寸下り坂があるが,再び登り坂になる.木陰の心地よい尾根道が連続する.
 尾根道は適当に風が抜けていくので,涼しくて心地よい.

<心地よい尾根道>

■三頭御前(東尾根)を見落とす
 12時10分,「この先行止まり」と書かれた標識に到着する.ここから急角度で戻るように進むと,三頭御前(東峰)に出るようだが,うっかり忘れて,この標識の前を素通りする.

<三頭御前への案内板>

■10年前の三頭御前からの眺望
 実は10年前,2002年7月20日に,私は当時の山仲間と一緒に三頭山を訪れている.そのときは,三頭御前を訪れている.当時は写真は撮らずに,簡単なスケッチをしていた.
 そのスケッチブックを開いてみると,下に示したようなスケッチが出てきた.
 そのときの情景は.もう,ハッキリは覚えていないが,とにかく眺望が良かったような気がしている.

<10年前の三頭御前からの眺望>

■三頭山(中央峰)への三叉路
 12時26分,三頭山(中央峰)への分岐に到着する.
 この道標からヘヤピンカーブしてやや急な坂道を登る.そして,12時25分,三頭山(中央峰)に到着する.

<ここから中央峰へ>

■三頭山(中央峰)山頂
 山頂には三頭山(中央峰)と書かれた標識が立っている.標高1531m.私が何時も登っている塔ノ岳より高い山である.
 山頂は深い林の中で眺望は全くない.辺りにはハイカーの姿もなく,静まり返っている.ここで長居をしても仕方がないので,すぐに往路を引き返す.

<三頭山(中央峰)>

■三頭山(三角点峰)で昼食 
 往路を引き返して先ほどの三叉路へ戻る.
 ここからやや急な坂を登る.そして,12時35分,三頭山(三角点峰)に到着する.ここには沢山のハイカーが休憩を取っている.
 私たちも,ここでやや遅めの昼食を摂ることにする.

<三頭山(三角点峰)山頂>

■三頭山山頂からの眺望
 三頭山からの眺望を期待していたが,10年前にここを訪れたときの印象を思い出すと,周囲の木立が随分と大きくなっている.その分だけ展望は損なわれているような気がする.今は上の写真の通りだが.10年前は,下のスケッチに示すような風景が堪能できた.

<10年前の眺望>

■ブナ林の道を下る
 昼食を終えて,13時15分,三藤山山頂を出発する.
 尾根伝いに10分ほど歩くと,ムジカリ峠の分岐に到着する.もともとは大沢山経由で下山する予定だったが,時間が押しているので,ショートカットして,三頭ノ大滝経由で出発点のバス停に戻ることにする.
 暫くの間,よく整備された下り階段を下る.続いて,深いブナ林に覆われた山道らしい道路になる.
 川の名前は分からないが,谷を流下する川の右岸沿いの道を暫くの間下る.
 14時22分,短い木橋を渡って川の左岸沿いの道を下る.左岸に渡ると,急に道路幅が広がり,木材チップを敷き詰めた遊歩道になり,進行方向左側に建っている小屋の前を通過する. 

<木材チップが敷かれている道路に出る>

■滝見橋遠望
 14時26分,前方右手に吊り橋が見え始める.滝見橋である.
 この橋を見て,10年前に訪れたときのことを,ほんの少し思い出す.ここから森林館までは,ほんの少しの距離だったな・・・間違っているかな.

<滝見橋遠望>


<10年前の滝見橋>

■滝見橋に到着
 14時24分,滝見橋に到着する.三頭山山頂からここまで,ハイカーには殆ど会わなかったが,滝見橋まで下ると,散策を楽しむ人達が随分と増え始める.
 ここまで下ると,気温も高く蒸し暑くなる.

<滝見橋>

■三頭ノ大滝
 滝見橋を途中まで渡ると,三頭ノ大滝が良く見える.
 落差がどの程度あるのか分からないが,携帯電話のカメラ機能では全景を写すことができない.橋の欄干から携帯電話を乗り出すようにして構えてみたが,やっぱり全景を写すのは無理.それにしても予想以上に高い吊り橋で,高いところが嫌いな私の足許がウズウズしはじめる. 
  
<途中の休憩時にて>         <三頭ノ大滝>

■展望台
 14時43分,展望台に到着する.
 ここで,展望を楽しみながら,2~3分立ち休憩を取る.

<展望台>

■森林館が見える
 展望台から先も木材チップを敷き詰めた歩きやすい道が続く.なだらかな下り坂である.
 やがて前方に立派な木造の建物が見え始める.森林館である.
 
<10年前の森林館>                                          <10年前の三頭ノ大滝>

■森林館で休憩
 14時51分,森林館に到着する.ここで10分ほど休憩を取る.沢山の観光客の姿が見える.
 それにしても立派な建物である.さすが東京都だと感心する.
 氷水かアイスクリームが欲しいなと思って,食堂を覗いてみる.結構高いアイスクリームしか置いていない.やっぱりコンビニに置いてある値頃なものでなければ,勿体なくて食べる気にならない.潔くパス.

<森林館>

■バス停番場
 14時58分に森林館を出発.立派な階段を百段ぐらい下る(段数は正確には数えていない).幅が広く,段差も適当でとても歩き易い階段である.そして,15時03分,最初の出発点,バス停番場に到着する.観光客で賑わっている.
 バスの発車時間までまだ間があるので,案内所を覗いてみる.生鮮野菜売り場ではキューリ3本100円・・・等々,結構安価である.登り始めるときにはミニトマト1袋200円というのがあったので,もし残っていたら買おうかと思っていたが売り切れ.
 観光客が沢山居るので,バスが座れないと辛い.そこで,早めにバスに乗り込む.
 15時28分,私たちが乗車したバスがバス停番場を発車する.

<バス停番場>

■大渋滞
 バス停数馬で武蔵五日市駅行のバスに乗り換える.バスは意外に空いている.私たちは2人掛けの座席を1人で占領して悦に入る.
 ところが,途中のバス停から沢山の観光客が乗り込んでくるので,たちまちの内に,バスは超満員になる.
 バスが何処をどう通っているのか良く分からないが,だんだんと渋滞がひどくなり,遂に殆ど動かなくなる程の大渋滞に巻き込まれる.やっと街路樹のサルスベリが綺麗な花を咲かせている広い通りに出るが,渋滞はまだまだ続く.
 バスはチビリ,チビリとチョットずつ動いて,17時19分,漸く武蔵五日市駅に到着する.渋滞しなければ1時間チョットしか掛からないところを,2時間も掛けたことになる.

■経路を迷いながら帰宅
 武蔵五日市から,鎌倉の大船駅まで,どの経路で帰ったら一番良いのか,ピンと来なくて迷う.立川から八王子へ出て横浜線経由にするか,あるいは南武線,横須賀線にするのが良いのか・・・それとも,いっそのこと新宿か東京まで出てしまおうか・・・
 結局,私と同じ方向に向かう方々に付和雷同.南武線,武蔵小杉乗換の横須賀線経由のルートで帰宅する.大船からのバスの接続も悪くて,帰宅したときには20時近かった.
 路線バスが大渋滞に引っかかるなんて,まるで予想していなかった.やっぱりサンデー毎日が続くと思慮が足りなくなるなと実感する.

<ラップタイム>

10:25  バス停番場歩き出し
10:49  鞘口峠(10:54まで休憩)
11:45  見晴小屋(11:50まで休憩)
12:38  三頭山西峰(13:15まで昼食)
14:01  三頭ノ滝分岐(14:11まで休憩)
14:25  三頭ノ滝(14:34まで見学休憩)
14:51  森林館(14:58まで休憩)
15:03  バス停番場着

[登山記録]

■水平歩行距離   6.1km

■累積登攀高度   662m

■累積下降高度   662m

■所要時間(休憩時間込み)  
 番場の森発   10:25
   〃   着   15:03
 所要時間  4時間38分(4.63h)
  水平歩行速度    6.1km/4.63h=1.31km/h
                               (おわり)

「関東・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ba896354c8a8c9ce3d94720646804c98
「関東・上信越の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/daacab9e09492a473a6b8b775074f090



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