＜真夜中のリマ国際空港＞
ペルー周遊記(5)：第１日目：リマへ向かう(1)
２００８年７月１日（火）
＜初顔合わせ＞
■いよいよ出発
昨夜（６月３０日），小田急トラベル主催の東海道五十三次宿場巡りから，夜遅く帰宅した私は，ペルー渡航の最終準備をしているうちに，瞬く間に時間が過ぎてしまい，結局，就寝できたのが22時20分を過ぎてからであった．ところが，何か忘れ物があるような気がして，思うように熟睡できないまま，何時ものように，４時過ぎに起床する．
早速，パソコンの電源を入れる．昨日まで，東海道五十三次宿場巡りで３日間留守にしていたが，その間に受信していた沢山のメールにざっと目を通す．これらのメールの中には，企業からのＤＭが，かなりあるので，これらの大半を読み飛ばす．
何時もより少し早めに朝食を済ませる．集合時間ギリギリにバタバタするのが厭なので，少々早めに家を出る．携行する荷物は，機内持込み用の小型リュックと，キャスター内蔵の中型バッグの二つだけである．荷物を引きずって，湘南モノレールを使って，大船駅に出る．大船駅から横須賀線を使って，9時50分に横浜に到着する．
ホームで，横浜始発の成田エキスプレスを待っていると，折悪しく，鶴見駅付近で，京浜東北線の電車が何かに衝突したとかで，東海道本線，横須賀線，京浜東北線の全電車が安全確認のために運転を中止するとのことである．
「・・・幸先が悪いな～ぁ・・・」
とヤキモキするが，10分ほどで運転が再開される．
私が乗車する予定の10時30分発成田エキスプレスも，7分遅れの10時37分に横浜駅を発車する．
車内は予想に反して，案外空いている．品川から同行するトーマス夫妻も，私と同じ車輌に乗車する．トーマスさんのあだ名の由来は，このブログの後半で紹介することにするが，これまで，モンブラン山，ニュージーランド北島へ一緒に旅をしたことのある旧知の仲である．
■レストランで昼食，そして初顔合わせ
集合は成田空港第１ターミナル北ウイングＣカウンター前，12時30分である．成田エキスプレスが遅延したが，集合時間までには十分間に合った．全員集合後，北ウイングの某レストランで，昼食を兼ねて，初顔合わせを行うことになる．
私達は隣接する２台のテーブルに座る．私は，これから暫くの間，日本食にはありつけないかもしれないと思って，ソバを注文する．食事をしながら，お互いに着席順に自己紹介を行う．
まずは，リーダー役のＳさん（男性），某大手建設会社，Ｓ社関係の方．つづいてトーマス夫妻，某大手電工部材関係会社のＯＢ．それにフラワーヒル，ついで，Ｓ社関係のＫＯさん（男性）．Ｓさんの奥さん，ドッジさん．ドッジさんは山旅スクールで，フラワーヒルと同期の方．次いで，同じく山旅スクール同期のＩさん（女性）．その隣に，Ｓ社関係の３人，ＫＡさん（男性），Ｔさん（男性），Ｍさん（男性）が座っている．フラワーヒルが旧知の方はＳ夫妻，トーマス夫妻，Ｉさんだけ．後の方々は，今回初めてお会いする． 今回のメンバーは，男性６名，女性３名，アルカリ性１名，計10名である．
この10名が，旅の後半から，
グループＡ：ピスコ山登頂班５名
（Ｓさん，トーマスさん，ＫＯさん，ＫＡさん，フラワーヒル
：何れも男性）
グループＢ：トレッキング班３名
（ドッジさん，Ｉさん，トーマス夫人：何れも女性）
グループＣ：観光班２名
（Ｔさん，Ｉさん：何れも男性）
の３グループに別れて行動する．
＜賑わう成田空港待合室＞
※画面の中に今回のメンバーの一部の方が映っているが，
当ブログへの掲載については，事前に各メンバーの承認
を得ている．
＜成田からアトランタへ＞
■搭乗そして夕食
Ｃカウンターで搭乗手続きを済ませ，12時45分に出国手続を済ませる．そのままセキュリティチェックを終えて，搭乗待合室に入る．
このところ，セキュリティチェックがとても厳しくなっている．液体物の機内持ち込みは原則禁止．飲料水も持ち込めない．それに預入荷物には，鍵を掛けるなと注意を受ける．アメリカで荷物を積み替える際に，荷物の中をチェックするので，鍵が掛けられていると壊されるとのことである．
13時頃，私達はデルタ航空ＤＬ349便アトランタ行に搭乗する．私の席は後方の48Ｃ．通路側である．私達はアメリカのアトランタでトランシットして，リマに向かう予定である．これからウンザリするほど長い時間，飛行機で移動することになる．
私達を乗せた飛行機は，定刻15時30分に成田空港を出発する．15時32分，無事，離陸．
15時42分，
「・・・これからラップトップコンピュータ，ゲーム機などの使用が可能です・・・間もなく夕食のサービスを始めます・・・・デューティフリーショップを始めます・・・」
という英語，スペイン語，日本語のアナウンスがある．
16時20分，アメリカ入国カード，税関申告書の配布を受けて記入する．結構，面倒である．
16時30分頃から，夕食のサービスが始まる．飲み物のサービスが始まる．私はトマトジュースを所望する．ビールやワインは，どちらも600円．有料のようである．ただ，どうしたことか夕食時に配られた赤ワインは無料である．
＜デルタ航空の機内食（夕食）＞
■退屈でけだるい機内
私は，16時38分，アトランタ時間の3時38分に時計を合わせる．これからはアトランタ時間で表示する．
4時35分，私達を乗せた飛行機は，突然，乱気流の中に入りこむ．機体がガタガタと激しく揺れる．機内サービスが中断される．
私は，暇つぶしのために，機内に設置されている液晶パネル上に，ゲームを呼び出して，何回か試みるが，なかなかうまく行かない．
6時頃から機内の照明が暗くなり，眠っている乗客が多くなる．トイレが混雑し始めている．私も何となく眠くなる．そして，いつの間にか，小一時間，うとうととする．
6時55分頃，目が覚める．飛行機はアリューシャン列島の南を，高度10,364メートル，対地速度1,093km/hで飛んでいる．外気温は-49℃，追い風198m/h，これまでの飛行距離は4,550kmである．アトランタは，まだまだ先である．
身体が何となく怠くなる．眠たいが，眠れない．足が攣りそうになる．暫くの間，そんな焦れたい気分になっていたが，また，いつの間にか居眠りをしてしまう．そして，再び，7時頃目が覚める．液晶パネルには，
「・・・アトランタまでの推定所要時間：6時間19分・・・」
という表示が出ている．アトランタは，まだまだ，遠い．
■朝食
9時12分に朝食のサービスが始まる．ハムとチーズを挟んだパン，オレンジジュース，ヨーグルトが小さなトレーに乗っている．オレンジジュースとヨーグルトが冷たく冷えていて，とても美味しい．ドリンクサービスで，コーラとお水を貰う．
10時09分，飛行機はアイダホ州とモンタナ州の州境付近を飛行している．アトランタまでは，後4時間28分のフライトである．眠たいが，よく眠れない．腰が痛くなり始める．
＜デルタ航空の機内食（朝食）＞
■つづいて昼食
12時43分に機内アナウンスがある．
「・・・免税品販売は，あと10分ほどで終わりになります．お買い求めのお客様は至急乗務員にご連絡下さい」
13時34分，昼食となる．メインディッシュは，ビーフ．
何となく，絶え間なく食べてばかりで，このままではブロイラーになってしまうと気になり始める．
とはいえ，一昔に較べると，機内食も随分と簡素なものになったなという印象はぬぐえない．
＜デルタ航空の機内食（昼食）＞
※このまま食べ続けるとブロイラーになってしまうなと
思いながら，食べ物に卑しい私は，ついつい食べてし
まう．少しは自重しなければ・・・・
■アトランタに到着
14時10分にアナウンス．
「・・・あと，45分でアトランタ国際空港に到着します・・・・」
急に機内が慌ただしくなり始める．
14時24分，私達を乗せた飛行機は，無事，アトランタ空港に着陸，14時51分にアトランタ空港に到着する．
15時00分，ディセンバーグ．
15時29分，イミグレーション．窓口前には長蛇の列ができている．何時ものことながら，係員がとてもノンビリとチェックしているように思えてならない．
16時00分，バゲージクレイムを終える．廊下の途中で留まることが許されないので，ここで，一旦，全員がバラバラになってしまう．
リマへトランシットするために空港内を移動する．16時18分，空港内地下鉄に乗車．16時23分にコンコースＴに到着する．そして，長い，長い廊下を歩いて，16時31分，漸くT02搭乗待合室に到着する．搭乗待合室には，すでに沢山に乗客が集まっている．
これから先，まだ，まだ，数時間のフライトがある．リマはつくづく遠いなと実感する．
＜アトランタ空港でトランシット＞
※空港内の地下鉄に乗って，リマ行飛行機が出るＴ０２
搭乗待合室に移動する．
（つづく）
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