蝶型が、美しいマメ科の花々です。
「クズ」(葛)
秋の七草の一つ「クズ」(葛)の花が、盛りです。
直立した総状花序に、赤紫色のマメ科独特の蝶型の花を咲かせています。
蔓には、細かい毛が密生しています、果実は、豆果で、鞘の中に種子が入っています。
「クズ」の名前は、大和国(奈良県)、吉野の国柄(クズ)地方で、根から澱粉(葛粉)を
採って、都で売ったことが、名前「クズ」の由来とか
マメ科、クズ属、蔓性多年草、日本、東アジア原産、学名 Pueraria lobata
英名 Japanese arrowroot、kudzu
黄色い「タンキリマメ」(痰切豆)の花も咲いています、若い豆果もできて、晩秋、赤い鞘と漆黒の種子が視られます。
此の花もマメ科の特徴の蝶型、葉も互生して、三出複葉です。
”痰切り” とは、綺麗な命名ではないですが、花は、結構綺麗なので載せてみました。
痰切り豆の名前の由来は、種子を煎じて飲むと、痰を取り去る薬効が有るからとか
マメ科、蔓性多年草、日本、中国、朝鮮半島原産、学名 Rhynchosia volubilis
晩秋の頃に、赤い鞘の豆果と漆黒の種子が現れます。
最後は、「ハナセンナ」です。
散房花序を出して、黄色い五弁花を咲かせます、2本の湾曲した雄蘂が、目を引きます。
葉は、細長い楕円形、偶数羽状複葉で互生します。
尚、似た花を咲かせる「コバノセンナ」Cassia coluteoides は、葉が、丸形なので区別ができます。
マメ科、カッシア属、半耐寒性常緑低木、ブラジル、アルゼンチン原産、学名 Cassia corymbosa=Senna corymbosa
英名 Argentine senna、Buttercup bush、別名「カッシア・コリンボサ」、「アンデスの乙女」
アンデス地方で、此の乙女のような姿の花を多く視ることができるのでしょう。
カイゼル髭の様な2本の雄蘂が印象的です。
「コバノセンア」は、丸味の有る葉です。
マメ科特有の鞘の有る実です。
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。
№16
黄色い花が咲き、小さな小さな実が、着きました、縞模様は、未だのようです。