<ポコ・ア・ポコの案内板>
※入口には,鉄格子の扉が付いている.その扉の横に小さくポコ・
ア・ポコと書いた小さな表札が付いている.
来訪者は,インターホンを押して,扉を開けて貰い,
店内に入る.この案内板は店内にあるもの.
ペルー周遊記(6):第1日目:リマへ向かう(2)
2008年7月1日(火) つづき
<リマ国際空港へ>
■アトランタ空港を離陸
デルタ航空の旅客機で成田を出発した私達は,アメリカのアトランタ空港でトランシットして,アトランタ17時15分発デルタ航空リマ行の飛行機に乗り継ぐ予定である.アトランタ空港内の地下鉄に乗り換えて,搭乗口のあるコンコースTへ移動する.
私達の搭乗口はT02である.T02の待合室には,もう沢山の乗客が待っている.ここまで来ると,見掛ける日本人の姿も,グッと少なくなるので,何となく心細くなる.
17時13分(アトランタ時間)に搭乗開始になる.どうやら,私達が搭乗するDL349便は,大分遅延しているようである.機内は満席である.ざわざわしていた機内も,暫くすると何となく静かになってくる.私の席は運悪く窓側である.これではトイレに行くのもままならないなと観念する.
寝不足のためか体がだるい.そのためか,いつの間にかうたた寝をしてしまう.暫く経って,ふと目が覚める.辺りは静まりかえっている.もう飛行機が空を飛んでいるのかと思ったら,まだ搭乗口に駐機したままである.
18時06分,漸く搭乗口を離れる.既に定刻より小一時間遅延している.飛行機は,ゆっくりと滑走路に向かうが,順番が来ないためか,なかなか飛び立たない.暫くの間,ジリジリと待っている.
18時20分,私達を乗せたDL349便は,漸く,アトランタ空港を離陸する.
■複雑な入国カード
19時12分,夕食のサービスが前の席の方から始まったようである.私達の席は,かなり後部なので,夕食が配られるまで,まだまだ時間が掛かりそうである. 19時21分,夕食前のドリンクサービスがある.私はコークを所望する.
続いて,ペルーへの入国カードが配布される.随分と,ややこしいフォーマットで,色々なことを沢山書き込まなければならない.
<複雑なペルーの入国カード:裏にも記入欄がある>
入国カードを記入している内に,飛行機が乱気流の中に入る.途端に,上下左右にガタガタと激しく揺れ出す.乱気流のために,夕食サービスは,一時,中断となる.私達,後部座席の乗客は,暫くの間,食事をしないまま,ボンヤリと乱気流を通り過ぎるのを待つしかない.
■またもや夕食
20時20分頃,乱気流も終わって,漸く夕食に有り付く.ビーフはもうなくなっていて,残っている食事はチキンだけ.
成田を出発してから,立て続けに,食事ばかりしているような気がするが,出された食事に,ついつい手が出てしまう.ここは我慢して食べなければ良いのにとは思うのだが,そこが我慢できない.
<デルタ航空の夕食:アトランタ・リマ間で提供される>
■リマ国際空港に到着
アトランタ時間で,21時12分に夕食を終える.
そろそろ,時計をリマの時間に合わせたい.キャビンアテンダントに現地時間を伺って,時計を1時間遅らせる.従って,今,リマの標準時では,20時12分ということになる.これからは,リマの時間で標記することにする.
キャビンアテンダントが飲み物を配っている.私は食後のコーヒーを戴く.残念ながら,肝心のコーヒーは温くて,香りも余りなく,美味しいとはいえない.
22時20分,機内アナウンスがある,
「・・・着陸体勢に入ります.シートベルトを締めてください・・・」
23時13分,私達の飛行機は約30分の遅延で,リマ国際空港に着陸した.大きな空港である.
23時22分,ディセンバーグ.
23時37分,入国審査.係員から,
「・・・カンコウ?・・・」
と,いきなり日本語で聞かれ,返ってドギマギする.
23時49分,何とか全員のバゲッジクレイムが完了する.途中,Iさんの荷物がなかなか出てこないので,ヤキモキする.
<真夜中のリマのホルベチャベス国際空港>
<ペンションカンツータへ到着>
■混雑するリマ空港
空港待合室に出る.途端に沢山に人々の中でモミクチャにされそうになる.タクシーやホテルの客引きが多いようである.日焼けしているのか真っ黒な顔をした沢山の群衆に囲まれる.途端に,かなりの緊張感を強いられる.
沢山の群衆の中で,アンデス・コフップ山荘の三井さんと西河トラベルのドライバーが,愛想良く,私達を出迎えてくれる.三井さんと顔を合わせ,とにかくホツとする. 人波をかき分けるようにして,三井さんの後を追う.そして,駐車場に停めてある専用車に転がり込むようにして乗車する.
<長旅の末,やっと送迎バスに乗車.やれやれ・・疲れた>
■ペンションカンツータ
12時24分,私達を乗せた専用車は,リマ国際空港から発車する.暗い街中を専用車は走る.多分,東南東の方向に走っているに違いない.リマは大きな街のようである.
12時36分に,今夜の宿泊地,ペンションカンツータに到着する.
ペンションカンツータは,早内夫妻が経営する土産屋「ポコ・ア・ポコ(Poco a Poco)」に併設されているペンションである.私達は,このペンションを拠点にして,観光やトレッキングを楽しむことになっている.私達一行は,ポコ・ア・ポコの3階の宿泊所を中心に,部屋の割り当てを受ける.幸いなことに私は1人1室の部屋を使わせて頂くことになる.
<暗い所で,ネコの親分が無愛想に私達を出迎える> <地ビールCARALで乾杯>
■まずはビールで乾杯
夜分にもかかわらず,オーナーの早内夫人が,私達を気さくに暖かく出迎えてくれる.
「まずは,ビール・・・」
ビールの銘柄は「CARAL」,地ビールである.下戸の私も,1口だけご相伴に預かる.口当たりの良いビールである.早内夫人が,
「私,夜更かしは平気ですよ・・・どうぞ気兼ねなくごゆっくり・・」
と言う.そして,
「その代わり,朝は,主人が,お相手します・・」
と言ってニッコリする.
入り口付近のロビーには,ネコ3匹,犬1匹が,勝手気ままに振る舞っている.
1時30分,それぞれの部屋に引き揚げる.
こうして,長い,長い,第1日目は終わった.
<ポコ・ア・ポコの早内夫人> <ペンションカンツータの1人部屋:簡素だが清潔>
※愛想良く私達を出迎える. ※近くに共同のシャワー,トイレ,洗面所がある.
各部屋にテレビがあり,NHKの国際番組が楽しめる.
(つづく)
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