AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

最終人の感性次第

2023-07-22 00:25:24 | ドラム

またやらかした感はあるんだが(笑)、とりあえずここまで入手したという経過報告的に上げておこう。

PAISTEのRUDEシリーズ、14” Blast China。
この名称のチャイナはこのサイズのみで、RUDEとしても唯一の小口径チャイナである。

実はこの少し前に、前々から発注していたRUDEの19” Crash/Rideが届いて、一先ずのラインアップが揃ったんだよね。
ただ、個人的に若干微妙な気配を覚えていたのはNovo Chinaでね。2度ほど試してみた際には、何か思っていたほどの手ごたえをバンドで感じられなかった。

やっぱり、低域を含んだ強烈な歪みを伴う響きとなると、通常のチャイナの方が炸裂感は理に適っているのかなと、思ってしまったワケでね。
次スタジオ入って同様の感触でしかなかったら、チャイナを変更しようとも考えていた。

三度目の正直ですな(笑)。
その時バンドで入った時は、正に欲しい音量と響きで鳴ってくれた。
セッティングの問題とかやっぱ関係してるんだろうなァ、ホント判らん。

ただ、これでチャイナを変更の為に一枚入手するという選択肢はオレの中で無くなった。
せめて、あと一枚加えるなら・・・と思った瞬間、このBlast Chinaしか選択肢は無かったね。

現在のシンバルセッティング的に言えば、あと2枚ほどスプラッシュを加えれば、RUDEで統一出来る見栄えは作れる。

ただ、もう良い。
RUDE集めるのは何故だか気力が要る。
それに正直なところ、オレはRUDEを常用する事は無い。
魅力的な響き方をしてくれるのは理解できるが、それでも個人的に常時使用したいと思うものではない。

そういったものに対して、ここまでよく集めたと思う。
ほぼ執念だな(笑)。
ロンバード師匠のライドを中心に、RUDEで必要最低数のラインアップ集めてやろうと。

で、Blast Chinaであるが、
コレは14インチというサイズからも把握できるように、基本としてはサスティーンは短く、低音を絶妙に削った、中~高域での炸裂音を聴かせる。

元々ドライな響きの傾向にあるRUDEであるため、一音のレスポンスがかなり鋭くなる。
音量も過剰にならない事で、速いスティックワークでもついてきてくれるので、ブラストビートの様な演奏に於いては適度な過激さをリズムに加える事ができる。
正にそういった意味での、Blast China。

勿論、仕様用途は幾らだってあるワケなので、
ブラストビートを使用する様なエクストリームミュージックに限らず、鳴りの性質を考えればブラジル音楽でも充分に活用できると思う。

RUDEで固めたセッティングで、別にMEISTERでやってみても良い。
普通に使えるから。

最終、こーいうのは結局使う人の感性によるところが大きいんだからね。
「この音楽には~」とか「この機材との組み合わせじゃあ~」とか、まァそこも個人の嗜好が絡むからとやかく言うつもりは無い。
が、テメェで好きになった楽器なら、もっと向き合え。互いに年取ったモンだなァと思えるくらいに。

そうしたら、その楽器は、自分の音になってくれる。
少なくとも、ドラムの様なアナログな楽器であれば、オレはそう信じる。

現在メインで使用している900シリーズほどの出番はないにしても、RUDEも機会を狙って使っていくようにはしたいね。
そこに2002シリーズのスプラッシュ加えてみるとか、SLAYER知ってる人からしたら最高の組み合わせだよ(笑)。


思いがけず

2023-05-10 00:19:27 | ドラム

まァ、まだ先になるだろうなとか言っていたら、予定より早く揃ってしまった(笑)。

UFiPのBIONICシリーズ、16と18インチのクラッシュ。

一応、16インチに関してはかなり前から入手していた。
輸入販売元ではUFiPの在庫状況が思わしくないのは知っていたんで、18インチが手元に来るのは当面先だろうと予測していたんだが、思っていた以上にかなり早い時期に入荷してきたんで、予期せぬ出費となった(苦笑)。

ま、そうは言っても、こーいうブリリアントフィニッシュ系のクラッシュは必然とテンションが上がる。
いつまでこの状態が保てるかは判らないが、シンバルの輝きというのは魅力に感じるんだよな。

勿論、その外観が自分の好きな音として反映されるかは別問題である。
長年叩き込まれて見た目麗しくないシンバルが、実のところスゲー良い音に聴こえるなんてのも、よくあったりする。

お気に入りの見た目では音通りが上手く行かない。ではどうにかしよう、っていうカスタマイズが通用しないのもシンバルだから、選択に悩むところでもある。
オレはその辺あんまり気にした事ないが(笑)。

さて、
このBIONICシリーズだが、以前からちょこちょこと上げているが、実はこのシリーズに関しては、クラッシュってサイズ選択のみとなっており、重さ(厚さ)は選択できない。
選択できるのはライドのみとなっていて(Medium、Heavyのどちらか)、ハイハットもサイズ選択のみ(コイツはExtra Heavy一択と考えて良い)。

その中にあってクラッシュは、HeavyというよりはMedium Heavyといった重量で考えられる。
実際、思っている程に重さはなく、他メーカーの所謂Rockモデルと比較すると、ちょっと軽いといった具合。
まァ、BIONCはハンドメイドシンバルであるので、完成した時の重量はその時で変化するだろうから、オレが今手にしているやつはもしかしたらそう感じる重量のものだった、という可能性もある(つっても、仕上がったシンバルに極端な重量の差が生じる様になるとは考えにくいが)。

以前からも書いている事だが、このBIONICは、中高域で粒子の粗い鳴りが特徴的で、その粗さで一まとまりを起こした響きが、絶妙なバランスとなって音通りを引き出している。

所謂ロックな、ガシャンとした響きとした音だが、総合的に落ち着いている様にも聴こえる。
特にライドはそこら辺が顕著で、Heavyモデルは気持ち良い鳴りを聴かせてくれる。

では今回のクラッシュはと言えば、
全体に見えるハンマリングが象徴している様に、音の広がりを与えるのと同時に、粒子の粗さを強調させる役割を持たせている。

特筆したいのは、その反応の良さ。
重量級シンバルにありがちな、低域主張の所為で音の返りが鈍く感じるという事がなく、叩いた瞬間に一気にシンバルの持つ響きが耳元に届く、といった具合。

ライヴで、マイクで拾ったブリリアントフィニッシュ系シンバルの音が、生で体感できるといった感触とも言え、個人的にはこの鳴り方は好み。
サスティーンはUFiPらしく、短め。切れ味の良さを優先とした仕様となっている。

人によってはこの響き方は編集された、淡泊な音と捉えるかもしれないが、ある意味ではメタル系向きにギアを入れたクラッシュだと言え、このちょっとした冷たい感じのある響きはそそられるものがあるんだよね。

暦の上では昨日、スタジオでライド以外を持ち込んでセットアップしてみたが(ライド含めると持ち運ぶ重量が凶悪になるので、今回は除外した:苦笑)、荒々しい感じに聴こえながらも一点では妙にまとまっていると思える感触が面白く、成程このシリーズは好きになる人は徹底的に好きになるなと思えたね。

あと一枚、16インチのチャイナを入手すれば一先ずテメェのセッティング分は勢ぞろいとなるので、この際だから早めにオーダーかけておこうかな。
この状況だと、PAISTEのRUDEシリーズよりも揃えるのは早そうだし(笑)。

 

・・・・・・とか思っていながら練習していたら、いきなりこんな事態に見舞われたワケでございまして。

現在、スタジオで練習用として使っているペダルのチェーンが、ボルトで接続している箇所からボキリと破損。
最初チェーンの何処がぶっ壊れたのか理解できんかった(苦笑)。

まァ、コレに関しては仕方が無い。
スタジオ練習用としてカスタムしてから10年以上、酷使してきた様なモンだからね。
あのコンディションでこれまでよく保ったモンだと、寧ろ思えた。

コレに関しちゃあ、実はスタジオで保管してもらっているもう一つのペダルのパーツで補填出来る事は解っていたんで、その場で処理。
ただ、その状況で使う気にはなれなくなってしまったんで、そのもう一つのペダルを引っ張り出して残りの練習時間は凌いだ。

YAMAHAペダルの上位機種のチェインドライヴは、そーいう意味では応急処置に有利だな。
場合によっては、チェインからベルトに変換が出来るので、もしもの事態に備えておけるのは強みになる。

ただ、
やはり別で用意をしておいた方が良いなと感じたのも事実。

ここのパーツも、2個ぐらいは予備で持っていた方が良いかな。
今後こーいう事起こるとも思えないが、自分の中で安心感をもたせておきたい。


何でもない練習の一コマ

2023-04-19 13:31:25 | ドラム

最近上げてなかったんで、久しぶりに晒してみようかと思って録画(笑)。

 

【見るも聴くもつらし】ゆる~くビート(takesi)チェック【スタジオ練習】 - YouTube

まァいつもスタジオ入ってやってる事なんだケドね。
今回部屋のライトが位置的にぶつかってた所為だろうが、画面が妙に薄明るいんだよな。

まだまだ、このくらいは維持できるようにはしておきたいね。


ありそうで中々ない

2023-04-04 01:10:07 | ドラム

この数年の内で、考えを改めたシンバルってのが、16インチのチャイナである。

過去にシンバルのセッティングに於いて、18と14のチャイナを常備していた。
これまではスプラッシュとチャイナの配置は仕分けされていて、ハイハット側にスプラッシュ、ライド側にチャイナという形をとっていた。

ただ、16インチを導入するにあたって、18と16の組み合わせをライド側、14チャイナをスプラッシュのあるハイハット側に組み込む形をとるようになった(こちらは増加させたのではなく、1番小さいサイズのスプラッシュを撤去)。

まァ当然環境によってはその組み合わせで行う事ができない場合もある(というか、実際16インチ一つ追加する事で持ち運ぶ重量がかなりヤバイ事になる)ので、シンバルのフルセッティングに関してはライヴでする事の方が多い。

そんな中で、シンバルメーカー、更にその中でのシリーズで取り揃えていくのも、実のところそう上手くいかなかったりする。

チャイナで16インチというサイズ自体が、そのシリーズで出ていないなんて事がよくある。

例を挙げると、MEINLのClassics Customでは、一部以外は純粋な16インチチャイナは存在していない。
ココ最近でラインアップを固めているDualには、Trash Chinaという穴空きモデルのみがサイズとして存在している(もっと言うと、この辺りのシリーズは14インチのチャイナが存在していない)。

チャイナの存在感としては、個人的には18インチと合わせて持っておきたいのは今は16インチという考えだ。

で、
そーいう流れで今回コイツを入手。

MEINLのClassics Custom 16 China。
このシリーズでの16インチとしては唯一純粋なチャイナとして出ているのがコレ。

元々このシリーズは好きで所有している割合が多いので、当然の様に18インチは所持している。
ただ、実際手にしてみると、サイズの割には重量があるなと感じた。
同シリーズのExtreme Metalのチャイナとほぼ同等の厚みを持っている様な気がする。

肝心の鳴りはと言うと、
やはりこのサイズならでは、高域を主張する傾向が強くなり、サスティーンもより短くなっている。
Classics Custom特有の、明るく大粒な響きが伴い、瞬発的なアクセントとしては、18インチより当然ながら使い勝手が良い。

個人的には、その鳴り方から、ブラストビートに於ける刻みとして有効に使えると感じた。
ショートサスティーンによる炸裂感が、ドラマー側としては心地よく聴こえる。

今回、いつも愛用しているPAISTEのALPHA群に混ぜて使用してみたが、軒並みRockモデル仕様の中にあっても音埋もれしなかったのは、やはりその重量感あってこそだったんだろうな。
あと、全体の鳴りに於いて全く違和感なかったのは、ドイツで作られたもの同士だから、というところがあったんだろうかね。

このシリーズはやっぱり強いな。
MEINLで16インチのチャイナがあるってのは、心強くもある。

まァこうなってくると、PAISTEの方でも16インチのチャイナを改めて調達したくなってくる。
少なくとも、900シリーズはあともう一枚持っておいても良いよなと思う。


木胴としては最後(にしたい)

2023-02-01 00:37:52 | ドラム

現在、主に利用しているスタジオは2つある。
まァ一方は個人、もう一方はバンド、っていう分かれ方している。

つーか、今やっているMEISTERがその一方のスタジオっていう感じだな。
そっちで利用しているスタジオでは、これまではペダルとシンバルを持ち込み、スネアはスタジオでレンタルをしていたんだが、いい加減テメェのスネアを使う様にした方が良いなと思っていた。

この数ヶ月で、スネアのパーツが破損してきているのが目立つ様になり、このままいくと、スタジオの機材を壊しかねんと思う様になってきた。
スタジオレンタルのスネアには、自分に見合ったものが一台あるんだが、80年代の古いスネアで、時代背景的に頑強に作られているのは知っているんだが、何せ今から軽く40年以上前の代物で、しかも不特定多数のドラマーが叩く環境。
今の調子で使っていけば、いずれ壊すだろうな・・・という気がしてきたので、最近は別のスネアをレンタルして使っていた。

それも限界。
ヘッドのテンションや耐久性とかを考えたら、最早レンタル物では見合わなくなってきた。
出来ない事はないが、結局どのスネアでも破損危機は免れないという考えが強まってきたんで、だったらテメェのスネアを用意できるようにしちまおう、と。

スタジオでの機材保管料金は発生するが、スネア一台程度なら安いものだし、今後もスタジオ使うって事考えたら、色々な面でメリットが出る。

て事で用意したスネアが、コレである。

SAKAE Heritage Osaka(以下SAKAE)のメイプルスネア。
14 x 6.5で、現在のSAKAEの象徴カラーとなる、ラズライト・ゴールド。

2年ほど前から、木胴でもう一台くらい、深胴のスネアでも持とうかなとは考えていた。
その時近い距離にTAMAのWalnat/Birchで、カラーも中々良いやつがあったんで、ゆくゆくはそのスネアでも入手しようかな・・・とは考えていたが、色々あってそのスネアは見えなくなってしまったんで、今回色々な事情が絡んでこのSAKAEが目の前に現れたんで、じゃあコイツ手に入れよう、と(笑)。

なんとも天邪鬼でね、今自分の手持ちのスネアを持ち込んで、っていう気持ちにはなれなくて、そのスタジオで使ってぶっ壊れてもいいや、っていうなら、新しく入手してしまおうって感じになってね。

ソレでコイツ選んだっていうのも、贅沢っちゃ贅沢だとは思ってるケドね(笑)。
SAKAEも漸く再始動したかと思えば、ウンコロに見舞われて思う様に動けない状態になっちまったので(現在、製造拠点は台湾だからね)、スネアやドラムキットを入手するにも日本国内で現在出回っている新品は数少ないだろうし、そう簡単に手にするにも安いとは言えないしね(スゲー高いというほどでもないが)。

まさかここに来てSAKAEを手元に置くことになるとは思わなかったよ。
人によっては「でも日本製じゃないでしょ?」って思う人も居るだろうね。

SAKAEも、以前は拠点が勿論日本国内であったし、かつてはYAMAHAの上位機種を手掛けていたというプライドもあったワケだから、日本製であるというのは大きな意味を持っていたと思う。

今のSAKAEは日本での製造ではないので、それだけでネームバリューを損なうと見られるのは、メーカーとしても避けたいところではあるだろうから、スネアにはちゃんと一台ずつ、製品認定証というのが付いている。
「SAKAEドラムとして、あなたの手元に渡るに相応しい品質として出しています」っていうね。
そこまでしたいっていう気持ちも、解る。

ま、オレからしたら、値段相応の品質、つまりしっかり使える代物っていうだけでも自分で判断できれば充分なんだよね。

とはいえ、そこまでして世に出された一台なので、スネアとしての鳴りは申し分なし。
今のSAKAEは、以前のSAKAEと比べるともう少しだけ太い鳴りを得られるように仕上げられている。
そーいった意味では、今回のサイズのスネアは、よりパワーを引き出せると考えても良い。

因みに、打面ヘッドは元々装着されていたものでは耐久性と響きが心もとないんで、EVANSのUV2に変更している。
最近、とりあえずスネアに装着しとくなら、っていうのでこのUV2選ぶ事が多いんだが、今のオレとしちゃ万能感が実に強いヘッドだと感じている。

メインで使用しているスネアはまた違ったヘッドにしているワケだが、鳴りと耐久面に於いての信頼性は現在高い位置にある。

他の変更は特にするつもりは無い。
何せ、スタジオでの練習用として使うにとどまるスネアだからね。
破損でもした時に、テメェの好きな仕様にしていくつもり。

にしても、
スネアで木胴のものに関しては、コレで最後にするつもり。

どんだけスネア抱えてるって話なんだよな、実際(苦笑)。
なので、近いうちに、マジで使うことの無いと判断したスネア並びに他機材を、方々に譲ろうかとは計画中。

断捨離もやはり必要だ。