中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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[復刻版] 残雪の八ヶ岳;美濃戸・硫黄岳往復

2015年03月09日 02時56分33秒 | 中央沿線

                                                                  <赤岳山頂からの眺望>

[復刻版]     残雪の八ヶ岳;美濃戸・硫黄岳往復
             
(モンブラン登頂準備
        2
004
年3月13日(土)~14日(日)

※過去の登山記録を「復刻版」として,少しずつ整理します.
 
アクセスして頂く方には申し訳ないが,一連の「復刻版」の記事は全く個人的なもの
  しかも古い記録ですでも参考にして頂ければ嬉しいです
    ****取りあえずは写真中心で,説明文は概略だけ****

<概念図>

  第1日目:新宿↔八ヶ岳山荘(泊)
  第2日目:八ヶ岳山荘→硫黄岳山頂→美濃戸口

<ルート地図>



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<プロフィールマップ>


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第1日目:2004年3月13日(土)

<行動概要>
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 モンブラン登頂準備のために,八ヶ岳赤岳で山岳ガイドW氏の指導を受ける.
 第1日目は,新宿から専用車で八ヶ岳山荘まで移動する.
 7時37分,新宿を出発,途中,双葉SAで休憩して,10時05分,八ヶ岳山荘前に到着する.
 10時48分,移動開始.
 12時09分,赤岳山荘に到着,登山の準備をする.12時40分,赤岳山荘発.
 13時42分,標高1940メートル地点で3分間立ち休憩.
 14時44分,標高2160メートル地点で約20分休憩.
 15時23分,赤岳鉱泉着.
 18時から夕食.
 夕食後,山岳ガイドW氏の講義を受ける.その後,各自の持参した装備品のチェックを受ける. 
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<写真集>

■赤岳山荘


■赤岳山荘で昼食弁当

 ツアー会社から支給された弁当を,赤岳山荘で摂る.

■赤岳山荘の犬と甘酒
 
<赤岳山荘の看板犬>                           <甘酒を賞味する>

■赤岳鉱泉
 12時40分,赤岳山荘から歩き出して,15時23分に赤岳鉱泉到着.辺り一面は深雪に覆われている.


アイスクライミング演習
 休憩後アイスクライミング演習.こんな怖いことはしたくないというのが本音.


■赤岳鉱泉の夕食
 18時から夕食.まあ,こんな感じ.
 夕食後,山岳ガイドのW氏が,全員の重登山靴,12本アイゼン,ピッケルなどの装備品のチェックを行う.



第2日目:2004年3月14日(日)

<行動概要>
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 5時から朝食.
 6時から建物の前で,W氏から雪山歩行の注意点,ピッケルの使い方などについて注意を受ける.
 6時30分,歩き出し.
 9時30分,赤岳山頂着.山頂で10分間休憩.山頂からの素晴らしい風景に感動する.すると,W氏が,
 「こんな風景,ちっとも素晴らしくないよ.モンブランはこんなところとは比較にならないほど素晴らしいですよ…」
という.内心でW氏にちょっと反発を覚える.
(後日,モンブランに登って,確かに素晴らしい風景に出会えたが…)
 9時40分,下山開始.
 11時20分,赤岳鉱泉着.40分間休憩.
 12時00分,赤岳鉱泉発.
 14時20分,八ヶ岳山荘に到着.25分間休憩.
 14時45分,八ヶ岳山荘出発.15時00分,太陽館着.入浴.
 16時05分,専用車に乗車,太陽館出発.途中談合坂SAで休憩を取って,19時18分,新宿バスターミナルに到着.解散.湘南新宿ラインで大船へ.20時30分頃帰宅.
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<写真集>

■赤岳鉱泉の朝食


■赤岳鉱泉前に集合
 私たち以外にも沢山の登山客が居る.
 建屋の前で,W氏の講義を受けてから,6時30分に歩き出す.

■素晴らしい展望
 標高が高くなるにつれて,視界が開け始める.


■急傾斜の稜線
 深い雪が降り積もった急坂の稜線を這い上がる.結構な快感.このすぐ上が山頂.
 積雪期の登山なので,地図上の登山道から離れて稜線伝いに登り続ける.
 下山のときは,この急斜面で腰までのふかふか雪にはまりながらラッセルして転げ落ちるように下る.人の足跡など全くない斜面である.実に痛快.


■赤岳山頂
 9時30分,赤岳山頂に到着する.素晴らしい展望が開ける.開放感がある.


■山頂からの眺望


■赤岳鉱泉の昼食


■赤岳山荘に戻る

 
<赤岳山荘近くの祠>                             <休憩を取りながら下山支度>

■太陽館
 15時丁度に太陽館に到着.入浴.

<太陽館に到着>

<山岳ガイドW氏の講義内容>

第1部;登山の基礎

■登山の心構
 心構え1
楽しく歩きなさい.
 心構え2格好良く歩きなさい.
 心構え3個性的になりなさい.
   海外へ行ってみると,日本人は没個性的で格好が悪い.
   日本人は,10人が10人とも,同じような格好をしている.
   日本人には個性的な自由さがない.
 心構え4折角持ってきた道具は積極的に使いなさい.
   ピッケルやアイゼンを持参したなら,どんどん使いましょう.
   ヘルメットも持ってきたら被りましょう.
 心構え5荷物は軽くしなさい.
   これがなかなか難しい.
   余計なものは持たない.
   持ち物が少しでも軽くなれば,それだけ歩くのが楽になる.

■アイゼン歩行の基礎
 心構え1がに股になって歩く必要はない.
   がに股歩きは疲れてしまうので,長時間歩けない.
 心構え2普段買い物に行くのと同じような気持ちで歩きなさい.
   ただし,アイゼンを履いているという意識を持って,いつもよりは両足の間隔を
   少しあけて歩きなさい.
 心構え3足の裏に当たる雪の感覚を意識して歩きなさい.
 心構え4ピッケルを意識して歩きなさい.

■高所への対応 
 
心構え1水はこまめに飲みなさい.
 心構え2ときどき深呼吸をしなさい.
   高い所では空気が薄くなる.
   高所に来たばっかりのときは,下界で吸った空気の余力で行動している.
   高山病は,高い所に来てから暫くして発症する.
   腹式呼吸に馴れなさい.

■基礎体力の強化
 心構え1平素から基礎体力を付けておきなさい
   モンブラン登頂では,ある程度の速度で歩かなければならない.そのためにも
   基礎体力が必要である.
 心構え2;基礎体力を付ける方法を工夫しなさい.
   平素から階段を登る.軽登山を繰り返すなど.

第2部;急斜面でのピッケルの使用方法

■急な登り坂の登り方
 (1)身体を登る方向に対して真横になる.
   (以下の説明は右を坂上に向けた場合を想定).
 (2)左足に重心を乗せた状態で,これから登ろうとする場所のちょっと上の位置に
   ピッケルをシッカリ差して立てる.
 (3)右足に重心を移動して,シッカリと立つ.
 (4)左足を移動する.
 (5)以上の動作を繰り返す.
 [注意事項]
 ステップは小幅にすること.
        
■急な下り坂の下り方
 (1)腰を落として,前屈みになり,ピッケルを一歩手前の位置にシッカリ差し込む.
 (2)右足をピッケルの直近の位置にシッカリと下ろす.
 (3)体重を右足に移す,
 (4)以上の動作を繰り返す
       
さらに急な下り坂の下り方
 (1)さらに腰を落として前屈みになる.
 (2)ピッケルの歯を斜面にシッカリと突き刺す.
 (3)右足を前に出す,
 (4)以下同じことを繰り返す,
        
                                       以上

「中央線沿線の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c3a708721c55622fafe4a6ad3c98a3de
「中央線沿線の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3f6c5909225c914c8674cf713f19e42c

[編集後記]

2015年3月8日(日) 雨後晴

 昨日までとは打って変わって今朝方は少々寒かった.でも,明日,山旅スクール5期の皆様と鎌倉散策の予定があるので,鎌倉中央公園付近の梅の開花具合を確かめるために,あちこちと歩き回った.
 ここ数日,寒暖の差が大きい毎日が続いているが,どうやら梅も見頃を迎えているようである.
 あちこちを散策して,夕方,帰宅する.
 早速,鎌倉の地図を広げて,明日はどんなコースを歩こうかと思案し始める.明日の天気予報は終日曇である.あまり天気は良くない.
 当初,展望の良い所を巡りながら,春を満喫したいなと思っていたが,天気が良くないのでは,展望もヘッタクリもない.
 ”ならば,大船北西部で梅の花が綺麗な社寺でも一回りしようかな…”
 私は地図を眺めながら,歩行距離が10キロメートル程度のコースを設定する.
 コースの設定を終えてから,PCをオンにして資料作成に取りかかる.取りかかる前に,受信メールを開いてみる.数十通の未読メールが溜まっている.その中に,山旅スクール5期のTBさんから,
 「明日は天気が悪そうなので,(鎌倉散策は)止めましょう…」
という主旨のメールが届いている.
 「そうですね,ヤメにしましょう…」
という主旨の返信メールを出す.
 …ということで,…こうは良くないとはいえ,明日,月曜日は何の予定もない楽しいが寂しい1日を迎えそうだ.
 ”おまえさんのことだ…フラフラとどこかへ出掛けると思うよ…”
と口の悪いもう一人の私がニタニタしている.
                                    (愚痴おわり)

 



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