中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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モロッコ訪問記:プロローグ(2)

2009年06月21日 15時40分29秒 | モロッコ;ツブカル山

                      <北鎌倉のアジサイ>

           モロッコ訪問記:プロローグ(2)
               (アルパインツアー)
         2009年6月7日(日)~18日(木)

帰国後第3日目 2009年6月22日(日)

 早いもので,今日はモロッコから帰国して3日目を迎える.
 当初の予定では,今日はARENAの連中と一緒に,箱根塔ノ沢から明星ヶ岳まで縦走ハイキングを楽しむことになっていたが,生憎の雨で中止となってしまった.
 時差ボケの私は,午前3時少し過ぎに,目が覚めてしまったので,そのまま起床してしまった.そして,パソコンを開いて,未読のメールを読んだり,旅行中に入手した資料の整理を進めていた。でも,7時30分頃,眠くなったので,ちょっとの間,横になる.ところが,一寸の間のつもりが,8時30分頃まで寝過ごしてしまう.
 8時30分の超遅い朝食を済ませてから,また仕事場に戻る.
 残念ながら,ものの1時間も過ぎない内に,猛烈な眠気に襲われる…椅子に座ったまま,知らない間に,寝込んでしまう.だらしない時間を過ごしている内に,瞬く間に,貴重な1日が過ぎていく.もったいない!

 モロッコで収集した資料を整理しながら,昨日,北鎌倉周辺で撮影したアジサイの写真を,パソコンの画面に映し出して鑑賞する.
 瑞々しいアジサイの花は,実に美しい.モロッコの人達に,日本のアジサイを見せたらうらやましがるだろうなと勝手に想像する.

                  <北鎌倉:路地アジサイ>

     **************************

 今から数週間前,5月初旬,山旅スクール5期のノシイカさんから,
 「モロッコのツブカル山へ行きませんか.後1人の申込みがあれば催行になります・・・」
というメールを頂戴する.
 実は,このツアーに参加しないかと,最初に言い出したのは私の方である.山旅スクール5期の数名の方をお誘いしたが,その時点で,色好いお返事を頂戴した方が居られなかったので,半ば諦めていた.
 言い出しっぺだった私は,逆に背中を押されるようにして,5月10日に,主催者のアルパインツアー社に参加申込みをした.
 サンデー毎日で年金主体の生活者である私には,海外旅行は大きな負担になる.でも,仮に,爪に火を点すような生活が,毎日続いても,できるだけ海外の山へ登りたいなと思っている.
 この先,また金欠病に罹患したような日々が続くなと思いながらも,健康で行ける内が花と思い切って,参加費を旅行社に支払った.ただ,幸いなことに,折からの円高と燃油サーチャージがゼロになっているので,割安感があるのがせめてもの幸いである.
 旅行社の説明によると,今回のツアー参加者は,総勢7人(男性5人,女性2人),東京羽田から4名(男性2人,女性2人),関西空港から3名(何れも男性,大阪2人,名古屋1人)である.ツアーとして丁度良い人数だなと思う.

 5月中のサンデー毎日氏は,閑が忙しい毎日を過ごす.
 5月10日以降,塔ノ岳(3回),三浦アルプス北尾根二子山,日光街道宿場巡り,I画伯の展覧会見学など,「閑」が重なって“閑忙し”の毎日である.
 その上,平素から何となく気になっていた「鎌倉検定3級」講座の受講を申し込んでいたので,5月31日と,出発当日の6月7日の両日,朝から夕方まで,大船駅近くの鎌倉女子大キャンパスに通った.そして,講習会を受講したその日の夕方,大船駅からリムジンバスで羽田空港に向かう羽目になった.

 出発日が近付いても,一向に旅の準備を始める気にならない.
 これまでは,海外の夏の雪山ばかりを目指していたが,今回は標高も4000メートルを少し越えるだけ.それにアイゼンやピッケルを用意する必要もない.そんなこともあって,まともに出掛ける準備をし始めたのは,出発の前々日になってからであった.


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      さて,ここで時間を出発前まで戻すことにしよう


出発2日前 2009年6月5日(金)

 私は漸く重い腰を持ち上げて,出発準備に取りかかる.
 あまり費用は掛けたくないので,必要最小限の買い物だけをするために,鎌倉中央公園を抜けて,ブラブラと大船まで出掛ける.そして,文房具店で,ゴム・プラスティック用瞬間接着剤,小さなノート,ボールペン数本を購入する.つづいて,某100円ショップを訪れて,昆布出汁醤油1ボトル,潮センベイなど菓子類3種類,それぞれ100円也を購入する.10日余りの海外旅行ならば,この程度の嗜好品があれば十分だろうと思っている.
 帰宅後,旅行社から送られてきた注意書きにチェックを入れながら,携行品の品揃えを進める。
 まずはザック.容量35リットルの登山用ザックを持参することにする.これは機内持ち込み荷物用を兼ねている.次いでトランク.私はモンベル製容量80リットルのキャスター付きのバッグを利用することにする.これは,ピッケルやストックをきちんと収納できて,しかも軽量なので,お値打ち物だと思っている。さらに,ポーター(あるいはロバや馬かもしれない)に持って貰うタッフルバッグを用意する。
 これで,入れ物の準備は完了する.
 ついで,防水袋を大,中,小,それぞれ数枚ずつ準備する.スーパーのレジ袋で代用することもできるが,レジ袋は触るとゴソゴソと音が出るので,特に海外ツアーの場合は御法度だと聞かされている.私は,この忠告を真剣に受け止め,必ずゴアテックスの防水袋を使うようにしている.

 さて,次いで中に入れる用品である.私は,旅行中のことをいろいろ想定しながら,以下のような品物を準備した.

  ※左側:80リットルのキャスター付バッグ
   右上:スタッフバッグ(ロバで運んで貰う品物を入れる)
      必要になるまで,キャスター付きバッグの中に収納しておく.
   右下:35リットルのリュックサック(機内持ち込み;登山・散策に使用)


【携行品リスト】

 ※今回はロバがアタックキャンプまで荷物を運んでくれるので,何時もの
  山行のときに比較して,下着類が1組余計に持参する予定.
 ※今回はアイゼン,ピッケルは使用しない.従って,重登山靴や厳冬期用
  のヤッケ,防寒具,手袋,ゴーグルなども要らないので,随分と荷物が
  すくない.

■各種書類等
 パスポート
 予備の顔写真        2枚
 パスポートのコピー     1〃
 
 保険証書
 現地の地図・説明資料    1組
    〃  コピー     1〃
■所持通過
 円(現金)        若干額
 ドル(現金)        〃
 TCドル          〃
 ユーロ(現金)       〃
 クレジットカード     2種類 

■収納品
 キャスター付80lバッグ    1個
 35lリュックサック      1〃
 スタッフバッグ(大中小)  数枚
 ウエストポーチ       1個
 財布(現地通貨用)     1〃 
       
■登山用品
 ヘッドランプ        1式
   予備電球        1個
   予備電池        1〃
 雨具上下          1式
 スパッツ          1〃
 軽登山靴          1足
 手袋 夏用・冬用・予備 各 1〃
 シュラフ          1個
 帽子(夏用・冬用・予備) 各1組
 キャメルバッグ(3l用)   1個
■装備品
 コンパス          1個
 サングラス(予備を含む)  2個
 バンダナ          2枚
 手拭い           1本
 メガネ(予備)       1個
 テルモス(500ml)      1〃
 コップ           1〃
 予備時計          1〃
 ソーイングセット      1式 (耳かき,爪切も含む)
 マスク           数枚
 洗面用具          1式
 電気カミソリ        1個

■地図・文具
 地図・地形図        1式
 地図ケース         2枚
 ノート  B5       2冊
 ノート  A6       2〃
 色鉛筆           1揃
 ボールペン         数本
 デジカメ(予備機を含む)  2台
 SDカード(2MB)
          2枚
 スマートメディア      3〃
 乾電池           数本
 登山用ナイフ        1〃
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 
■下着類
 長袖シャツ         2枚
 半袖シャツ         2〃
 フリース          2〃
 靴下            2〃

■雑貨
 ソーイングセット      1組
 ちり紙           1巻
 石鹸            1個
 洗剤            数回分
 鍵             2組
■薬品類
 ダイヤモックス       数日分
 日焼け止め         1本
 日焼け止めリップスティック 1〃
 防虫剤           1〃
 瞬間接着剤         1〃 (ゴム・プラスチック用)
 吸い取り器         1個
■嗜好品
 醤油            1本
 インスタント味噌汁     数回分
 菓子類(3種類)      3袋

【装着品】

■装備

 リュック          1本
 夏用ズボン         1〃
 半袖シャツ         1枚
 下着下           1組
 靴下            1〃
 帽子            1個
■文具
 ノート A6        1冊
 ボールペン         1本         
 メガネ           1組
■携行品
 洗面用具
 パスポート
 各種現金
 TC
 鍵

 チェックリストを見ながら,これらの品物を,防水バッグに入れてから,キャスター付バッグとリュックに分けて入れる.この頃,液体の機内持ち込みが厳しくチェックされるので,防虫剤など極力液体でない物を準備する.
                              (つづく)
「モロッコ周遊記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/31b79faa79d02b8fe28dc5177880d2e4
「モロッコ周遊記」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f7add9a0ef22a7c661b5ba35a5dc823b
「モロッコ周遊記」の最初の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/31b79faa79d02b8fe28dc5177880d2e4
「モロッコ周遊記」の索引
(編集中)
 



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