AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

コンディションが良いうちに

2024-09-04 02:57:10 | ドラム

現在、スタジオ練習用として使用しているスネアの音を一先ず記録用として動画で録っておいたので、ここでも晒しておく。

【記録用】スネアの音 2024.9.3 (youtube.com)

前回同様に録っていたSAKAEのスネアと改めて比較してみると、タイトというよりは、マットな響きだなと感じるね。
ASPRとEVANSという、ヘッドの種類もそうだろうが、やはりスネア本体そのものが違いの差となっているんだろうな。

まァ、両方とも好きな音に仕上がっているのは間違いない。

 


使うならホントに馴れが必要

2024-07-30 23:38:38 | ドラム

以前に、自分の使っているスティックが廃盤になったって事を書いていたと思う。
TAMAのO2155-Bというモデルである。

今後メインで使っていくとなると、その愛用していたモデルの一つ下のサイズのスティックとなる事をゆくゆくは決め込んでいるワケなのだが、それでもやっぱり「重量級スティックを振る」という感覚を捨てたくないのが実情。

それで、現在構想しているのは、練習の場ではメインとなるスティック以外のものを使えるようにしていこうかと。

候補の一つはPROMARKの2B。
このスティックはここ1~2年間で時々利用していて、太さが16mmで406mmの長さと、チップ形状がティアドロップ型であるもののその重量感によってチップ音も明確で、振りとしても扱いやすいというのが判ったため、ナチュラル仕上げとレギュラーラッカー仕上げを気分によって共に使っている。

このサイズに相当するものであれば実はTAMAでも出ているんだが、同じメーカーの中でそーいった使い分けをしたくなかったんで、だったらPROMARKかな、と。

そして、もう一つ候補が。
YAMAHAのO-170Eというモデルである。

YAMAHAも、現在までちゃんとメーカー純正のスティックを発売している。
まァ正直なところ、PearlやTAMAと比べると、種類が豊富というほどでもなく、下手したら名前が知られているのはジュニアスティック程度になってる可能性もある。

そんな中で、YAMAHAもオーク材のスティックを扱っており、ここの所に関しては「オークといえばYAMAHA」という自負も込められているかとは思える。

で、
O-170Eはそのオーク材を用いたスティックで、太さ17mmの長さ410mmと、かなりの重量級モデルとなり、YAMAHAのオークスティックの中では最重量。
チップはやや小ぶりなボール型。
このサイズになると、マーチング系スティックとして使うにも差し支えないと思う。

既に使用してみた後の写真であれだが、左がTAMAのO2155-B。グリップ部を見比べてみれば、明らかに太さが違うのが判る。

前々から気にはなっていたんだが、Pearlの2S、3Sといったモデルを使ってみた際、ここまでのサイズになると演奏への負担が相当にかかり、本気で使っていこうとは考えてなかったが、とても使いこなせそうになかったと感じてしまい、コイツもその一角なんだろうな、と敬遠していた。

ただ、実際に使用してみると、思っていたほどに扱い辛さはなく、デザインとしてはO2155-Bをそのまま太くした感じであるのが影響していると思える。
長さはあるが、410mmなら扱うには許容範囲である。

やはり材の影響もあって、ヒッコリー材で太さ16mmのPROMARKの2Bと比べても、ちょっと振り下ろしただけでも低域をしっかり含んだ、重量感のある鳴りをドラムから引き出せる。
ただ、物理的な重量により、バウンドを上手く利用する叩き方を心がけないと、ストロークの速い演奏では粒がぼやけてしまう。
フィンガーコントロールを利用するブラストビートになると、単純にこの重量を扱えるだけの筋力を培わなければいけないのが課題となるが、そこはまァここまでのサイズになれば必然と言える。

ちょっと予想外であったが、練習用として使っていく上では、いけそうなんじゃないかと思った。
が、ここでもう一つ課題となるのが、握った際の抵抗値を上げる事かな。

このO-170E、というか、YAMAHAのオーク材のスティックは、TAMAと比べるとラッカーがやや厚く施され、グリップ力が自ずとかかる。

慣れないサイズなのに、扱えそうだと調子に乗っていつもの様な演奏をしたためか、左手の人差し指の付け根の皮がめくれあがってしまった(苦笑)。
結局、この日の練習は少し前倒しして終える事にした。

まァもう一つ懸念するとしたら、このサイズに慣れてしまうと、それこそ今後メインで使うべきスティックが軽くなり、鳴り方に満足できなくなるかもしれないって事か。

じゃあそうしたらYAMAHA使っていけば良いじゃねーか、という風に思われるだろうが、そこも天邪鬼でね。使っているものを何でもかんでもYAMAHAばかりにしたくないんだよな。
ここに関しちゃ、これまで使ってきたTAMAを裏切りたくないというのもあるんだよね。
デザインも現行になってから、より洗練されたカラーになったので、テメェの使うスティックとしての象徴にもしている。

とりあえず、現状スタジオ内では3メーカーのスティックを運用していこうと思う。
ここにきてまさかYAMAHAを使う時がくるとは思わなかったが、使うなら本気で慣れさせようとは思う。


相性確認は必要

2024-07-07 01:23:24 | ドラム

このクソ暑い状況下でも、スタジオには向かう必要はある。

以前に紹介した、YAMAHAのハイハットスタンドHHS9Dを、FP9と組み合わせてスタジオ練習に入ってみた。

暦の上では昨日は休日であったんで、バンド練習前に個人練習に入る時間も空いていた為、バンド練習でぶつける前にある程度相性の適合度合いを確認してみた。

ドラマー側から見るとこんな感じ。
やっぱりこの鏡面仕上げのフットボードとブルーカラーのパーツの見栄えはカッコイイ。
足下だけは高級感漂う(笑)。

ハイハットに関しては、前回試した時同様、フットボードのコンディションはデフォルトの状態で使用。
フットペダルはそれなりに状態をカスタマイズしているが、ボードの角度に於いては共に同じくらいの角度だったので、変更する必要がなかった。
そーいえばこの間書き忘れていたが、HHS9Dは、ダイレクトシャフトの真上にボルトが取り付けられている箇所があるんだが、そこでフットボードの角度を調節する事が可能となっている。

フットボードのテンションは一番低い、つまり弱い状態。
オレは現在、YAMAHAのHS1100というハイハットスタンドをメインとして使っているが、そのスタンドにしてもテンションは弱い状態。
ハイハットの動きに関しては、オープン/クローズの反応が良いに越したことはない。テンションを強くするとその分踏み込みを強くしなければいけない為、個人的には有効な手段とは思えないし、その負担が結局ハイハットスタンドに対してダメージに繋がると思うんだよね。
勿論、好みは人それぞれだし、メーカー側だってそんな機能をつける分、耐久性を想定しているワケだろうからね。オレはそうだと思ってるだけ。

ま、実際やってみたところ、特に問題もなく練習に打ち込めた。
FP9に関しては時たまに使う状況であるんで、使えるコンディションにしているとはいえ、直ぐにその踏み込みを扱うにはやや脚の使い方を調節する必要がある。
ロングボードという点が影響してるってのがあるんでね。

流石に、ライヴで初運用するというのはやりたくない。
初お披露目という命題を掲げてライヴで失敗するというのは、時折起こる。
特にペダル類は身体馴染みをさせておかないと、これまでどおりの演奏に結び付ける事はできない。

機材に振り回されるという事は、大体にしてテメェの身体の使い方の理解度を介していなかったりする。
使うものの性能を理解しつつ、自身の身体をどう使うかという技量を並行して考慮していかないといけない。
特にハイスペックなモデルになるほど、ある意味主従関係はつけづらくなるモンなんだよな。

そこについても、好みの問題である。
自分にとって相応しいものっつっても、結局のところ機材との二人三脚になる事は避けられないっていうのを知っておくべきだね。
そこから、使いこなそうという意地があるかどうか。

自分がコレ、と思って手にしたものであるなら、そのくらいの意志は持っておかないとな。

まァ、もう一つ本心を言わせてもらえば、それなりの金額のモンだったりするんで、自分の中で納得のいく落とし込みをしたいっていうのも、あったりはする(笑)。


構想としてはアリと思う

2024-07-03 21:48:28 | ドラム

あんまり真剣に考えず、外観でいけそうかどうかと思い入手。

MEINLのMC-CYS8。所謂シンバルスタッカーで、シンバルの上に更にシンバルを増設可能とするパーツ。

メーカー規格としてはロングモデルとなり、エクステンドタイプのパーツに属するモデルと捉える事ができる。
オレはこれまでTAMAのシンバルスタッカーを使用してきており、あのメーカーでもショートとロングの2種類が存在しているのだが、ロングモデルはL字ロッドを組み込んだデザインで可動域を考慮したものとなっているが、どうにも不格好な印象で使ってみようという気になれなかった為、ストレートタイプのロングモデルであるこちらを試してみようと思った。

使う用途の構想としては、ライドシンバル側でのシンバル増設。
現状、そっち側ではチャイナを2枚、一つのシンバルスタンドで枝分け方式を用いてセッティングしている状態をとっているが、そのうちの一枚にスタックを利用して、エフェクトシンバルを増設いけるかという事をやってみようと思った次第。

流石にショートモデルを利用するには、中口径シンバルには無理のある距離となってしまうんで、実際に装着してみた時は、かなり使い勝手が良いと感じた。
懸念していたのは、基幹となっているスタンドにセットしているチャイナとの距離感だったが、その辺りはシンバルホルダーのモデルによる影響が大きくなりそうで、今回は特に難しさを感じなかった。

ま、
とは言っても、今回試した内容、これから常時やっていくワケでは決してない。
そもそもにして、チャイナを2枚セッティングするという事態も、正直通常に於いて必要なセッティングでもないんでね。

セッティングしたら、合計10枚セッティングという大台に到達するし、見た目としては左右でのバランスも何となくとれる感じがあってカッコイイとは思う(笑)。

仮に装着するとしたら、パッと思い浮かぶのは、PAISTEのPSTX DJ’s45 Crashかね。
やっぱり通常のスプラッシュではなく、穴空き系のあの鳴りが加わる方が、アクセントに彩が出る感じだし、サイズとして12インチと手ごろ。

・・・どうかね。
視野に入れても良いとは思うケド。


やっぱり本数の問題か

2024-02-14 20:36:07 | ドラム

最近になって、スタジオでの練習用で使っているスネアの鳴りにいい加減変化をつけたくなった。

今のところ、打面側のヘッドを純正から2度ほど変えているんだが、いかんせんそれだけの鳴りに対して満足がいかなくなってきたんで、いよいよもって裏側を変えようと決意。

まァ、対象のスネアはコイツ。

SAKAE Heritage OsakaのMaple 14x6.5。
以前に、コイツの打面ヘッドはさっさと純正からEVANSのUV2に交換をしたが、その後に単純な耐久性を追加したいからと思い、コレに交換。


EVANSのHeavy Weight Dry。
ぶっちゃけ、先のUV2と何が違うかというと、単にUV2にセンタードット装着して、メーカー特有のドライ仕様にしたってだけ。

勿論、ドットの分だけ耐久性というか、音落ちは中々しなくなる上に、ドライ仕様の性質上、音抜けは一気に上がる。
但し、その音抜けってのは専ら高域に於けるもので、太い中域を求めるのであれば、このヘッドではない他のドライ仕様を選んだ方が良い。

強度がある分だけ、鳴りが硬質になるが、テンションのかけ方次第では、嫌味なカンカンが目立つ響きになるだけである。

言ってしまえば、このスネアに関してはその状態がこれまで続いていた。
オレはテンションを最大まで上げて叩く為、装着から暫くは、響きがまとまっていない感が目立っていた。

4、5回ほど練習で使ってきてからヘッドとシェルとの馴染みが出始めてきたが、それでもやっぱり詰まっている感覚は残っていた。
そしてこの音にも飽きが来ていた(笑)。

って事で裏側を変更。

EVEANSのスネアサイド。300milの標準的な厚さのもの。
メタルシェルのスネアなら、一番厚めの500milタイプを装着するところだが、ウッドシェルに関してはそもそものシェルの内側の厚みがメタルシェルよりもどうあってもぶ厚いので、必然的に中~中低域でのコシのある響きって加わるんだよね。
なので、コレに関しては標準の厚さでやった方が、音通りの融通は利きやすい。

そして今回の肝となるスナッピー。
コイツはPURESOUNDのS1430という、所謂30本タイプ。

現状、オレはテメェで所持しているスネアは24本以上(或いは、その本数の幅に相当するモデルのスナッピー)を装着するようにしている。
20本タイプと比べても、音に対してまとまりが出るので、狙っていた様な音が聴こえてくれる。

30本タイプはその中でも一番頼れる本数のスナッピー。
スネアの音がクリアになる感じなんだよね、オレの感覚としちゃ。
ワイアー本数が増えれば、スネアサイドに密着する面積が大きくなる分、必然的にスネアサウンドにミュートをかける(言い方換えれば、サスティーンを程よく除去する)事に繋がるワケだが、42本ほどのあからさまな効果に到達しない分、そのスネアのコンディションを上手く引き出している感じになると思っている。

換えてみたらやっぱ全然違ったよ。
SAKAEの純正スナッピーも、作りは実際とても丁寧でしっかりした品質。
実際のところ、PURESOUNDを参考にした作りになっていると思える。

であればこそ尚更。
20本と30本での違いってのが明確に表れた。

6.5インチのメイプル材という、明るさと硬質な太い鳴りの特性に、Heavy Weight Dryの高域を持ち上げた一音の明確な硬い響きを融合させた、「コン!」という鳴りが見事に表出。
詰まる様な感覚は除去され、真下にまで叩いた分の響きが貫通する気持ち良さが出る様になった。

スゲーと思った。
このSAKAEのスネアが。
既に同じ様なコンディションにしていたYAMAHAのAbusolute Hybrid Mapleでも、ここまでの鳴りになっていない。

勿論全編細部を考慮すれば、音の違いなんてのは出てきて当然なんだが、単純にコレが0.5インチの深さの差であるのか、一部違う材を組み込んだものによる影響なのか・・・?と考えてしまった。

何にせよ、これでまた練習に入った際のドラムが気持ち良く叩ける状況になった。
スネアの鳴りのお陰で、ドラムキット全体の鳴りもクリアになったんでな。

ま、こーいう事実を改めて目の当たりにすると、今メインで使っている一台は、もうそろそろ意地を張らないで、30本に交換するべき時なのかもね。