<瑞圓寺の境内>
東京の知らない街をブラリ旅;信濃町駅から原宿駅へ(3);榎稲荷大明神と瑞圓寺
(独りお散歩)
2020年2月15日(土) 曇 (つづき)
まえの記事
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https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/944add283ea665cd633d419c25fdd837
<ルート地図>
■全体地図(※再掲)
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<榎稲荷大明神>
■バス停千駄ヶ谷二丁目
鳩森八幡神社の参拝と見物を終える.
先ほど境内に入ったところとは別の出入口へ向かう.こちらには立派な鳥居があり、どうやらことらが正式な参道のようである.土地勘のない私には、もう自分がどの辺りにいるのか良くわからない.とにかく目の前の2車線の道路を南西と思える方向に歩き出す.どうせ無目的で歩いているのだから、どこでも構わない.とにかく勝手に歩くだけである.
結構起伏のあるところである.進行方向左手は丘のようである.ほどなくバス停千駄ヶ谷二丁目に到着する.停留所の案内板の下に地図があるが範囲があまりに広域すぎて、現在、自分がどの辺りにいるのか見当もつかない.
”まるで世界地図を広げて鎌倉市内を歩いているようなもんだな…”
と勝手なことを連想しながら歩き続ける.
<バス停千駄ヶ谷二丁目>
■榎稲荷の鳥居
14時47分、進行方向左手の土手に立派な鳥居の前に到着する.「江戸名所お萬榎 榎稲荷」という刻字のある脊柱が立っている.私にはお満榎の故事など不勉強で分からないが、せっかくだからお参りしてみようと思う.そこで立派な鳥居を潜って、やや狭い感じの階段を上る.
階段を5~6段上った突き当たりに「榎木稲荷大明神」と刻字されたもう一つの脊柱が立っている.
<榎稲荷の鳥居>
■小振りな柄立派な社殿
階段の途中の曲がり角に石祠がある.その中に小さな鳥居が沢山並んでいる.その奥にどうやら稲荷が祀られているようである.さらに階段を登り切ったところに小振りながら立派な社殿が建っている.
社殿の周囲には柵があり、柵の向こうはどこかの寺院の広々とした駐車場が広がっている.
”あの寺院はどんなところなんだろう…”
私は、一瞬、柵の隙間から隣の寺院の中に入ってしまおうかと思ったが、まあ、罰当たりなことはやめておこうと思いとどまる.
<榎稲荷大明神>
<梅が見事な瑞圓寺>
■瑞圓寺の駐車場
榎稲荷大明神の参拝を済ませてから元の場所に戻り、今歩いてきた道をそのまま先へ進む.ほんの50メートルほど歩いたところで三叉路に突き当たる.道幅田谷や狭い道が左右に続いている.どちらに曲がろうかと一瞬迷うが、先ほど榎稲荷から見た寺院が気になるので、とりあえずは左折する.
左折するとすぐに左手に路地が分岐している.
”ここを左折すれば先ほどの寺院に行けるかもしれない…”
と直感した私は迷わず左折する.狭い道の両側にはびっしりと住宅が連なっている.緩やかな上り坂である.東京は細かな上り下りの道が多くて、水平な道は案外少ないなと思いながら閑静な坂道を登る.
14時51分、瑞圓寺参拝者駐車場入口に到着する.正式な参道がどこにあるか分からないので、駐車場から境内に入ることにする.
道路から左折して坂道を10メートルほど登ると広々とした駐車場がある.今日は何の行事もないのか駐車している車は1台もない.駐車場の一隅から先ほどお参りした榎稲荷大明神の社殿が見えている.
駐車場の先に今が見頃な梅と本堂の屋根が見えている.
<瑞圓寺の駐車場>
■瑞圓寺の本堂
とりあえずは本堂へ向かう.境内には全く人影がなく静まりかえっている.厳粛な気分になり、参拝を済ませる.
この寺院についての予備知識が全くないので、残念ながらこの寺の宗派、山号など、私には全く分からない.雰囲気的には禅寺のような気がするが…果たしてどうだろう.
<瑞圓寺本堂>
■梅が一杯の境内
境内には沢山の梅が植えられている.ちょうど見頃.実に見事である.
大都会のど真ん中にありながら、境内の静まりかえった雰囲気に感動する.
<瑞圓寺の梅>
■庚申塔
境内を一巡りしてみる.まずは庚申塔.
この庚申塔の説明文を読んで、やっとここが曹洞宗の寺であることが分かった.
<庚申塔>
■参道入口の石柱
14時56分、境内の一巡を終えて、正式な参道を通って出口へ向かう.境内入口には大きな石塔が2本立っている.
これらの石塔を見て、この持院が曹洞宗であり、山号が高雲山であることを確認する.もう一方の石塔には「山門禁葷酒」と刻字されている.同じような文言を刻字した石塔が、鎌倉の龍宝寺山門前に立っている.そういえば龍宝寺も曹洞宗の寺である.
<参道入口の石柱>
(つづき)
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