花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

キク科の花(1)

2018-11-03 | 日記

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上図=キク科の「ジニア・リネアリス」、別名「ホソバヒャクニチソウ」(細葉百日草)

今日は、今が盛りのキク科の花々を載せてみました。

最初は、今月一杯愉しめる「ジニア・リネアリス」(ホソバヒャクニチソウ/細葉百日草)です。

<「ジニア・リネアリス」>

「ヒャクニチソウ/百日草」Zinnia elegans の仲間ですが、花も小さく、一重で清楚な感がする花です。

分岐した茎の頂きに3cm位の頭状花を咲かせます。

キク科の花の特徴の舌状花と筒状花からなります、葉は、細長い披針形で対生します。

名前の ”細葉” の由来です、亦、”リネアリス” は、ラテン語で<細長い線>を意味するとか

花色も白、黄、橙色と多彩です、グランドカバーには、最適です。

キク科、ジニア(ヒャクニチソウ)属、メキシコ原産、緋耐寒性一年草、学名 Zinnia augustifolia

別名「ホソバヒャクニチソウ」、「ジニア・アングスティフォリア

 
 

                                             花を拡大すると、可憐さが減少して値打ちが損なわれますが ・ ・ ・ 

 次は「シオン」(紫苑)です、此の花も清楚な感じのする花です。

<「シオン(紫苑)」>

「ノコンギク(野紺菊)」Aster ageratoides ssp.oralus に似た花ですが

草丈(2m位)は、大分「ノコンギク」より高いので容易に区別ができます。

花径3cm位の多数の花を散房状に咲かせます、筒状花は黄色で、舌状花は淡い紫色や青色の集合花です。

葉は、へら状で50cmのもなる大きなものです。

平安時代に中国から入ってきた由、中国名が「紫苑」なので、和名も音読みして「シオン」になった様です。

キク科、シオン属、耐寒性多年草、中国、モンゴル、朝鮮半島原産、学名 Aster tataricus 、英名 Tartarian aster

別名「オニノシコグサ」(鬼の醜草)、「十五夜草」、「オモイグサ」(思い草)「タタリアンアスター」

*「鬼の醜草」の名前は、万葉集に、「紫苑」は、枕草子や源氏物語に

亦、「思い草」は、今昔物語に出ているとのこと、古い時代から栽培、愛用されていたことが解ります。

「十五夜草」は、秋の中秋の名月の頃に咲くからとか


<各画像は、クリックで拡大表示します>