中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉七福神をめぐるさわやかハイキング大会(2)

2007年05月21日 09時11分18秒 | 鎌倉あれこれ

            鎌倉七福神をめぐるさわやかハイキング大会(2)
                       (湘南モノレール)
               2007年5月19日(土)
曇後晴(つづき)


■日蓮袈裟懸け松からお山へ登る

 湘南モノレールのハイキングは,呆気なく終わってしまった。折角,散策を楽しんでいたのに,このまま帰るのでは,どうも腹の虫が治まらない。少々歩き足らない。そこで,気の向くまま,足の向くまま,惰性で,海岸の方へ歩き続ける。
 12時41分に,私達は史跡日蓮袈裟懸けの松跡に到着する。同行の1人が,
 「・・・どこに袈裟懸けの松があるの・・?」
と奇妙な質問をする。
 「もう何百年も前の話ですから,実際に日蓮が袈裟を懸けた松なんかありませんよ」
と誰かが答える。

            <日蓮袈裟懸けの松>

■七里ヶ浜のお山を縦走する
 袈裟懸けの松の手前から,右折して山に向かう道に入る。狭い道はやがて長い階段道に変わる。河岸段丘の急坂を登り続けて5分ほどで住宅地を抜ける。ここからいよいよ鎌倉最南端の七里ヶ浜断崖を抜ける山道が始まる。
 最初にジグザグの急坂を登り詰める。すると道路は七里ヶ浜沿いの段丘の頂上を走る尾根道になる。多少のアップダウンはあるものの,ほぼ水平な尾根道を西北西に何処までも歩き続ける。やがて,月影地蔵と七里ヶ浜住宅地を結ぶ山道と交差する。私が先頭を歩いているトドさんに,
 「トドさぁ~ん,・・・ここから先は好きな道を歩いてくださぁ~い・・!」
と声を掛ける。トドさんは一瞬戸惑ったが,下山せずに,そのまま尾根道を歩き続けることにする。
 やがて登山道が終わって,鎌倉山住宅地の片隅に出る。この辺りからの逗子,葉山方面の眺望が大変素晴らしい。

         鎌倉山東端から材木座・逗子方面を望む>

■鎌倉山住宅地を抜ける
 この辺りから鎌倉山の高級住宅地に入る。「爆弾三勇士の碑」近くの三叉路を尾根沿いに進む。眺望が良い。進行方向左手には,遠くに江ノ島,近くに七里ヶ浜の住宅地が見下ろせる。私達は,有名な「雷亭」がある鎌倉山バス通りから1本中に入った静かな桜並木の道路を歩いている。しばらく進むと,進行方向右手に鎌倉山神社が見えてくる。小さなお社が,緑陰の中に鎮座している。
 「お参りしてきたら・・・」
と私が皆様にお勧めするが,鬱蒼とした木立の中の石段を登るのが薄気味悪いと言って尻込みをする。


            <鎌倉山神社>

 やがて,道路の両側に素晴らしい住宅が並びはじめる。住宅の間の谷間に,誰が植えたのか分からないが,見事な花が沢山咲いている。花のことがまるで分からない私には,花の名前は分からないが白いフワフワとした綺麗な花が咲いている。そして,その咲の茂みの中では,うす紫色の小さな花が沢山咲いている。




             <鎌倉山住宅地の片隅で見かけた花>

 やがて,この道路は,広町緑地の東側に突き当たって終わりになる。この突き当たりから階段を下ると七里ヶ浜住宅地である。また,突き当たりにある木製の小さな階段を登ると広町緑地に入ることができる。ここが広町緑地の鎌倉山入口である。これまで長時間歩いているので,広町緑地のどこかで小休止しようと思う。
 緑地に入ると,すぐに緑陰が広がっている。まだ蚊やハチなどは出ていない。樹間を吹き抜ける風が爽やかである。小高い広場に腰を下ろして,2回目の昼食を摂る。

■広町緑地を散策
 昼食後,広町緑地の中を暫く散策しようと思う。まずは桜の大木を見物してから,どこへ行くかを決める積もりで丘を下る。ところが道路が崩落しているので通行禁止になっている。仕方なく,今来た道を少し戻り,うさぎ山を周回して,竹ヶ谷湿地を下る。小さな小川に架かる橋を2本渡ってから,急な崖を登り尾根を越えて,モンタナ幼稚園脇に出ようかと思ったが,緑地の整備が進んで,どうやらこの崖は通行禁止になっている。

               <広町緑地>

 私達は,竹ヶ谷湿地に隣接する「ウルシ林」の脇を通り抜けて,「御所谷入口」から新鎌倉山住宅地へ出る。

■龍口明神社を詣でる
 住宅地に出た途端にアスファルト道路の照り返しで暑くなる。住宅地内の道路を西北西に暫くの間歩く。やや大きな交差点を右折して坂道を登る。すると直ぐにまた交差点に出る。この交差点を再び右折して,ほんの少し坂道を登ると,龍口明神社に到着する(14時45分)。

             <龍口明神社>

 龍口明神社の広い境内に入る。参拝者は,私達4人以外に誰も居ない。境内の入口に建っている説明文によると,この神社は腰越の鎮守で,祭神は玉依姫命らしい。勿論,浅学のflower-hillには,この玉依姫命がどのような神様かは分からない。創建が552年というから随分古い神社である。江ノ島弁財天の霊感に降伏した五頭龍を祀ったのが始まりだという。

■ガストでお茶,そして解散
 龍口明神社を参拝した後,神社の裏手の空き地で暫く休憩する。
 14時55分に,龍口明神社を出発する。住宅地内の広い道を,道なりに下って,15時06分に湘南モノレール西鎌倉駅に到着する。ここで解散する筈だったが,近くの「ガスト」で軽くお茶をすることになる。
 腰越大船線道路を200メートルほど南下したところにある「ガスト」に入る(15時11分)。店内は空いている。ドリンクバーで,冷たいカルピスなどを味わいながら,四方山話に花を咲かせる。
 湘南モノレール西鎌倉駅で解散(16時30分頃)。

            <湘南モノレール西鎌倉駅>

[ラップタイム]

 9:15  湘南町屋駅歩き出し
  ↓
 9:30  鎌倉中央公園
  ↓
10:30  浄智寺
  ↓
11:15  本覚寺(昼食)
  ↓
11:59  長谷観音
  ↓
12:25  江ノ電極楽寺駅着
-------------------------------------------
12:35  江ノ電極楽寺駅発
  ↓
12:41  日蓮袈裟懸け松
  ↓
13:30  広町緑地
  ↓
14:45  龍口明神社
  ↓
15:11  西鎌倉「ガスト」
       ※喫茶後解散

■水平歩行距離
 七福神ハイキング   約 9km
 七里ヶ浜・広町    約 4km
     合 計    約13km
■登攀下降高度     軽微
                   (おわり)



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