＜路地を抜けると視界が開けて塩尻橋が見える＞
中山道中六十九宿巡り(79)：第9回(19)：塩尻宿を後に
（五十三次洛遊会）
２０１０年９月１１日（土）～１３日（月）
第3日目：２０１０年９月１３日（月） （つづき）
＜塩尻宿を歩く＞
■中山道鉤の手跡
コンビニで一休みした私達は，13時過ぎに再び歩き出す．
13時04分，「中山道鉤の手跡」と刻字してある杭の前を通過する．「鉤の手」とは何か？ 私は，まだ，調べていないので，良く分からないが，ひょっとすると，中山道がこの辺りで鉤の手に曲がっていたのかも知れない．
■阿禮神社
13時05分，阿禮神社に到着する．鬱蒼とした杉林に囲まれた神社である．この神社の由来は知るすべもないが，資料1には，「長持行列で賑わうこの地の産土神」という説明がある．
■是より東塩尻宿
13時06分，塩尻東小学校まえに到着する．小学校の正門前に「是より東塩尻宿」と刻字してある杭が立っている．
■堀内家住宅
街道沿いにほんの少し歩くと，大きな立派な家が建っている．傍らの案内板によると，「堀内家は江戸時代，旧堀ノ内村の名主を勤めた豪農．建築の年代は19世紀初め頃，下西条の川上家（当時は造酒家）からの家を移築したという言い伝えがある．また，構造手法から18世紀後半の建築とみられる．建築は南に面し桁行，梁間ともに約十間で，切妻造．現在の間取りは表，中，裏の三列に区切り表の列は上手の座敷と土間，中列は三間に四間の「おえ」と土間，裏側は「うらざしき」他数室・・」．
■道祖神と庚申塔
13時17分，道祖神と庚申塔数基が並ぶ前を通過する．
■塩尻橋
13時21分，国道を横断して，「中山道」と赤い字で書いてある案内杭のところから，住宅が建ち並ぶ狭い路地のような道に入る．
住宅はすぐに途絶えて畠中の道になる．前方には田川に掛かる塩尻橋が見え始める．
12時22分塩尻橋を渡る．
■大門神社
13時28分，大門神社の前を通過する．神社の由来は良く分からない．
■耳塚神社
大門神社のすぐ隣に耳塚神社がある．資料１によると，ここは耳の神様だという．
＜路傍の双体道祖神＞
＜塩尻駅から帰途につく＞
■いよいよ塩尻駅
道なりに直進すると前方に中央本線の線路が見えてくる．途中から，適当に右折して，塩尻駅と思われる方向に向かって適当に歩く
途中に神社があるが，どのような由来の神社か分からないまま通過する．
そして，13時49分，無事，三日間の行程を終えて塩尻駅に到着する．
■お茶も飲まずに列車に飛び乗る
列車の時刻表を見る．
丁度うまい具合に，13時56分発特急あずさ20号に間に合う．お茶も飲まずに，ソソクサと，この列車に乗車する．もちろん自由席．列車はそれほど混雑していないので，全員近場に固まって座れる．
良かった，良かった！
まずは落ち着いたところで，車内販売のコーヒーを賞味する．
16時01分に八王子に到着する．横浜線に乗り継いで，17時36分に大船に到着する．そして，18時頃，無事帰宅する．
＜ラップタイム＞
８：１６ グリーンホテル歩き出し
８：２３ 魁塚
８：５２ 旧渡辺家住宅
８：５３ 平福寺
９：２１ 東堀一里塚
９：４３ 今井本陣跡
１０：２１ 大岩
１０：３５ 塩尻峠（１０：５６まで休憩）
１１：１５ 東山一里塚
１１：５８ 柿沢跨道橋
１２：１８ 高札場
１２：３２ 三州街道分岐点
１２：３５ 五千石街道
１２：４２ 塩尻宿本陣跡
１３：０６ 堀内家住宅
１３：２１ 塩尻橋
１３：４９ 塩尻駅
[歩行記録]
■水平歩行距離 13.5km
■累積登攀高度 303m
■累積下降高度 352m
■所要時間（休憩時間込み）
グリーンホテル 発 8:16
塩尻駅 着 13:49
（所要時間） 5時間32分(5.53h)
水平歩行速度 13.5km/5.53h＝2.44km/h
＜第9回総括＞
■歩行距離
第１日目 13:6km
第２日目 15.7
第３日目 13.6
（合 計） 43.0
■累積登攀高度
第１日目 471m
第２日目 594
第３日目 303
（合 計） 1,368
■累積下降高度
第１日目 58m
第２日目 922
第３日目 352
（合 計） 1,332
■所要時間
第１日目 5時間13分( 5.22h)
第２日目 8時間06分( 8.10h)
第３日目 5時間32分( 5.53h)
（合 計） 18時間５１分(18.85h)
■平均歩行速度
第１日目 2.60km/h
第２日目 1.93
第３日目 2.44
（３日間平均） 43.0km/18.85h＝2.28km/h
（第９回おわり）
（第10回につづく）
資料1：『ちゃんと歩ける中山道六十七次』五街道ウオーク事務局
「中山道六十九宿」の前回の記事
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