中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

ぶらり鎌倉ひと巡り

2007年04月24日 21時49分06秒 | 鎌倉あれこれ

            ぶらり鎌倉ひと廻り
             (単独山行)
           2007年4月24日(火)

■とにかく散歩したい
 このところ,スッキリと晴れる日が少なくて,山歩きを趣味にしているflower-hillにとっては,気分の優れない毎日が続いている。今日(4月24日)も,朝から空一面に厚い雲が覆っている。それでも,今日の天気はまだ良い方で,今夜から明日にかけて,また雨が降り続くようである。それならば,いっそのこと,雨が降り出さない内に,天園ハイキングコースを一回りしてしまおう思い立つ。
 とは言うものの,この所,私は決して運動不足ではない。4月20~21日は,湘南カラビナ隊の仲間と一緒に貫ヶ岳・毛無山を登頂した。その翌日,22日には「東海道五十三次宿場めぐり」で,大森海岸から横浜駅西口まで,水平歩行ながら約19キロメートルの道程を歩いている。そして,昨日(23日)は,淵野辺にあるストーンマジックで山旅スクールの岩登り演習に,半日,参加している。そのためか,今日は肩から腕にかけて何となく重たい疲労感がある。 でも,今日を逃すと,また明日は雨で歩けない。そうなると連チャンながら,今日は出掛けるしかない。

■ネコ不在
 水や食料を持たずに,空のナップザックをぶら下げて,10時40分頃,家を出る。鎌倉中央公園の南側の稜線沿いに15分ほど歩いて山ノ内浄水場の裏手に回り込む。ここから台峰に向かうと,六国見山が良く見える展望台に出る。ここからの展望は季節感に溢れている。ここ数日の間にすっかり春らしくなっているのに気が付く。今日は,黄色い花の向こうに新緑に覆われた六国見山が良く見えている。この場所からは,いつ見ても飽きない風景が楽しめる。

           <山ノ内から見た六国見山>

 尾根道を下って,北鎌倉へ向かう。途中,行きつけのコンビニに立ち寄って,オニギリ2個を購入する。ついでに,コンビニの店長と雑談をしたかったが,今日は不在のようである。
 北鎌倉駅を通り越して,可愛いネコの「プリンちゃん」と「ゴハンちゃん」の居る店を覗く。店には誰も居ないし,ネコも居ない。とても残念。

■名月谷から天園ハイキングコースへ
 今日は余り天気が良くないのに,北鎌倉付近は沢山の観光客で賑わっている。名月院通りを少し登ったところで,右折して急坂を登る。ここから天園ハイキングコースに入る。途中でもの凄くユックリと登っておられる年輩のご夫婦を追い越させて貰う。
 長い石段を下って,今泉住宅地からの登山口と合流する。そこでまた別の年輩のご夫婦に道を譲られる。私は恐縮しながら先へ行かせて貰う。

一期一会
 11時58分に勝上嶽展望台に到着する。残念ながら富士山も箱根の山も雲に覆われていて全く見えないが,眼下に広がる山並みが新緑に覆われていてとても美しい。ボンヤリと風景を眺めていると,先ほど道を譲ってくれたご夫婦が展望台に到着する。私は,
 「さきほどは,どうも有り難うございました・・」
と挨拶をする。それを切っ掛けにして,暫くの間,雑談を交わす。
 このご夫妻のお住まいは戸塚だとのことである。雑談をしているうちに意気投合。成り行きで,暫くの間,私がハイキングコース沿の歴史的遺構を案内する。
 暫く進むと,中年の外人女性が,落ち着かない様子で,今泉の方を眺めている。私は,お節介ながら,
 “Where are you from? May I help you?”
と話しかける。
 「私,ドイツから来ました。丁度,この辺りの家に住み始めました。降り口が分からなくなりました・・」
すると,ご夫妻の男性が,
 「こっちへ行けば建長寺方面ですよ・・・」
と英語で説明をし始める。
 
鷲羽山にある四国大窪寺の薬師如来像をご案内したところで,ご夫妻にお別れして,私は先を急ぐ。

■偶然にも「山爺」と鉢合わせ
 12時37分に太平山山頂に到着する。丁度,昼過ぎの時間なので,沢山の観光客が休憩を取っている。その様子を山頂から写真に納める。暫くの間,山頂からの眺望を楽しんだ後,広場を経由して峠の茶屋へ向かう。広場の真ん中で,どこかで見たことのある帽子を被っている人が,2人のお仲間と一緒に食事を摂っている。近付いて見るとクラツリ山旅スクールの山爺である。私は,
 「山爺さん,今日は。珍しいところでお会いしましたね,今日はお休みですか・・」
と山爺に声をかける。
 「いえ・・・今日は65才以上の方々の鎌倉ハイキングです・・もう何回も実施しました」
 なるほど,近くには10数人のお客さんが三々五々集まって食事をしている。山辞意のお仲間,2人は,65才には見えない若手である。それもその筈,お二人はクラツリの添乗員と山旅スクールの事務局の方だった。
 私は,10分ほどの間,山爺と雑談しながら,先ほどコンビニで買ったオニギリを頬張る。余り長居をして商売の邪魔をしてはいけないので,早々に広場を出発する。

■峠の茶屋のご常連
 12時55分,峠の茶屋に到着する。
 例によってご常連の皆様が何人か集まっている。その中に,お馴染みのEさんも居る。私が店に入ると,茶屋の主人が,
 「・・・たった今,仙人が店を出たところですよ・・まだ10分も経っていませんよ」
と私に教えてくれる。
 「そうでしたか。つい2~3日前,仙人と一緒に静岡の山へ行っていましたよ・・で,とっちへ向かわれたですか・・・?」
 「いや~・・・そこまでは見ていなかったです。電話されたらいかが・・・」
 私はザックの中に放り込んである携帯電話をごそごそと探す。先ほど,歩きながら,途中で脱いでナップザックに突っ込んだヤッケが邪魔をして,なかなか電話が出てこない。

         <山の達人,Eさん> ※掲載了承済

■ブログの読者と偶然会う
 そうこうしている内に,Eさんの隣にいた女性が,Eさんに,
 「××さんって,知っていますか・・?」
と聞いている。この××はflower-hillの本名である。私は,知らない人の口から,いきなり自分の本名を聞かされて,とてもビックリする。
 Eさんは,足下の七輪でサンマを焼きながら,
 「この人だよ・・・」
と顎で私の方を指す。
 「わあ~・・・偶然! いろいろブログを見ていたら,Eさんのことがかいてあったので,××さんって誰かなと思っていました・・・」
 今度は私が驚く。 
 「どうして本名の××が分かったんですか・・?」
 「いえ・・・flower-hillから想像したんです」
 私の直ぐ近くに未知の読者が居られたことにビックリすると同時に,いきなりずばり本名を言われたので戸惑ってしまう。簡単に類推されてしまうようなハンドルネームは,すぐに変更した方が良いかなと一瞬思う・・・が,面倒くさい。すぐに「まあ・・・いいか」で諦める。

         <当ブログの読者とEさん> ※掲載了承済

イワシとタケノコ
 こんな会話をしている内に,私は仙人に電話をするのを,すっかり忘れてしまった。もう大分時間が経ってしまったので,今更追いかけても無駄足になるだけだろう。早々と仙人に電話するのを諦める。
 Eさんが焼いてくれたイワシや,今が旬のタケノコをご馳走になりながら,暫くの間,楽しい雑談を続ける。私は,Eさんと,この女性をデジカメに納める(ブログに掲載することに快諾されている)。写真を見ると,この女性のお子さんが,まるでEさんの孫のように見える。
 13時20分頃,峠の茶屋を出発する。途中,偏界一覧亭付近にある「北条首やぐら」に寄り道して,瑞泉寺を目指す。その間,沢山のハイカーとすれ違う。

           <北条首やぐら>

             <偏界一覧亭>

■小腹が空く
 14時15分頃鎌倉駅に到着する・・・が,何となく小腹が空いてくる。そこで駅中のBBCK’sに入って,ホットミルクとトーストを注文する。店内はほぼ満席である。私は,一寸お腹が空いただけなのに,すぐに何か食べたがる。だから,体重オーバーになってしまう。

          <鎌倉駅BECK’sのトーストとホットミルク>

■水戸黄門とナースの仕事
 鎌倉市役所前から14時52分発中央公園行のバスに乗って,15時07分に帰宅。
 すぐにテレビをスイッチON。「水戸黄門」と「ナースの仕事」の両方を,タイムシェアリングシステムのようにチャンネルを切り替えながら楽しむ。片方を録画すれば良いのに。
 今日一日,私は一体何をやっていたのだろう?
                              (おわり)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。