中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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厚木・愛川の山;鳶尾山・八菅山縦走(3);八菅山と八菅神社

2019年12月28日 02時17分24秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                         <八菅神社社殿>

   厚木・愛川の山;鳶尾山・八菅山縦走(3);八菅山と八菅神社
               (ARENAオフミ)
         2019年12月21日(土) 曇・寒い一日
まえの記事
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/87e55958ead18bbcaa7c3a201632d4dd

<ルート地図>


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※現地案内板を撮影


<八菅神社に到着>


■八菅山の概要
 (
八菅神社境内の掲示板を撮影)
 この案内板の記事を読んで、丹沢山塊にある経ヶ岳の由来が始めて分かった。

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■民家の脇へ
 舗装された林道を下り続けて、11時58分、最初の民家が建っている場所を通過する。ここまで下ると山から里へ下山してしまった感が強くなる。なんだか良かったような、がっかりしたような曖昧な気分で、惰性に乗って集落の道を歩き続ける。

<最初の民家の脇を通過する>

■立派な鳥居
 12時丁度に八菅神社参道入口に到着する。
 立派な鳥居が立っている。予想以上に立派で大きな神社のようである。威風堂々の狛犬も印象的である。
 予想以上の壮大さに度肝を抜かれながら、畏まって大鳥居を潜って、境内に入る。
 後で案内図を見て、この鳥居の右隣に芭蕉の句碑があったのに気がつく。遅かりし由良之助。見落としたのが大変残念である。

<立派な鳥居を潜って境内へ>

<参道は急傾斜の長い石段>

■立ち並ぶ石仏・石塔

 参道右側にたくさんの石塔石仏が立ち並んでいる。これらそれぞれが一体何か、どんな由来を持っているかなど調べたらさぞかし面白かろうと思うが、私にはその根気も素養もないのが残念。一番右にまつられている立像は地蔵菩薩かな?

<立ち並ぶ石塔・石仏>

■立派な鐘楼
 石塔・石仏群と道を挟んで反対側に立派な鐘楼がある。
 鐘楼の柱に何やら説明文が取り付けられているが、滅多矢鱈に写真を撮っている私は、一行から遅れ気味なので、立ち止まって読んでいる余裕がない。
 写真に写っている案内文を拡大してみると、この梵鐘はもともと八菅神社別当だった光□(読めない)寺にあったもの。老朽化したために撞けなくなったので、ここに安置したというようなことが書いてある。


<案内文の拡大>

■巨木と竹林の参道
 参道を奥に向かって歩き進む。巨木と竹林に囲まれている。次第に神域らしい雰囲気が増してくる。植物のことはからっきし分からないが、自生する巨木はスダシイという木らしい。

<緩やかな上り傾斜の参道>

■急傾斜の長い石段
 大きな字で「郷社八菅神社」と刻字された石塔が立っている。その先にはかなり急傾斜で長い石段が続いている。この石段を見上げた瞬間に、思わず、
 「ウェ~…!」
と悲鳴とも溜息ともつなぬ声が出そうになる。多分200段、いや300段ほどもあるだろうか。これを登るのは大変である。
 階段の向かって左側に「車道・女坂」という案内杭が立っている。
 すかさず手許の25000分の1地形図を確かめる。確かにS字型の道路が記載されている。
 「私、女坂を登ります…」
と皆さんを誘う。
 結局、私と一緒に女坂を選んだのはお一人だけ。私、心の中で、
 ”急がば回れと言うじゃないか…!”
 いきなり物理ではないが、登るのに必要な体力は「(質量)m×g×(高さ)h」。つまり体重と標高差だけでどんな経路をたどっても必要な体力は同じ。つまり力んで短い距離を登るか、それとも力ますに長い距離を登るかの違いだけで、体力は同じ。ならば、ほぼ同じ時間に階段上に到着するだろうと予想する。

<急傾斜の石段は敬遠する>

■右眼池
 女坂、つまり車道を歩き始める。
 くねくねと曲がる上り坂をゆっくりペースで登り続ける。途中で同行の方が、
 「…この道、大丈夫でしょうか…?」
と不安そうに言う。
 私もここを訪れるのは初めての経験である。そう言われれば不安が増す。
 「だめだった、元のところに戻りましょう…」
と言いながら、もう一度25000分の1の地図を開いて確かめる。
 「大丈夫ですよ…もうすぐ社殿が見えるでしょう…」
 道が大きく右にカーブするところで、前方に社殿が見え出す。
 「あつ…あそこに建物が見えますよ…」
 このカーブの曲がり角に小さな池がある「右目池」である。”右の女眼池”か”右眼池”かよく分からないが、どうやら聖域のようである。
 とりあえず写真を撮っておく。

<右眼池>

<八菅神社拝殿に到着>

■拝殿に到着
 12時14分、女坂を登り切って拝殿前に到着する。予想通り急傾斜の石段を登ってきた皆さんとほぼ同じ時間に到着する。
 八菅神社の拝殿は、予想以上に立派で大きな建物である(冒頭の写真)。
 社殿の正面から写真を撮ったが、えらくブレまくっているので見難い。でも、いかに大きな建物かは判断できそうなので、敢えて投稿することにしよう。
 明治維新の頃まで、ここは山岳信仰の聖地だったようである。

<大きな建物の拝殿>(大きくブレていてで残念)

■経塚の跡
 社殿に向かって右側に経塚の跡がある。
 「経塚の跡」の案内杭の隣にある案内板の写真を撮る。


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■境内で昼食
 リーダーのNOさんが、
 「ここで昼食にしましょう…」
と提案する。
 経大の一角にある椅子とテーブルに陣取って、昼食をとることになる。
 私の昼食は、例によってコンビニおにぎり2個と、暖かい味噌汁。寒いときは暖かいものが何よりである。
 食後、皆さんから沢山の菓子類を頂戴する。

<寒いときは暖かいものに限る>
                                           (つづく)
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