中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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アパチャ山登頂記;第5日目(3);パラトゥンガ温泉郷

2014年03月26日 05時17分51秒 | ロシア;アパチャ山

                         <パラトゥンカ温泉郷バージニアホテル>

[復刻版]
  アパチャ山登頂記;第5日目(3);パラトゥンガ温泉郷
           (アルパインツアー)
      2004年8月10日(火)~8月17日(火)

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第5日目:2004年8月14日(土)

<ルート地図>



<もの凄い泥濘道>

■往路を戻る
 17時03分,私たちは専用車に乗って,今夜の宿泊地であるパラトゥンカ温泉郷に向かう.暫くの間は,往路と同じ悪路を引き返す.
 すぐに,
往路でエンコした泥地に到着する.またまた,車は泥にはまり動けなくなる.私たちは下車して,専用車が泥沼から這い出るのを待つ.
 車は青白い排気ガスを辺り一面にまき散らしながら,ウンウンと唸るような音を立てて,泥んこからやっと這い出る.
 私たちはまた車に乗って,何事もなかったように専用車は動き出す.

<泥んこ道;これでも状態が良い方>

■行く手を遮る木は切り倒す
 暫く進むと,またもや悪路になる.
 専用車は少しでも状態の良いところに入り込む.当然そこは道ではない.専用車は道であろうと無かろうと構わずに進む.
 行く手を遮る白樺があると,鋸を取り出して切り倒す.また,場合によっては,手斧で枝を落として進路を確保する.それでも通れないときは,乗客の私たちを下ろして,また青白い排気ガスをまき散らしながら,エンジン全開で惰性を付けて悪路を通過する.
 随分と長居時間を掛けて,悪戦苦闘しながら先へ,先へと進む.
 こんな無茶なことをして貴重な自然を荒らして良いのだろうかという自責の念に駆られる.


<道なき道を行く専用車>

<パラトゥンカ温泉郷>

■バージニアホテルに到着
 随分と長い間,時間を掛けて悪路を通過する.
 18時01分,未舗装ながら立派な舗装道路に入る.途端に専用車の乗り心地が格段に良くなる.車内には安堵の雰囲気が流れる.
 18時25分,舗装道路に入る.
 19時28分,パラトゥンカ温泉郷バージニアホテルに到着する.
 バージニアホテルは2階建ての規模の小さなホテルである.建物の外観は真っ白.見るからに,清潔感がある.

<バージニアホテルの外観>

■チェックインに手間取る
 ホテルの中に入る.驚いたことにロビーがない.
 ツアーリーダーが代表して全員のチェックイン手続きをする.この手続きに時間が掛かること,掛かること…その間,狭い廊下で待つしかない.
 どうやら,ここはただ寝るだけの所のようである.夕食は近くにあるレストランで,またシャワー代わりに近くの温泉に入ることになるようである.
 とにかく一旦部屋に入る.私は某男性と相部屋である.

<チェックインで手間取る>

<食事と温泉>

■近くのレストランへ
 20時丁度から夕食である.
 19時45分頃,水着持参で,ホテル玄関前に集合する.もう20時だというのに,まだ太陽が高い位置にある.日が長いのは何とも有り難い.
 程なく全員が揃う.
 ホテルからなだらかな下り坂を4~5分下ったところにレストランがある.そこまで揃って移動する.

<ホテル前に集合>

■夕食
 20時少し前にレストランに到着する.清潔感のあるこざっぱりとした建物である.
 建物の中に入る.先客が1~2名居る.私たちがドヤドヤと入ったので,迷惑かもしれないなと思う.
 夕食がサーブされるまで少々時間が掛かる.
 夕食のメニューは下の写真の通りである.味も何時もの通りである.ただ,さすがにレストランだけのことはあって,食器は学校給食的ではなく,チャンとしているようである.
 
<夕食>

<温泉プールを体験>

■温泉プールのシャワーを利用

 小一時間で夕食が終わる.
 夕食後は自由行動である.
 ホテルへ戻ってもシャワーがないので,近くにある温泉プールのシャワーを利用することにする.
 折角だから,温泉プールにも入ってみようかと思う.
 ロッカーで水着になる.シャワー室には間仕切りがない.広々としていてガランとした部屋に何個かのシャワーが付いている.どうも温水が良く出ないような気がする…が,まあ,良いか…
 プールに入る.25メートルプールなのかな?
 十数名の方々がプールで楽しんでいる.
 温水の筈だが,私には普通のプールと大差ない水温のような気がする.もっとも日本でも温水プールなどには入ったことがないが…要するに冷たい温水プールである.寒冷地仕様なのかな.
 “こりゃ~…寒くて堪らない…”
 私は一寸温泉プールに浸かっただけで,早々に引き上げる.
 温泉プールの水はそれほど綺麗にも思えなかったので,もう一度入念にシャワーを浴びる.一寸冷たいが…
 なお,温泉プールで写真を撮るのは,少々憚られるし,水場にカメラを持ち込むのもどうかな…ということで,撮るのは省略する.

<温泉プールの建物>

■回り道しながらホテルへ戻る
 温泉プールの建物から外に出る.
 たまたま建物の出口で出会った仲間達と一緒に,多少回り道をしながら,ホテルへ戻る…が,まだまだ日が高い.もっとも時間はとっくに21時を過ぎているが…
 私は20~30分,小さなノートを片手に,ホテルの周辺を散策する.気温が下がって少々寒いが,夕暮れの散策は気分上々である.
 22時頃,自室に戻る.
 ベッドに座って日記帳を整理していると,同室の方も部屋に戻ってくる.暫くの間,雑談をしてから,就寝.
 今夜も猛烈な鼾に悩まされるかな.
 でもまあ,今日一日も「良かった! 良かった!」である.
 明日は明日の風が吹くさ…おやすみなさい.

<ラップタイム>

 8:00  朝食
 9:17  ベースキャンプ出発(6輪駆動車で移動)
10:35  舗装道路に入る
10:39  トイレ休憩(10:50まで小休止)
10:57  スーパーマーケット立ち寄り(11:37まで)
12:41  湖畔(名前はない)(12:54まで小休止)
    ※蚊が多くて参った。
   
※パブカジュツ山の秀麗な姿が望める.
13:00  6輪駆動車が泥にはまりこんで動けなくなる
13:16  車から下車
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13:27  トレッキング開始(420m地点)
14:08  再びバスに乗車(470m地点)
14:10  再び泥沼に嵌る(480m地点)
14:15  先行車の牽引で泥沼から脱出
14:27  湖畔に到着(昼食)
-------------------------------------------
15:04  トレッキング開始(540m)
15:40  水辺で小休止(560m)(15:51まで)
16:40  出発点に帰着(トレッキング終了)
--------------------------------------------
17:03  出発
17:12  泥沼に嵌る
17:22  木を切り倒し行く手を確保
17:23  再びエンコ(斧を持ち出す)
17:29  再々出発(動けず)
17:30  全員下車
   ※空車のままエンジン全開で脱出
17:35  再び乗車
17:36  再々出発
17:45  泥濘道に入る(往路でエンコ)
17:48  無事通過
18:01  未舗装ながら広い道に出る
18:25  舗装道路に入る
19:28  パラドゥンガ温泉郷着(バージニアホテル泊)
20:00  夕食
  ※夕食後,温泉プールで保養.
                                  (つづく)
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