<花壇>2
初夏に咲く白色の花を挙げてみました、初夏の風を浴びる清々しい花達です。
今回は、「オオチョウジガマズミ」、「ピンポンギク」、「イベリア」、「ナニワイバラ」を選んでみました。
<「オオチョウジガマズミ」(大丁子莢蒾)>(上段左)
集散花序をだして、沢山花を着けます、花序を繋ぐ枝が放射状に数本伸びるので、花が球形に盛り上がります。
“チョウジ(丁子)” の名前は、花筒が長く、横から視ると、フトモモ科の、「チョウジノキ」(クローブ)英名 Clove の
開花前の蕾に似た形の<釘>、漢字で<丁子>に由来するとか
花は、筒状で果敢が5裂します、蕾の時は、紅色ですが、開花すると白色、亦は、淡いピンクです。
「ジンチョウゲ」に似た芳香が有ります。
「チョウジガマズミ」(丁子莢蒾)(Viburnum carlesii var.bitchiuense) と比較すると、葉が丸形で大きな花が密に着きます。
スイカズラ科、ガマズミ属、落葉低木、日本(中国、四国、九州)、朝鮮半島 原産、分布
(Viburnum carlesii var.carlesii )、別名「ビブラナム・カレーシー」
他の画像は、gif にしました。
<「ピンポンギク」>(疑問符)(集合画像の上段右)
「スプレーギク」の品種に、此の様な球形の「菊」を視た気がしたので、NETで調べると、似た画像に
「ボンボンギク」(Pompom mum) の名前が付いていました。
“ボンボン” より “ピンポン” の方が似ているような気がすると思い、他を調べると
ボンボンギク(ピンポンギク)と表示する記事も有りました、「ボンボンギク」と「ピンポンギク」は、同じなんだと
納得していると、今度は、別の記述が載っていて、「ポンポンギク」と「ピンポンギク」は
別種で、「ピンポンギク」は、オランダで開発した「ボンボンギク」に近い品種の “ボンボン咲き” の菊で、球形になり易く
下の方まで花弁を巻き込むので、ピンポン玉の様な球状になるとか、他方、「ポンポンギク」は、八重咲きの花弁が
短く、先端が丸くて匙型なので、完全な球体ではない違いが有る由 ・ ・ ・
イマイチ理解が出来てないので、画像だけ載せて、詳細は、宿題とします。
今回は、“球形咲きの「スプレーギク」” として退散します。
<「イベリス・センペルビレンス」 (キャンディータフト)>(集合画像下段左)
花径が1CMと小さい花が集まって、半球状になって咲く可愛らしい花です、甘い香りもします。
4枚の花弁のうち、大きな外側の花弁が2枚、内側が外側よりも小さい花弁が2枚、葉は、細長です。
這性で、花の色は、白、ピンク色が有ります。
「エベリス」は、種類が多いようで、「イベリス・センペルビレンス」の他によく知られている品種は
白い花の一年草「イベリス・アマラ」、赤、桃、紫色の一年草「イベリス・ウンベラタ」(I.nmbellata)等が有りました。
皆、英名の Candytuft (砂糖菓子) の様に可愛らしい花です。
アブラナ科、イベリス属、一年(多年草)、西アジア、ヨーロッパ、地中海沿岸原産、学名 Iberis sempervirens
英名 Evergreen candytuft、別名 「トキワナズナ」(常盤薺)、「イベリス・センペルビレンス」
英名の「キャンディータフト」は、最初は、「イベリス・アマラ」に付けた名前でしたが
今は、「イベリス」全体を別名の此の名前で呼んでいるとのこと
<「ナニワイバラ」>(集合画像下段右)
最後に「ナニワイバラ」(難波茨、浪花茨)です、早咲きで、一般の「バラ」に先駆けて咲き始めました。
原始系とのこと、純白の一重咲き、野生美が有って、清楚な花です。
中国の野生原産で、大阪(難波)に入り、今では、大阪から広まり、関西地方、九州、中国地方に分布してるとのこと
花径8CM位の花と供に、葉は、三出複葉で濃緑色の輝葉、金色に輝く長い雄蕊も愛でます。
バラ科、バラ属、耐寒性蔓性木本、中国原産、学名 Rosa laevigata
<全画像は、クリックで拡大表示します>
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
<下図をクリックして御覧下さい>