<鎌倉山動物病院付近から富士山を望む>
秋の展望を楽しむ鎌倉:笛田公園・鎌倉山・琵琶苑・常磐緑地縦走(前編)
(独りウォーキング)
2020年10月18日(日) 高曇り
<ルート地図>
←クリック拡大
<鎌倉中央公園から深沢へ>
■このところちょっと体調が・・・
ここ数日、少々体調が優れなかった。なんだか分からないが疲労感があり、ここに胃があるぞというような堅い感じがあってスッキリしなかった。そのうちにこの堅い感じが下腹部に移っていく。特に痛いというわけではないものの何となくいやな感じがしている。
”一体何だろう・・・?”
私は何となく不気味さを感じていた。1週間後には掛かりつけの医院で健康診断をしてもらうことになっているがそこまで持つかなと不安になっていた。でも、一昨日辺りから、”俺は此処に居るぞ感”を絶えず発信し続けていた胃腸も何とか落ち着いて、下手な存在感を主張しなくなった。そして昨日辺りからは体内も至って静かになった。そうなると快眠、快食、さらに”歩きたい感”が高揚しはじめる。
でも、天気予報では今日ぐらいまであまり天気がよくなさそうだったので、先週から開始した塔ノ岳詣では控えることにしていた。ところが、今朝起きて見ると、曇りがちながらまあまあの天気である。
”しまったな・・・やっぱり出かければよかったナ・・・”
と負け惜しみだ。
”ならば・・・”
ということで、午前中は、何時ものように、今年中に取得しなければならない大学院のノルマの調べごとに費やすが、こちらの作業もなかなか埒があかない。頭の中が老いぼれてくるのは何とも防ぎようもないなと思いながら午前中を過ごす。
■鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す
さて、昼食を終えて、13時04分、私は鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す。
毎度のことながら、歩き出す前に、今日はどこを歩こうかと迷いに迷うが、ここ数日は主として大船方面を歩いていたので、今日は鎌倉中央公園とは反対側の深沢方面を歩くことにする。
まずは住宅地内の坂道を西の方向に下り始める。上空は薄い雲に覆われているが、高いところの雲らしく、坂の向こうには笠雲が浮かんでいる富士山が見えている。コロナ騒ぎで気づかないうちに季節が進んで、富士山は七合目ぐらいまで真っ白な雪で覆われている。
<笠雲が浮かぶ富士山>
■大慶寺
坂道を下り終えて、13時15分、大慶寺に到着する。ここは臨済宗。円覚寺の末寺で関東十刹に数えられる寺院である。山門脇の掲示板には、ガンジーの言葉が掲示されている。
”人間性への信頼を
失ってはならない。
人間性とは大海のような
ものである
ほんの少し汚れても
海全体が
汚れることはない。
マハトマガンジー”
<大慶寺>
■等覚寺
つづいて13時23分、等覚寺に到着する。ここは真言宗の寺である。
この寺の掲示板には、
”一粒のお米
一片の紙切れ
それぞれの命
生かし切れる
だろうか”
と書いた紙が掲示されている。こちらの文言はちょっと意味が難しいなと思いながら通過する。
<等覚寺>
<亀山から仏行寺まで>
■亀山
13時23分、深沢小学校正門前を通過、藤沢鎌倉道路を横断して、13時27分、亀山に到着する。
亀山はこのブログにも度々登場する山だが、私が知る限りでは、鎌倉で一番標高差が低い山である。山頂のススキの中に大きな石の慰霊碑が立っているのが見える。
<亀山>
■笛田の田園地帯
亀山から先、暫くは道幅が狭い曲がりくねった舗装道路の両側に比較的新しく建てられた民家がびっしりと立ち並んでいるが、そこを過ぎると砂利道になり、目の前に笛田の田園が広がっているのが見える。ここから先は野趣豊かな散策路になる。
<笛田の田園地帯>
■稲荷神社
進行方向右手は田んぼ、左手は敷地が広い昔ながらの民家が続く。やがて左手の小高い丘の上に祀られている稲荷神社の前を通過する。赤い靖国鳥居が印象的である。
『かまくら子ども風土記』を見ても、この神社の記述は全くなく縁起など不明である。
”ひょっとしたら個人所有の神社かな・・? それにしては立派な社殿だな”
などと想像しながら神社の前を通過する。こんなことを考えながら、当てもなくデタラメ散歩を続けるのも、独り散策の醍醐味である。
<稲荷神社>
■もうすぐ収穫の秋
右手に広い田んぼが広がっている。もうすぐ収穫の時期を迎えそうである。たわわに実る田んぼを眺めていると、何となくうれしくなる。五穀豊穣がなによりだなと思いながら田んぼの脇を通過する。
<実りの秋>
■仏行寺
13時35分、萩郷住宅地入口の交差点に到着する。
少々喉が渇いたので、交差点脇に並んでいる自動販売機で、炭酸入りの水を購入する。この水を飲みながら、
”さてこれからどこを歩こうか・・・”
と迷い続ける・・・が、先ほどちょっと見た笠雲の富士山を思い出す。
”そうだ! 富士山が見えるところへ登ろう!”
これで当面の行き先は決まった。
13時39分、仏行寺に到着する。ここは日蓮宗の寺である。
早速、山門前の掲示板をのぞき込む。そこには、
”法華経は
明鏡の中の
神鏡なり”
と書かれた「今月の清語」が掲示されている。残念ながら法華経を読んだことがないので、この標語の意味を理解することはできないが、いかにも日蓮宗だなという印象を持つ。
<仏行寺>
<笛田公園>
■あずま屋
仏行寺前の急坂を登る。もちろん舗装されているが結構な坂道である。平地を歩く感覚で歩くとたちまちのうちに息切れしてしまうので、自分の年齢を考えてゆっくり、ゆっくりと登り続ける。
やがて三叉路で別の道に突き当たる、
三叉路を右折する。この道のやっぱり急な上り坂。鎌倉山住宅地に通じている。
この坂道を数十メートル登って、13時43分、笛田公園入口に到着する。公園に入ってからも上り坂が続く。右手には山頂に源太塚がある仏行寺の裏山が見えている。
坂道を登り切って、13時47分、公園の北側の縁にあるあずま屋に到着する。
ここで、一呼吸入れようかと思っていたが先客が居る。仲が良さそうな高年齢の夫婦である。邪魔をしても悪いなと思い軽く会釈をしてから、あずま屋の前を通過する。
<あずま屋>
■野球場
あずま屋の先に野球場が広がっている。ちょうどどこかのチームが試合をしている。野球場沿いの散策路をゆっくりと歩く。
今日は日曜日。散策を楽しむ人もチラホラ。
私の目の前にも、調ゆっくりペースで歩く高齢の夫婦連れが居る。むやみに追い抜くのも気が引けるので、暫くの間、この夫婦と一定の距離を保ちながら、じれったい歩きを続ける。
<野球場>
<展望の鎌倉山>
■丹沢遠望
野球場の先にある何面かのグラウンドの脇を通り抜けて、13時51分、笛田公園の反対側出入口から公園の外に出る。
左折して、鎌倉山方面に向かう。ここは砂利道の上り坂。とたんに右手の視界が開ける。
目の前に丹沢の大山が聳えている。手前に見える市街地は藤沢である。大山に向かって左手に富士山が聳えているのが見える(冒頭の写真)。
<丹沢遠望>
■富士山遠望
目を左手に転じると、低く垂れ込めている雲の上に富士山がくっきりと見えている。富士山にいつ初冠雪があったのか覚えていないが、七~八合目ぐらいまで雪で覆われている。
”今日は、この景色が見たかったんだ・・・!”
これで私は大満足!
<富士山遠望>
<鎌倉山に到着>
■常磐緑地方面の眺望
鎌倉山の尾根に到着する、砂利の三叉路になっている。この三叉路を左折して、ちょっとだけ裏手に回ってみる。ここから常磐緑地や天園方面の眺望が開けている。こちらもすばらしい眺めだが、黄色い花のブタクサもかなり目立つ。
<常磐緑地方面の眺望>
■しのぶ塚
先ほどの三叉路に戻る。ここから、もう一度、富士山や箱根の眺望を眺めてから、尾根沿いの道をたどる。すると、鎌倉山動物病院の脇で、砂利道が舗装道路に変わる。
13時56分、鎌倉山住宅地の一角に入る。左手にしのぶ塚(信夫塚)がある。先ほどの源太塚に祀られている源太の妻である。
しのぶ塚の前を道なりに歩いて、13時57分、さくら通りに突き当たる。ここでも、右折か左折か迷うが、”エイヤッ!”で左折する。
<しのぶ塚>
(後編に続く)
後編の記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a4bede02f3f5e4a7701161530e27d3aa
(コピペしてください)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1e218813a3c04e2a76aa91d0e28005b0
(コピペしてください)
お断り;
これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.
なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです.
ブログ拝見しました。
またのお立ち寄りをお待ちしています。
昨日は舞岡公園からも富士山が僅かに見えました
笛田公園の方も歩かれたのですね
健脚凄いですね
お邪魔しました
昨日の富士山です
http://yamamikawa.blog29.fc2.com/